真・闇の会超破落戸的妄想第五作目 アニメ武装錬金レビュー
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平成18年 11月 08日
第六話  黒死の蝶
これまでの荒筋
『斗貴子の体に巣食った、
 ホムンクルスを排除する為には、解毒剤が必要だった。
 解毒剤を持つ蝶野の居場所に向かおうとする
 カズキであったが、深く傷つき、激しく消耗していた。
 斗貴子は、カズキに己の核鉄を託す。』


夜の坂道をランナウェイし、
蝶野の実家にゴーゴーするカズキです。
「あれか!蝶野の実家は!」
蝶野家は貿易商らしく、小憎たらしい程ゴージャスです。


「知らない?」
「あいつの行方等今更知る気も起こらん。
 あいつには、この蝶野家の家督を継がせる事を目的とし、
 ありとあらゆる英才教育を施した。
 そしてその甲斐あって、
 この家の礎を築いた曽々祖父に比肩すると、
 周囲から言われるまでに育て上がった。
 それが今や、高校を二回も留年し、
 今年で二十歳になる引き篭りのヒッキー馬鹿息子だ。」
どうやら蝶野はオヤジに勘当を食らったみたいです。


ん?オヤジの後ろにいるのは蝶野本人ではないか!!?
「蝶野ぉぉぉぉぉぉ!!!!」
と、蝶野をとっ捕まえようとしますが、
ボディーガード二人に止められます。


「次郎さんになんのまねだ?」
次郎?猿の次郎かよ?
「兄さんが行方不明とは、お笑いだな。」
蝶野が蝶野なら、このオヤジにしてこの弟かよ。


「あいつを見つけたら伝えておけ。
 蝶野の家督は次郎が継ぐ事に決まった。
 お前はもういらんとな。」
「貴方、蝶野のお父さんですよね、
 蝶野、病気で苦しんでましたよ。」
「それが如何した……
 目的が果たせないなら、只の役立たずだ!!」
目的を果たせない蝶野はイラネ、と 断言する
マキャベリストオヤジです。
恐らく、次郎が同じ事になってもイラネ、するでしょう。
それに比べたら、うちのオヤジなんて可愛いモンです。


場所は変わって寄宿舎です。
「はーい、もしもーし、あ、お兄ちゃん?
 ん、斗貴子さん?
 大丈ブイ!ナイチンゲールの誓いに掛けて!!
 看護婦まひろがちゃーんと面倒見てるから!」
まひろの看護婦姿と、志々雄コスプレ状態の斗貴子さんです。


「あの衣装自前?」
「もしかして只の制服好き?」
「ちなみに今は看護婦ではなく、看護士が正解。」
「もー!突っ込み禁止!注射するよ!」
と仲良しトリオとまひろの掛け合いでした。
ていうか、レフトの言葉狩りはいい加減に汁!


嗚呼、斗貴子さんの志々雄コスプレは一瞬で見納めです。
「蝶野が自宅に帰っていない?
 父親が嘘をついているとは考えられないか?」
「うん、それはない。
 俺が蝶野だったとしても、絶対帰らない。
 ここは蝶野の居場所じゃない。」
「蝶野が唯一頼れる場所、があればば、
 蝶野{ヤツ}の始まりの場所、きっと……。」
と、蝶野の居場所を推理して
一目散にダッシュするカズキですが、
そのカズキを見下ろす様に見ている次郎の姿が。


「後…三時間半…総入れ歯、昨日から何も食べていないな。
 ホムンクルスになったら何か食べよう……。
 やっぱり、カーニバル{食人}だろ。」
蔵の中で体育すわりをして
21号にブツブツ言っているヒッキー蝶野です。
しかし、そこには我らがカズキが!!
「蝶野ーーーーー!!!」
「お前は……武藤!!?」


ちょおおおおおのおおおおおおおおお!!!!
むとおおおおおおおおおおおおおおお!!!!
ドン!!!!
突然嫌な音がしました。一体何が起きたんだ!!
「どうしたカズキ!!!!」
携帯の向こうの斗貴子さんは何が起こっているかわかりません。
ああっ!!二人して頭から流血しているよ!!
流石深夜放送、こんなエグイ描写もクリアだぜ!!


「興奮して倒れた?だからいわん事じゃない!!」
逮捕する前から興奮死寸前でどーすんのよ!!
「見つけたよ斗貴子さん。
 斗貴子さんの名推理通り、
 蝶野の唯一の拠り所は、
 曾々爺さんの遺した錬金術の研究、
 その研究を発見した蔵こそが、
 蝶野に残された最後の避難場所。」


カズキが生きてるという事実に、
蝶野は鷲尾の敗北を悟ります。
鷲尾は最期まで蝶野の事を心配していた、
とカズキは伝えますが……
「それがどうした。
 目的を果たせないなら、只の役立たずだ…!」
と、マキャベリ父にしてマキャベリ息子です。


「解毒剤とホムンクルス本体をこっちに渡すんだ。」
「解毒剤はくれてやる。だが、こっちは駄目だ!
 これがなければ俺は直に病で死ぬ!」
もはや話しても聞く耳持ちません
こいつに届く言葉はもうナッシング。
本体をアボーンして解毒剤をゲットせよ!


最後に一つだけカズキの発言です。
「例えホムンクルスと人間、どちらに転んだにしても
 今のままだったら、死んでもずっと一人ぼっちだぞ。
 墓があっても、花も線香も無い。
 誰の記憶にも残らない。」
「それが如何したすっとこどっこい!
 死んだ後の事など関係ない!」
「お前が犠牲者に償うというなら……」
「それが……」


「それが如何した。
 そいつがどう死のうがお前には関係ない。」
あ、キサマは次男野郎!
ボディーガードに蝶野とカズキは羽交い絞めにされています。
「お前、偽善者だな?」
さすがはイカレ一族、性格まで歪んでいます。


「何の用だ次郎?」
「家督の件だけど、
 今度正式にぼくがゲットするよ。」
「家督?俺には如何でもいい事だ。」
「ぼくにとっては大切な事なんだよ!
 蝶野の家に生まれたのに、一年遅かっただけで
 後はいつも兄さんの予備扱いで後塵を拝して来た!
 普通の教育普通の学校普通の生活!
 名前だって曾々爺ちゃんに因んだ
 由緒有る爵の一文字をつけて貰えず
 到って普通、次男で次郎!
 攻爵攻爵攻爵、どいつもこいつも攻爵!
 何故兄さんを認めてこのぼくを認めねえんだ!
 ぼくは反省するオサルなんかじゃない!
 兄さんが発病するまでずっとぼくが地を這う芋虫だったんだ!
 わかっとんかこの
ジャギ野郎!!
 という訳で病気が治っちゃ困るのでこのビーカーを
 あぼーんする事に決定した。」


「なにをするだぁー!!やめろ馬鹿弟!!」
「だめだよーん。」
バリーン
あ、あっけなく壊れたよ。


「ウェーハッハッハッハ!!!!
 
ジャギ野郎なんか誰も必要としてねえんだよ!」
とばかりにルイージ次郎は
羽交い絞めにされた蝶野を抉り込む様に打つべし!
とことん歪んだ一族です。


「こ……来いカモーン!
 お前は俺の分身だ!誰よりも、何よりも生きたい筈だ!!
 今こそホム男に、華麗なるパピヨンに生まれ変わるんだ!!
 
俺は人間をやめるぞぉムトカズー!!
 
俺は人間を超越する!!
どうやら、蝶野は遠隔操作でホム本体をカムインさせるつもりです。
おおお!ホム本体は見事に蝶野の額にホールインワン!
なんか、北斗の拳の如く服が破けてます。パンツ一丁!


「ムトー、お前、これ以上犠牲者を出さないって言ってたよな。
 残念でしたー、ザマアカンカン。」
蝶野は生まれ変わった誕生日祝いとして、
弟の次郎から餌として自分の体をプレゼントさせました。


「悪魔の様に黒く、地獄の様に熱く、接吻の様に甘い……
 これが人間の味か」
なるへそ、人間の味はコーヒーの味がするのか。
次は黒服×2とカズキをイタダキマース!
という訳でCMです。




CM明けです。
          / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ∧_∧  <  これぞ完成型……
  ( `Д´ )   \____________
  ( ̄ ⊃`∀´⊃
  | | | ̄
  (__)_)


  ∧_∧     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 (=< `∀´>  <  パピ、ヨ〜〜〜〜〜ン!!
 (    )     \____________
 | | |
 (__)_)


「この変態が!!」
その通り、今や俺は完全変態を遂げた!
「撃て撃てーーーー!!」
変態オーラに恐れをなした黒服二人は
パピーを射撃の的にしますが……
意外と痛いけど、ちょっとカ・イ・カ・ン
お前はマゾの刃牙か!!


「バケモノだぁ!!」
黒服コンビが奥義・敵前大逆走をかましますが、
「違うね、バケモノじゃなきて蝶人だヨン!」
と、あっという間にご馳走に早変わり!


「奥義・敵前大逆走をするんだカズキ!
 ヒトとサルが全く違う様に、
 人間型と動物型では全く違う!」
人間型ホムンクルスになった蝶野は、
カズキでは手に負えません。
ていうか、肝心要の武装錬金が発動しない!!
why!!


「勝負あったな!(ギュ〜)
 ん?以外に燃費の悪い体だな。
 腹ごしらえにコンビニに行って来よう。」


蝶野邸に行った蝶野はボディーガーズに
次郎と間違われて島根県。
まあ、直後に腹に収まりますが。
「次郎か……ま、そっくりさんだし。」
『俺と次郎の見分けが付いたヤツは助けてやろう』
ゲームの始まりです。
まずは二人ゲームオーバーになりました。


ところは蔵の中です。
「カズキ!返事を汁!
 いますぐそこから敵前大逆走を汁!
 今のキミは、二つの核鉄の治癒効果で
 やっと動ける状態。
 後は後任の戦士に任せるんだ。」
「だけど、それじゃあ解毒剤がゲット出来ない。」
「もういいんだ!キミはもう十分やった!」
「斗貴子さん、まひろ達に代わって。」


まひろと仲良し三人組の男塾名物、合唱エールの始まりです。
「カズキー!!やっぱ助太刀いるか〜!!?
 OH!このリーゼントの真の力、見せてやるぜィ!!」
「ああ、見たいな。」
「なあ、カズキ君。枕の下にあった、
 『エッチでキレイなお姉さんマキシマム』
 ぼくが隠しておいたから、気を付けなよ。
 斗貴子さんやまひろちゃんに見つかったら大騒ぎだよ。」
「助かったよ、大浜。」
「取り合えずカズキ、帰りは裏から入って来い。
 お前最近寮監に目ェつけられているからへまするなよ。」
「ああ。イザとなったら大変頼む。」
「お兄ちゃん、斗貴子さんは大丈夫だから。
 任せて任せて。
 今みんなでウサちゃんリンゴを食べてるの。
 早く帰ってこないと無くなっちゃうわよ。」
「俺の分のバニーちゃん、取っといてくれよ。
 今すぐには帰れないからさ。
 大丈夫だ斗貴子さん。
 みんなの声を聞いて、本当に力が沸いてきた。
 解毒剤を手に入れて、必ず帰る
 信じて待ってて!
 それから斗貴子さんの力、ちょびっと借りるよ。」


ところは再び蝶野邸です。
黒服軍団はゲームをクリアできずに全滅、
オヤジもゲームをクリアできずに
蝶野の手刀に貫かれてご馳走になりました。
「そうだな、強いて言うなら、故・蝶野攻爵を偲ぶ会……
 なぁんだ、蝶野攻爵は今夜ではなく、
 とっくの昔に死んでいた訳だ……。
 ここからはパーティーの二次会……
 ホムンクルス・パピヨンの聖誕祭だ!!
 どうせこの蝶野攻爵を必要としなかった世界だ。
 全て燃やし尽くして焼き尽くしてやる!
 この凍て付く闇夜に相応しい篝火を焚こう!
 チョー特大の篝火バーベキューを!」


「そんな事は佐世保は長崎県!」
「絶望してろといったろ、この噛ませタコ!」
ちょおおおおおのおおおおおおおおお!!!!
なんじゃらホイ!
ダブル武装錬金!
おお!ダブルで武装錬金!これで攻撃力は二倍?


カズキのダブルランスVS蝶野の手刀の
ガチンコバトルです。
しかし今の満身創痍のカズキに
ダブルランスを使いこなせる体力が残っているのか?
それを指摘しているパピ野郎も
おかしくてへそで茶を沸かしています。


しかし、そのパピ公は
吐血してるぅーーー!!
斗貴子さんの説明によれば、
「章印が存在しない蝶野は、完成前のホムンクルスを使った
 不具合なホムンクルスであり、
 病気の体そのままで超人になってしまっていたので
 不老不死の体で、半永久的に病魔の苦痛に苦しみ続ける。
 大勢の人を犠牲にしてまで
 生き延びようとしたお前の報いだ、この変態。」
だそうです。


「だが、まだ手段は有る。お前を食って目の前の
 もう一つの命・核鉄をゲット!
 解毒剤の鍵はゴックリしちゃうよ。
 ホム女と化したトッキーをラブリー僕{しもべ}にして
 この世界をバーベキュー会場にしてやるもんね!」


再びカズキVSパピーのガチバトルです。
「これが
最後の一撃だぁあああああああ!
核鉄ゲットォォォォォォォ!!!!!!
やばいよ!カズキン押されているよ!
しかし、主役特権・火事場の馬鹿力が発動だぁ!!!!


カズキダブルロングランストレイン{仮}で
蝶野をバニシングストライクでリリスな壁バウンド状態、
ここからコンボの発生だ!


「そんなバナナ、不完全とはいえ、蝶人と化した漏れが
 ただの人間のおどれに……」
「ただの人間さ。だけど命懸けの戦いを潜り抜けてきて、
 ここに来たんだ!」


「で、強くなったお前は俺をあぼーんして如何する?
 ホム男化した俺は元に戻れないし
 人喰いも止められない、止まらない。
 増してやあの女の解毒剤の鍵はこのどてっ腹の中だ。
 スカトロに混じって出てくるのを待って
 変態スカトラー・松本梢江と同類になるか?
 さあ、お前は俺を如何する?」
「すまない、蝶野攻爵……!!」
「俺の……俺の名前……謝るなよ……
偽善者……!!


カズキの一撃が叩き込まれ、蝶野攻爵は消滅しました。
カズキは鍵をとろうとしますが……オイ、ここでダウンかよ!!
ぬ!?カズキに近づいてくる謎の全身白外套の男は一体何者だ!!?
敵か!?味方か!?


場所はどこかの山です。
陽光りに刺激され、カズキが目を覚ましますと、
朝ダー!!もしかして斗貴子さんはホム女に!!?
あ、斗貴子さんの膝枕だ。羨ましいぞコノー!


「知っているかカズキ。キミの武装錬金のエネルギーは、
 間近でよく見ると、太陽の光によく似ている山吹色なんだ。
 随分と遅くなったが、キミの武装錬金の名は
 『
サンライト・ハート』。
 有り難うカズキ、これで任務完了だ。」







次回予告

動き始めた謎の組織。

これが、人間型ホムンクルスの真の力……。

新たな戦いが始まる。

次回『
もし君が偽善と疑うのなら

臓物{ハラワタ}をブチ撒けろ!

キャスト(敬称略)

武藤カズキ 福山潤
津村斗貴子 柚木涼香
武藤まひろ 平野綾
岡倉英之 風間勇刀
六舛孝二 近藤孝行
大浜真史 園部好コ
蝶野攻爵 真殿光昭
蝶野子爵 関部啓一
安元洋貴
四宮豪
伊藤浩青
ナレーション 江原正史

第一部・ラスボスの蝶野を倒して
斗貴子さんのホム女かは防げました。

そして次は人間型ホムンクルスの集団が相手です。
謎の組織……これは謎だ。

あ……そう言えば次郎のキャスティングがねぇや。
ま、しょうがないか。次郎だし。


では、又来週!!


本陣へ撤退
本陣へ撤退
撤退
撤退