真・闇の会超破落戸的妄想第五作目 アニメ武装錬金レビュー
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平成18年 12月 13日
第 十一話  死が二人を別つまで
ところは過去の早坂家、
ヤンママ風の早坂母ちゃんと
幼稚園くらいの桜花・秋水がいます。


「共に生きる事を誓いますか?」
「はい!ちかいます!!」
「秋くんは?」
「ちかい……ます……。」
母ちゃんの問いに、桜花は元気よく答え、
反対に秋水は顔を赤らめながら
恥ずかしがりながら小声で答えました。
相も変わらず秋水は目が書かれていない
エロゲフェイスです。


「じゃあお母さんも誓います!
 二人じゃなくて三人一緒。」
と、早坂姉弟を小脇に抱きしめながら
母ちゃんは話しています。


『幼い時の遊びで一番覚えているのは、
 姉さんが好きだった、結婚式の真似事……。』



と、夜になったのでおねむの時間です。
母ちゃんと桜花秋水が川の字になって寝ています。
桜花は「まだやりたいー」と続きをねだりますが、
「はいはい、明日、朝起きたらね。」
と、続きは明日に、と嗜めます。


『〆は決まって母さんと一緒……
 誓いの言葉の意味なんて、よく理解らなかった……。
 ただ、姉さんと母さんが楽しそうだったから。
 死とか、生きるとか、本当によく理解らなかった。
 だからその朝、母さんに何が起きたのか、
 俺は何も理解らなかった。
 父親はいない、知らない、解らない。
 姉さんと、母さんと、俺。
 早坂家は、三人と、
 1DKのアパートだけが全てだった。』



「外は危ないから、出ちゃダメよ。」
「はーい。」
どうやら、早坂家では外出禁止令が発令されていて、
姉弟は外の世界を知らないそうです。
ていうか、まずいんでねの?


『母さんは朝早く仕事に出かけ、
 夜遅く帰ってくる。
 その間、姉さんと俺は言いつけをきちんと守って、
 部屋から一歩も出ずにすごす。』
 月日の経過と共に、競い合う様に俺達は大きくなっていったが、
 逆に母さんは、小さく細くなっていった。
 そしてある朝、母さんは動かなくなった。
 俺達は待った。だが、いつまでたっても
 母さんは起きる事は無かった。』



「お母さん朝だよ、起きて。」
母ちゃんの骸に話しかける桜花ですが。
死んでしまったんですよ、母ちゃん。
母親の死というものが理解出来ない様です。


『俺達は、母さんの言いつけを破り、
 外に出る事にした。』



「外へ!外へ出よう!!」
「でも、外はデンヂャラスだからダメダメって
 お母さんが……。」
外は土砂降りですが、
二人は初めての外出を試みます……。
桜花の手を取り、一目散にドアに向かって
駆け寄りますが……
外から南京錠だの鎖だの色々な
監禁道具で扉は雁字搦めに閉ざされていました。
なんちゅう親じゃい!!


『助けを呼んだ。声が届く様に、
 俺達は力の限り叫んだ。』



「あの部屋、ずっと騒がしくて、気味が悪くない?」
「よそ様の事には関わらない方が一番さね。」
「るせーぞガキンチョ!静かに汁!!」
しかし、こういったアパートの住人は
元々協調感とかが欠けた連中が多く、
誰も助けに来てはくれません。
外から監禁状態の二人は、しばらくは家にあった物で
飢えをしのいでいましたが、やがてそれも尽き、
餓死寸前の状態です。


『声は、何処にも届かなかった。
 いや、届かなかったんじゃない……。
 誰も耳を貸そうとしなかったんだ……!
 どれくらい経っただろう……
 俺達はその日、前触れも無く警察に保護される事になった。』



「いいえ、全く気がつきませんでした。」
「いつも静かだったんで、子供がいるとは露知らずで……。」
アパートの住人は中に子供がいる、とは知らなかったと
シラを切りますが、この程度の嘘が見抜けないとは
日本の警察の眼はfusianasanか!!


『結局……俺達が母親だと思っていた女は、
 痴情の縺れから俺達を誘拐監禁し、
 育てていた。名前は穂村愛美……ではない。
 そんな俺達を、実の両親は育てる事を拒否した。
 もう……俺達の行く場所は、何処にも無かった。
 俺達はボニーとクライドだ。
 俺達は病院から抜け出した。
 二人が引き離される事が無い様に。』



子供を誘拐して母親だと思わせていました。
君望のマナマナルートかよ!!
更に原作では死体が腐って、
蠅がブンブン飛ぶんですがね。


こうして行き場所がなくなった二人は、
警察病院から抜け出し、
夜の繁華街をさ迷い歩き、公園まで着ました。
「これから……どこに行こうか?」
「どこでもいいよ…でも、秋水クンは一緒にいて……。」
「姉さん!!?」
「ずっと……一緒に……ね」
やばいよ桜花さん!
このままじゃあ衰弱死しちまう!!
『死が二人を別つまで』


思い余った秋水はそこら辺を歩いている男性に
ガラスの破片で急造したナイフを突きつけて、
お金と!食べ物と!薬を大キボンヌ!!
と、強盗デビューをしました。


「これはこれは、随分と可愛いプリティー強盗だね。」
いきなり横から月顔の男、あのムーンフェイスが
秋水の頭を鷲掴みにしました。
何と!脅し取ろうとした相手はあの蝶野爆爵こと
ドクトルバタフライだった!!
やべえ!食い物どころか秋水が食材にされちまう!!


いい目だ。程好く濁り始めている……。
と、バタ爺は秋水の眼を評します。
どうやら、秋水の眼を書かなかったのは
この事への複線だった様です。


「ほーら、言ったとおりだろー。
 月夜の散歩は必ずいい事が有るんだ。
 月も歩けば福に当たるってね。」
「「この番組とこのサイトのレビューを見ている
  良い子のみんなも覚えておきたまえ。」」


「確かにこれは拾い物かもな〜。」
「付いて来いショタボーイ。
 どうせその成りでは、行く当ても無いのだろう。」
嫌だ!姉さんと一緒でなきゃ、
どこにだって行くもんか!!



「おやおや、その年でシスコンかい?
 構わんよ、一緒に連れて来い。
 但し、その姉にその眼が出来なければ、
 LXE支部『虎の穴(仮)』では伊達直人の様に
 生き延びていくのは難しいよ。」
回想が終わり、時は再び現代に戻ります。


「LXE支部『虎の穴(仮)』では、俺達の様な
 子飼いの信奉者が何十人もいたが、
 今日まで生き延びてこれたのは、
 俺達を含めて僅か一桁……。
 残りは脱落してバタ爺の食事を彩る事となった。」
「秋水先輩……桜花先輩……!!」


「理解っているさ。誰を恨む事でもない。
 だから、この世界をどうこうしようと思っている訳じゃない。
 むしろ、この世界など俺達にとってはどうでもいい事。
 俺達の望みはたった一つ。
 ホム姉弟になって、死ですら別てない命を得て、
 二人だけの世界でともに生きていく事。」
どうやら、この二人の望みはホム姉弟=永遠の命を得て
二人だけの世界で永遠を過ごす事らしいです。


「不幸自慢はそれで御仕舞いか、
 
ホムンクルス候補生コンビ!!
如何やら、斗貴子さんは激昂している様です。
ギンギラにイラついた眼で睨んでいます。
こりゃー血を見るまで収まらんぞ!


「自分達が一番不幸だと思っているのなら
 それで一向に構わんッ!!《站{タン}ッ》
 だが
ホムンクルスは食人{カニバリスト}!!
 貴様らがホム野郎に転職して
 人に不幸を振りまく真似は絶対に許さない!!
 姉弟{ふたり}仲良く一緒に……
死ねィ!!
斗貴子さんのバルキリースカートは
いつになく切れ味が増していますね。
そのバルスカが姉弟を強襲します……が!!
そこにカズキが二人をかばいます!!
何故にWHY!!?


「カズキ、ナンジャラホイ!?ていうか、
 カズキどかんかい!!そのふたりブチ撒けられない!!」
「斗貴子さんこそ、
 死ねやゴートゥーヘルって
ナンジャラホイ!?
 先輩達は、まだ人間なんだ!!」
「だが、魂はホム野郎に売り飛ばした
 精神的ホムンクルス、つまり敵だ!
 ホムンクルスは殺す!!敵は殺す!!」
「ダメだストップ斗貴子さん!!
 まだ人間なんだ!ここからやり直す事だって出来る。
 蝶野の時にはダメだったけど!
 でも今度こそ……今度こそは……!!」


カズキの必死の訴えに斗貴子さんは
一瞬眼を閉じ、そして……こう問いかけます。
「キミは敵を……早坂姉弟を守る、というんだな。」
「二人とも、もう戦える状態{コンディション}じゃない!
 それに、俺は人殺しなんかしたくない!
 斗貴子さんにもしてほしくない!!」」


カズキの訴えに一瞬我を取り戻した斗貴子さんでしたが……
「カズキ……キミのその優しさが、
 戦いの場では甘さになる……
 その甘さは、いずれキミの命を奪うだろう。
 そうなる前に!私がキミから戦う術を奪う!!
 カズキ……キミの戦士としての生命を……
 
ここで断ぁつ!!!!
と、強引にカズキの戦士生命を奪う宣言をします!!
こいつはやばいぜ!!斗貴子さんは無傷!!
しかもカズキは秋水戦の後で満身創痍!!
三人でかかってもかないっこ無いよ!!


「大丈夫か姉さん!!」
その圧力だけで、傷ついた桜花は膝を突いてしまいました。
「大丈夫よ……でも、どの道もう死ぬ……。
 任務失敗……後はホムンクルスの食卓か
 戦士の錆になるかの二択……
 もう私達は負けたの……」
なんという事だ!敵とはいえ、余りにも凄惨な末路!!
その言葉に、秋水の胸にある狂気が芽生える!


そして、満身創痍のカズキは
斗貴子さんに押されっぱなしだ!
手足を刺され、どけ!と投げ飛ばされてしまいました。
「よくトンズラこかなかったな。いい度胸だ。」
「諦めましたから……。」
「ホム候補生にしてはいい心がけだ。」
どうやら、桜花は戦士の錆になる道を選んだ様です。


バルキリースカートの斬撃が姉弟に襲い掛かります!
しかし、そこに不屈の闘志でカズキが割って入る!
「殺すのはダメだって!
 先輩達は人間なんだ!」
と、斗貴子さんを止めようとしますが……。


斗貴子さんの眼は殺気立っています。
やはりお命頂戴なのか?
「まだ理解していないのか!!
 こいつらは精神的ホムンクルス!!
 いずれ肉体的にもホムンクルスになる
 ホムンクルス候補生!!
 こいつらはホムンクルス共に加担している
 裏切り者!ワンワン走狗{イヌ}なんだぞ!
 キミは妹や友人と、こいつら走狗{イヌ}共と、
 どちらを守りたいんだ!!」


「どっちも!!俺はどっちも守りたい!!」
「ふざけるな、よくばりサボテン!!
 ちゃんと選択べ!!」
「無理!!斗貴子さんの言う通り、
 俺はよくばりサボテンだから!!
 命の取捨選択なんて出来っこない!!
 拾える命は全部拾う!!」
カズキ、このシリアスな面でギャグ顔かよ……。
しかし、言うぜカズキ!!


「俺の命だって、斗貴子さんが簡単に
 俺の命を切り捨てないで、
 核鉄を使ってまで俺の命を救ってくれたから、
 助けてくれたから!
 俺はまひろや仲良しトリオと死に別れずにすんだ!
 そして、斗貴子さんと出会えた!
 先輩達だって、今夜のこの夜が切っ掛けになって、
 二人ぼっちっちの世界から、BRAND NEW WORLD
 新しい世界へ開けるかもしれないんだ。
 だから、簡単に命を切り捨てちゃいけないんだ……
 《
ズブリ》!!……なんじゃこりゃぁ!!!!!!
 俺は柴田純かー!!!!」
「ジーパ…もとい、
カズキー!!
何事だ!!何をするだァー、秋水!!
何をトチ狂っとんじゃいおまいわ!!
秋水仇討ち刺し{仮}がカズキに刺さっちまった!!


俺は強くなれるだけ強くなりたい……!!
姉さんの為に……!!
俺達の望みの為にィィィィ!!!!
俺はここで負ける訳にはいかない!!

そう言った秋水の眼は、狂気に満ちていた!!
いや、狂気なんてもんじゃないぜ!!


刺されて倒れようとしているカズキに
斗貴子さんが駆け寄ります。
その時!!桜花がまたエンゼル御前の
第二の能力を使い、カズキを射ます。
そして、その傷は桜花の身体に!!
嗚呼!!そうしたら桜花が死んでしまう!!


「ねえさん……
ねえさあああああん!!!!!!
「姉さん…如何して……?」
「さあ、どうしてかしら……でも、もしあの時……
 アパートの扉が閉ざされた時……すぐ側に武藤君がいたら……
 きっと助けてくれたんだろうなって……
 そしたら…私達と友達になってくれたんだろうなって……
 死が二人を別つまで……本当に来ちゃったね……」
そして、桜花の手が力なく垂れ下がり……


「まだだ!!まだ諦めるな先輩!!
 
ネバー!!ネバー!!サレンダー!!
 核鉄の治癒力ベホマを使えばまだ間に合う!!」
ここでカズキがその手を握り締め、
核鉄ベホマの力を使います!!
バッドしかし!!二つでも桜花の出血は
手に負えないぜ!!如何するカズキ!!


ここに有る核鉄はもう一つ……
斗貴子さんの核鉄だ!!
カズキの核鉄は身体から取り出せない!!
どうする斗貴子さん!!
桜花の命は斗貴子さんの掌の中に在る!!
握りつぶすか!?それとも核鉄の
生命{いのち}の息吹を吹き込むのか!?


「私の二択には、まともに答えなかった癖に。」
「あ……!」
「いい……!キミと違って、私はちゃんと選ぶ。」
「有り難うサンクス、斗貴子さん!!」
「好きにしろ!それでダメなら諦めろ!!」


いや〜、斗貴子さん、烈海王並みの
典型的で教科書なツンデレっ振りで。
黙れ変態管理人!!
 キミはさっさとレビューを進めろ!!」
ヘイヘイ、進めますよ。


「よし!出血が止まった!
 ダイジョウブイ!助かるぞ!!」

「健やかなる時も…病める時も…。」
「喜びの時も…悲しみの時も…」
「富める時も…」
「貧しき時も…」
「これを愛し…これを敬い…」
「これを慰め…これを助け…」


死が二人を……別つまで……
共に生きる事を誓いますか?



そういや、当たらずじまいの斗貴子サミング(仮)、
カットされてるよ。


「良かった良かった。あの時の様なミジメーな思いを
 せずに済んで。《パチパチパチパチ》
 が、そっちの双子はよくなさそうだ。
 新しい世界を開拓らこうとした見たところで、
 これまでどっぷり頭の先まで漬かっていたのは
 錬金術の闇の世界。」
「そうそう容易く断ち切れるものぢゃない。」
満月をバックにムーンフェイスとパピヨンが
裏切り者粛清の行動&早坂姉弟の死亡フラグを
早々に匂わせています。
という訳でCMに続く。




CM明けはムーンフェイスの立ち姿から始まります。
「む〜ん、儚きかな人生。む〜ん。
 人の夢と書いて儚いと読む。
 覚えておきたまえ、そこの受験生君。」

「チョイ待ち。何故ここへ?ウォッチャーは俺の役のはず。
 そこまでして出番が欲しいのか?」
「月夜のお散歩。しかしなんだな、
 ホムンクルスとなったキミを一度あぼーんした戦士、
 どれ程のタマかと思って見てたけど、
 まだまだミジュクーなヤムチャボーイじゃん。
自分が唯一認めた漢{おとこ}、武藤カズキを侮辱されて、
パピ男は烈みたいに白目を向いて怒った顔をしています。
それに、自分を倒したカズキがヤムチャ扱いされりゃ、
相対的に自分も馬鹿にされている事にもなりますし。


「そんな烈海王面シナーい。
 スマーイル、スマーイル。
 キミの獲物を横取りするつもりはないけど、
 任務失敗の二人は、口封じを兼ねて
 二人には『ムーンフェイスのディナーショウ』
 を彩って貰うよ。
 あ、そうそう。あの二人を拾ったのも
 こんな満月の夜。
 えーもん拾ーたなー、と思ったんだけどね。
 ん、なんじゃありゃ……?」
と、ムーンフェイスが月を見上げた途端……
謎の全身外套の男がムーン目掛けて急降下!!
やばし!とムーンは急退避!


流星……ブラボー脚……!!
出た!!チルドレンの守護者、
その名もキャプテン・ブラボーだ!!
「「
怪しい奴!!」」
ムーンとブラボーは
互いを怪しい奴だと思っている様です。


「そうか……キミは恐らく三人目……。
 そしてそれを束ねる長。」
チルドレンに手を出そうと言うなら、
俺が相手だ月厨!!

と、拳を突き出して月頭に宣戦布告です。
カッチョブーだぜ!!そして、激戦の予感!
しかし……


「是非!と言いたいところだけど、
 生憎バタフライから放送時間を考えろ、と
 言われているんでね。
 心残りだけど、今夜は退散オサラババイバイ。
 ところでキミの名前はなんてーの?」
「他人に名前を聞く時は自分から名乗るのが
 礼儀だが、放送時間が無いので……
 マイネームイズ、キャプテンブラボー!」
「む〜ん、ビューティフルネームだ。
 マイネームイズ、ムーンフェイス。
 いずれ存分にバトろう。ムーン!!」
と言うや否や、ムーンは飛翔して、
月に溶け込む様に戦略的撤退をしました。


ああ……存分にな……!!
と、ここにブラボーvsムーンの
対決フラグが立ちました。


桜花と秋水はどうやら表向きには
如何やら交通事故にあった、という事になっており、
仲良しトリオとまひろは独自の調査方法で
とうとう入院先を突き止め、
レッツラお見舞い、という事になりますた。
二人の扱いは戦士長預かり、という事になっっている様で、
斗貴子さんは情報が聞き出せているかどうか、
カズキは順調に回復しているかどうかを心配しています。


「関係者以外!面会謝絶です!!」
嗚呼!看護婦さんに面会お断りされちまってるよ!!
「違う!!俺達は「男にも女にもありがたきもの』の
サイズを比べた仲!!

もはや関係者以上である事は確定!!

何をやっとんぢゃオンドレラー!!
斗貴子さんは突っ込みをしますが、
「それなら私達だってぇ〜、しっかりと
 二つのメロンを比べあったんだから!!」
こうなりゃ、突撃あるのみ!!


こらオイタちゃん達!!
 医療関係者を甘く見ると、痛い目を見るわよ!
 ほれ、ポチっとな。」
看護婦子さん(仮名)が手のスイッチを押すと、
「我々は健康の大切さをこの世で一番知る者!」
「故に常に健康第一!!」
「かかってきんしゃーい!!!」
ていうか、全員眼鏡ぢゃねえか。
視力の健康は紺屋の白袴だぜ!!
最後の爺さんは何かバタフライに似ているし。


まひろと六桝から見舞いの花束とキャベツ……
もとい、メロンを投げパスで受け取り、
ていうか、メロンが頭にぶつかって
血ィ出してるし……。
「あらブラボーさん、今日もお見舞いですか?」
「ええ。お世話様です。」
なんじゃこの病院わ!!
ブラボーみたいな尋常じゃない
格好をしている人を見ても動じず、
むしろ顔馴染みかよ!!


「この病院は本体の御用達でな。
 何かと融通が利く様になっている。」
なるへそ。だからブラボーが
常連客になっているのか。
という訳で、お見舞いタイムです。


「やあ〜、来たなブラ坊。
 よく飽きもせず毎日毎日。
 今日はカズキも一緒か。」
何じゃ、このドラえもんもどき、話せんのか。
原作では一堂零チックな千葉繁ボイスで
脳内変換していましたか。


桜花はまだ体力が回復していないので、
御前の言語機能をオンにして代弁させています。
何か輝いているよ、御前!!
「へぇ〜、喋る武装錬金かぁ〜。」
「つくづくフザケタ武装錬金だ。」
「お〜っと〜、傷ネーチャンには言われたかねーなー。
 ハッ、バルスカ〜?あれのどこが鎌なん〜
 あれなら歌舞伎町のオカマの方がまだまし……」


と、ここまで言われて斗貴子さんも
ちょっとキレた様で、バルスカを御前に向けました。
あ、御前お漏らししてるよ。誰が掃除するんだい?
「あ〜、へるぷへるぷみぃぃぃぃ〜。」


「AI、どうなっているか気になりますね。
 解体{バラ}しましょうか?」
「確かに、俺も気になっていたところだ。
 では、13のブラボー技の一つ、
 
心眼ブラボー愛{EYE}!!
 ……
見極めた!!!!
おお、心眼発動だぜ!!
しかもシルバースキンの機能ではなく、
鍛え抜かれた自身の眼力だぁ!!
……あ、斗貴子さんが呆れているよ。


「どうやら、御前と桜花は
 意識を共有している様だ。」
つまりあれは、もう一人の早坂桜花という訳です。
つまり、御前がお漏らしをしたという事は、
早坂桜花が……それなんてエロゲ?
桜花は、それを満面の笑みでごまかしています。


秋水がいないのは、今朝方退院したらしいです。
ここでその時の回想が入ります。
「修行に出たい?」
「はい。以前一度だけ教えをいただいた
 剣術家の先生のところへ。」
「強くなって……カズキに勝ちたいのか?」
「……いいえ。俺が勝ちたいのは……自分です。」
ここで秋水はカズキを刺した時の
狂気に満ちた自分を振り返り、
その自分に勝ちたい、と言っています。
再登場のフラグでしょうか?


「わかった。ただし核鉄は回収させてもらう。
 それと週に一度、必ず連絡を入れる事が条件だ。」
「判ってる。行ってらっしゃい。」
「ゴメン、姉さん。でも必ず帰ってくる。」
という訳で、再登場フラグを残したまま
秋水は修行のたびに出かけ、ここで回想は終了します。


「今までの私達は、共に生きる事を誓った振りをして、
 ただお互いに寄り掛かっていただけ……。
 二人だけの世界の閉じていたから、
 死が二人を別つのが怖くて堪らなかった……。
 これからは、一人で立てる様に……
 一人で歩ける様に……
 一人で生きていける様になる様に……
 BRAND NEW WORLD、新しい世界で
 共に生きられる様になりましょ。」
と、早坂姉弟はBRAND NEW WORLD、新しい世界に
生きる事を決意しました。


ついでに、ブラボーからカズキに手渡された
秋水の手紙には↓と書かれていました。
『暫くの間 姉さんを 頼む  早坂秋水』


「あ〜ん、Eニホヒがすると思ったらメロン〜」
「ああ、まったり忘れるところだった。」」
どうやら、さっき煎餅をかじっていた時といい、
メロンのニホヒを嗅ぎ付けるといい、
御前はどうやら食いしん坊万歳な様です。
あ、メロンにさっきの血糊がついてるYO!!


んでもって、桜花にはまひろ達から預かった
花束を送ります。
「いい香り……。」
「みんな本当に心配してたんだ。
 怪我を治したら、今度はみんなでお茶しよう。
 二人ぼっちの世界から、BRAND NEW WORLD、新しい世界が
 開けるかもしれないんだ。ね。」
原作ではこの前に女の子だけでお茶してたんですがね。
アニメになって女性陣もお風呂って事で。


「本当にいい芳香り……
 秋水クンにも届けてあげたいくらい……。」
と、涙ぐみながら花の香りを嗅ぎます。
その頃秋水は、街頭で空を見上げながら
「花の芳香り……気のせいか?
 だとしても、いい芳香りだった。」
とつぶやきました。
共時性{シンクロニティ}で、来週に続きます。










次回予告

霧に覆われた学園。

無数の化物に生徒達の悲鳴が響く。

あの時の様な犠牲を出さない為にも、

走れ!!カズキ

次回『
カーニバル

臓物{ハラワタ}をブチ撒けろ!

キャスト(敬称略)

武藤カズキ 福山潤
津村斗貴子 柚木涼香
キャプテンブラボー 江原正史
武藤まひろ 平野綾
岡倉英之 風間勇刀
六舛孝二 近藤孝行
大浜真史 園部好コ
パピヨン 真殿光昭
蝶野爆爵{ドクトルバタフライ} 長克己
ムーンフェイス 関智一
早坂桜花 生天目仁美
早坂秋水 谷山紀章
エンゼル御前 水田わさび
大原さやか
幼少期の秋水 小林ゆう
主婦 中塚玲
医者 川野剛稔
杉崎亮

次週は何か量産型エヴァなホムンクルスが
大量に学園に襲来する展開の様です。
しかも、5メートル位の背丈のホムンクルスもいる!!
こいつぁヤヴァイよ!!


書く事が有りませんので、考察をして見ます。
太{タイ}・細{シー}は、恐らくLXEの中では最古参のホムンクルスである。
それも、バタフライよりも先に
人間型ホムンクルスになったという感じで。

人間型ホムンクルスの技術が
まだまだ試作段階の時にホムンクルスになったので、
他の人間型ホムンクルスに比べて能力が低く、
それに加えてホムンクルス化して長時間経っているので、
デブガリホムの容姿も段々化物化していったものと思われる。

付け加えると、金城は最近ホムンクルスになったものと思われる。
アニメでは削除されたが、漫画版では舌を噛み切って自決しようとして、
「しまった!ホムンクルスだからこのくらいじゃ死ねねェ!!」
と言っている事から、これは金城がホムンクルス化して日が浅く、
人間の頃の感覚がまだ抜け切っていないからだと推測される。

それでも斗貴子さんとカズキの両方を相手に
勝てると言う設定なのは、
金城が最近ホムンクルス化した、つまり最新鋭の
ホムンクルス化技術でホムンクルス化したからだと推測される。


では、又来週!!


本陣へ撤退
本陣へ撤退
撤退
撤退