真・闇の会超破落戸的妄想第五作目 アニメ武装錬金レビュー
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平成18年 12月 20日
第 十二話  カーニバル
今週は夕焼け背景の病院の屋上から始まります。
どうやら、エンゼル御前が

「いーか!!耳の穴カッ穿ってよーく聞け!!
 俺たまがLXEの全てをゲロってやるぜぃ!!」
 その前にツムリン!お前
猛虎落地勢!!


(゚Д゚)ハァ?何いっとんじゃこのタコ?」
「お前!バトルってる時に桜花ブチ撒けよーとしたろー!!
 桜花が死んだら俺たまも一緒に死んじゃうんだぞー!!
 
コノヤロー!!
 大体桜花と秋水ブチ撒けたら
 情報聞けねーっつーの!!
 手加減しろよ!!
 お前ノータリンのパープリンだろ!!
 戦士失格!!退場だぁ!!辞表出せ!!」


と、斗貴子さん相手に色々捲し立てています。
そりゃあ命知らずで無謀な行為だぜ御前!!
ああ!!やっぱ斗貴子さんは目を暗くして
無言でバルスカを出しているよ!!
大の男でも泣くよ!!ビビるよ!!そりゃ!!
「許してプリーズ!!すぐにゲロってやr……
 いえ、ゲロさせていただきまーしゅ!!」


「戦士斗貴子は、こう見えても優秀なんだ。
 一度キレると、凶暴で手に負えなくなるがな。」
「ホントは、すごく優しいんだぞ。
 何かとすぐにブチ撒けたがるけど…ていってて!!」
カズキとブラボーの斗貴子さん評ですが、
ちょっと癇に障る部分があったのか、
カズキの耳を掴んで引き寄せます。
二人共後で土下座……!!


このままでは日が暮れるので、
ブラボーが説明する事になりました。
「このレビューを見ている君!見逃しちゃダメだぞ!!」

超常選民同盟
通称『
LXE(the league of extraordinary elects)』。
北関東周辺の、ホムンクルスと信奉者の共同体。
桜花・秋水は最下層なので詳細は不明。
ホムンクルス数・不明
信奉者数・不明
(秋水曰く、俺達を含めて二桁に満たない)
核鉄数・不明
アジト・銀成市郊外の森の中の別荘



「本当なら、一猛打迅、一網打尽に仕留めたい所だが、
 愚図愚図していては、裏切りの戦士が万全の状態に
 なる恐れが有る。
 その前にドクトルバタフライをアボーンする。
 作戦開始は十三時間後、明朝八時。」
 

「オイオイ、カズキの奴大丈夫かー?
 ガッチガチにキンチョールだぜー。」
「無理も無い。初めての決戦だ。」
「ええ。けれど、敵はそんな事お構いナッシングです。」
「だが、俺は、あいつが戦士足り得ると信じている。
以上、ブラ斗貴御前の三人が、帰宅に付くカズキを
屋上から見守りながら話していました。


「世界情勢はっと……。」
「何だよ、もっとおもろい記事はねーのかよ?」
「無理だよ。スポーツ新聞じゃ有るまいし。」
深夜のコンビニです。仲良し三人組もいます。
ていうか、寄宿舎の門限はどーした!?
と、ここでカズキンの到着です。


「おっ!やっと来たー。」
「遅いぞ!何やってたんだ?」
「そうだよ、カズキクン。」
「みんなして、何やってたんだよ?」
「何って、お前を待ってたんだよ。」
どうやら、カズキからお見舞いの詳細を
聞こうと待っていた様です。


「でも、よく俺だって判ったな。
 暗くて、顔がよく見えなかったのに。」
「みんな中一の頃からの付き合いだからね。」
「何を今更。」
「そのアホ面が見えなくたって、
 一発で判らぁな。」
「そっか。」


うんうん、これぞ竹馬の友ってやつですね。
男同士の友情だぜ!!ちなみに愛情はノーサンキューな。
桜花と秋水がそれぞれ修行と入院で
席を空にする事を話題として、
コンビニの焼きソバパンやサンドイッチを飯にして
盛り上がっています。


「でも、何か懐かしいね。こうやってコンビニで
 買い食いして、食べるの。」
「中三ノ時は、塾帰りの定番だったっけ。」
「確かに、高校に入ってから減ったな。」
「それは誰かさんがずっと斗貴子さんにウツツを抜かしているから!!」
「ゴールデンウィークは結局何もせずに過ごしちゃったけどね。」
「じゃあ、今から夏休みの計画でも立てておくか。」
「おう!海に行こうぜ!海!」
「いいな!」
「うん!海決定!!」
「バックれんなよカズキ!!
 ていうか、斗貴子さんを連れて来んの、忘れんなよ!!」
「ああ!!」


他愛の無い雑談ですが、こうやって仲間達との時間をすごす事で、
カズキはLXEとの決戦に全力で臨む事が出来ます。
今度は「
バックれんなよカズキ」が
バックレン名余暇好き」になっちまいました。
ホント、私は余暇好きですね……。


ところはバタフライハウス(仮)です。
どうやら、パピのすけはバタフライに用が有る様で、
廊下をズン・ズンズンズンドコ、と練り歩いています。
しかし、そのバタフライは……
ビーカーの前で月顔・ムーンフェイスと
作戦会議をしています。


「錬金の戦士との決戦は避けられそうに無い。
 君にも戦ってもらうよ。」
「臨む所だよん。そーだ。戦力の事なら、
 パピヨン君はどうかにゃ?
 彼もそれなりにやると思うけど?」
「ああ。あれはダメダメだ。所詮あいつは
 私の研究の一部を使いながらも、
 不完全なホムンクルスにしかなれなかった
 オチコボレドロップアウト野郎だ。
 ここを離れれば、即座に錬金の戦士達に
 ハケーンされてアボーンされるのがオチだ。
 蝶は蝶でも、私と違い、一人では高くも遠くも飛べない
 粗悪品の出来損ないだ。
 それでも、一応はホムンクルスの端くれだから、
 私がお情けで保護してやっているのさ。」


今度は「蝶は蝶でも」⇒「長波長でも」になっちまいました。
さて、扉の前ではそれらの会話を偶然聞いてしまったパピ吉が!
何を思ったか、抗議は無論、怒るまでも無く、
ニヤリと笑って踵を返しました。


一人では高くも遠くも飛べない…って、ご先祖様?
 一つ試してみようじゃないか。武装錬金!!

 
ぐはっ!!
と言うなり、インキン股間から核鉄を取り出し、
発動させました。しかし、体の病魔が邪魔をするのか、
発動の際に前進に苦痛が走り、また吐血だぁ!!
どうやらパピパピの武装錬金は黒い蝶の羽の様です。


「久し振りだな……この感じ!……この激痛み!!
 この苦しみ!!!ここ暫く忘れていた……
 臨死の恍惚{ニアデス・ハピネス}!!
 今まで保護してくれてアリガトよ、ご先祖様!!
 お礼参りに蝶サイコーな飛翔を見せてやる!!」
どうやら、LXEと決別するっぽいですね。
これからどうなるのやら。


一夜明けて学校です。
どうやら、あまり天気が宜しくない様で。
仲良しトリオはまひろにカズキの事を尋ねますが、
どうやらまひろもカズキを見かけていない様です。
夏休みの海水浴の話を持ち出すと、
まひろもノリノリで参加を希望します。
しかし……銀成市全体が霞に覆われているというか、
特に学園の周りが凄い量の霞に覆われています。


ところは変わってバタフライハウス(仮)に
乗り込むレッツゴー三匹の錬金戦士です。
「斗貴子さんって泳げる?」
「キミは私を馬鹿にしているのか?
 ていうか、何の話だ?」
「いや、夏休みにみんなで
 海にバカンスに行く話。」
今必要な話か!!
戦士カズキ!!
今から決戦だというのに何の話をしとんじゃい!!
ホラ、斗貴子さんは怒ってるよ!!
ブラボーもカズキにお説教を……


「俺は車の運転が出来るぞ!
 しかもマニュアルでだ!!」
「了解!!」
いや〜、流石ブラボー。
こういう時でも風流と言うものを忘れないのが一流の戦士!


「だが、その前に、この町に蔓延って巣食った
 錬金術の禍根を一網打尽に断絶つ!!
 この豪華そうな別荘の一番奥が
 ドクトルバタフライの研究室だ。」
「「
応!!いくぞ!!」」
そして、やる時にはやる!!
二人も決戦を間近に控えて戦士の顔に戻りました!!

「待ちなストップ!!
 ちゃんと合言葉を答えてロックを外さないと
 度派手にボッフュ〜ン、バラバラだぜぃ!!
 合言葉は俺たまがレクチャーしたるもんね。
 そして最後に必要なのは、
 各々のこれだっていう
波紋ポージング!
この豪華な別荘に入るには合言葉が必要です。
それもジョジョの波紋ポージングが必要です。
頭の上に乗っかられた斗貴子さんの表情は
どこかシュールです。


「決めポーズだと!?
 そんなマンモス恥ずかPポーズが出来るか!!」
「やろう!!斗貴子さん!!」
「やるぞ!!戦士斗貴子!!」
「何でそんなにノリノリなんだお!!」
斗貴子さんは野原みさえ直伝の拳骨梅干攻撃で
御前の頭をグリグリしますが、
カズキ&ブラボーはノリノリです!


「どーするー?全員でやらないと開かないぜ〜。」
「片手に?」
ピストル!
「心に」
花束!!
斗貴子さん!
「判ったカズキ……やりゃいいんだろ。」
という訳で、斗貴子さんも波紋ポージングに
参戦する決意をしました。
「唇に」
火の酒……
「背中にィ?」

レビューを見ている皆も、合言葉を叫びながら!!
タイミングよく『ポージング』を決めるんだッ!!
みるみる『呼吸』が整っていく!
コオオオオ 刻むぞ、
血液のビート!
「「「
人生を!!!」」」

ブッブ〜。残念でした。
 スペシャルヒトツ君人形は没収、
 参加賞はageないヨン。」
「成程、敵と判っていて開ける馬鹿はいないか。」
「ナルヘソ!」
まあ、最初から判ってたんでしょうが。

私にここまでさせておいて
ただで済むと思うな……!!

 
ぶそぉぉぉぉるぇんきぃぃぃぃんん!!
怒り頂点の斗貴子さんを先頭切り込み隊長にして、
戦闘に突入します。
しかしなんだ?誰もいないではないか?
昼間の方が手薄と聞いてたが、気配一つ無いだと!?
これは罠の匂いがプンプンするぜぇーー!!


そして、御前の導きによって
床の隠し部屋の通路をハケーンしたカズキは
「サンライトクラッシャー!!
でぶち破って研究室に辿り着きました。
早い展開だな。


という訳で、LXEの最深部である
ドクトルバタフライの研究室に辿り着きました。
しかし!!御前曰く
qあwせdrftgyふじこlp
 ない!!研究室の心臓部、修復フラスコが
ナッシング!!


「それはね、彼の体がさ、修復したからさ。
 後は栄養補給がすめば復活、
 だからドクトルバタフライが連れて行ったよ。」
指パッチンしながら現れたのは素晴らしきムーンフェイス!!


「珍妙な造詣のドタマだな。人間型か?」
「もちろん。本名はルナール=ニコラエフ。
 ペンネームはムーンフェイス。
 ちなみに税金の申告は西脇伸宏と同じで
 本名で行っている。
 そしてこれが私の武装錬金。」
「バタ爺は何処に行った!?」
「簡単なクイズを出そう。
 正解者にはハワイ一週間の旅。
 さて、若き生命エネルギーが溢れ返っている
 コンビニエンスストアといえば?」
「「まさか、銀成学園!?」」
「正……解ッッッ!!」


何か、すごいドアップ顔でカズキにせまる顔月ですが……
直撃!!ブラボォォォォォ拳!!
にょおおおおおおおおおおお!!!!
とりあえずはカズキの貞操は守られました。
という訳で、サンライトハートを使って
カズキと斗貴子さん+御前は
学園に向かって飛びます!!


「ふーむ、お子様コンビだけでいかせても
 話にならないと思うがね。」
「あの二人なら無問題{モウマンタイ}、ノープロブレム。
 それに、ここに残っている敵は貴様ただ一人。
 速攻でカタを付ければすむ事!!」
「む〜ん、一人ねぇ。でも……」
「「一人なら、ね。」」
ウオッ!!ムーン野郎がもう一人増えた!!
貴様、双子だったのか!!贅魅爾{ジェミニ}か!!


走れカズキ!走れ斗貴子さん!
朋友{とも}の身にデンジャラスな危険が迫っている!
何だこれは!?学校ら辺一帯霧が充満している!!
おのれ、ゴルゴムバタフライの仕業か!!

学校の中では霧で外界の様子が全く見えず、
携帯も通じねぇぜ!!これは何の漂流教室!?
いや、真・女神転生if!?
「如何でした高岸先生!?」
「出られない……校門に向かっている筈が、
 いつの間にか元に戻ってしまう……。
 まるで樹海だ…この霧は自然じゃない!!」

         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ    あ…ありのまま、
         (.___,,,... -ァァフ|    今起こった事を話すぜ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|  『俺は校門に向かっていた筈だったが
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ   いつのまにか元に戻ってしまった』
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |   な… 何を言ってるのか
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人   わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ   おれも 何をされたのか 
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉   わからなかった…
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ   頭がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ  催眠術だとか
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \ 超スピードだとか
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ そんなチャチなもんじゃあ 
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  } 断じてねえ
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ  もっと恐ろしいものの
                            片鱗を味わったぜ…
 体育教師・高岸(36)

外の様子を確認し、学校の外に救出を要請に行った
体育会系教師・高岸もこれにはお手上げです!!
カズキもきていないし、ここは仲良し三人組で
まひろ+ちーちんさーちんを守るべく
正義の騎士{ナイト}になりま……
ていうか、あれに見える量産エヴァもどきの
化物軍団はナンジャラホイ!?

ホムンクルス調整体{ちょうせいたい}
ドクトルバタフライが創った、戦闘のみに特化したホムンクルス。
あらゆる動植物が混合されており、既に原形を留めていない。
おそらく、信奉者脱落者の何人かはこれに含まれていると思われる。

という訳でCMに続きます。




その頃、学園だけでなく、銀成全体が霧に覆われており、
信号機は全てオシャカ、交通機関はほぼマヒ状態、
ポリスメンが車を誘導しています。
そして、そのポリスメンがどうしても先に進めない場所、
それが私立銀成学園!!
そうか!奴らの狙いは銀成学園を漂流教室化する事か!!
霧の中に金属が混じっている!!これは武装錬金!!


謎の武装錬金の特性
あらゆる知覚の麻痺・撹乱。
拡散状態では人の方向感覚や距離感のみならず、
電子機器に干渉してすべてを麻痺させる。
密集状態では乱反射を利用した強烈な発光により、
人間の脳に強力に作用・相手の記憶の中から忌み嫌う要素を
ランダムに選択して幻覚を作り出し精神破壊を行なう。


「くそっ!明日はどっちだ!?」
「こっちだカズキー!!
 俺たまのエンゼルアイがビシッとお見通しよ!!
 一応活躍しねーと視聴者に忘れ去られちまうからな!」
そして、走りながらも生徒達に素性を知られぬ様に
何かで素顔を隠します。
正義のヒーローは正体を知られてはいけない!
これは正義の味方の黄金律{ゴールデンルール}だ!!


「ちーちんさーちんを連れてきたよ。」
その頃、まひろが仲良しトリオの元に
ダチトモコンビを連れてきました。
黙って教室を抜け出してきた、との事ですが、
教諭達も現在の状況を把握出来ていない上、
ここは生徒達で何とかするしかありません。


んでもって、とうとう校庭の調整体軍団が
ステューデンツを狙って動き始めたぜぃ!!
こいつはウルトラデンジャラス!!
口の中には犠牲となった素体であったと思わしき
人間の顔が見えます。
バタフリャー爺はその様子を見て、
裏切りの戦士の復活は間近とご満悦です。

グワゼェロォォォォォ!!!!
ヤベエ!!しかし、生徒達を襲う瞬間!!
武装錬金!!
ブチ撒けろ!!我らがブチマケマイスター・斗貴子さん!!
そして上着を斗貴子さんに纏わせて、
熱血主人公・カズキ、只今参上だぁ!!


「現れたか、小生意気な錬金戦士のジャリキッズ。
 大人にオイタすると痛い目を逢うという事を
 お仕置きしてレクチャーしてあげやう。
 取り合えずオマエラ、や〜っておしまい!!」
「アイアイサー!!」
「行くぞ化物!!」
「これ以上、校舎に近づけさせるかぁ!!」
最強バカップルコンビにかかればこの程度のホム野郎等、
イチコロですが、何せ数が多いので難儀しています。


「仲間割れ?いや、二人だけ人間っぽいぞ。」
校舎内の生徒達は、イマイチ状況が掴めていない様です。
その中でも仲良し三人組はそのうちの一人をカズキと確認し、
味方であると認識しました。
「でも、あんな化物と戦えるなんて、あの二人、人間か?」
「あのなぁ!!あの二人は……。」
バタフライの錬金のせいで判断能力が低下しているせいか、
イマイチ状況が掴めないクラスメイトに説明しようとしますが……


化物です。化物が学校を襲っています。
みんなで力を合わせて学校を守りましょう。
自分は生徒会書記兼会長代理・鈴木震洋です。
現在学校は、外と連絡が付かず、孤立無援です。
救援が来るまで、化物軍団を校舎に近づけてはなりません。
化物です。人の形をしていようと、全てが化け物です。



と校内放送から鈴木とか名乗る野郎が
事態を悪化させる様な発言をしています。
何か冷静な対応をしている野郎だ!!
こいつぁ何か有るぜ!!
という訳で、その鈴木とか言う香具師を詰問すべく、
仲良しトリオが動き始めました。


いやあああああああ!!!!
ん!?ホム野郎陣内に襲われかけた記憶が蘇ったのか、
ちーちんが取り乱しちまった!!
「化物よ!!あの時と一緒!!
 人間の姿をしているけど、化物なのよ!!」
その言葉が引き金となり、
バタ爺の武装錬金による判断能力の低下も相まって、
生徒達はカズキ達に文房具攻撃を仕掛けてきました!!
そうか!!これが鈴木とか言う野郎の狙いか!!


「いいんだ御前様!!今は信じて貰う時じゃない!!」
「その通り。今は闘う時だ!!」
御前が生徒達に抗議するのに対し、
今は闘う時だと行動で信頼を取り戻そうとします。


抵抗の意思を!拒絶の意思を!
鞄!ノート!机!椅子!一つ一つは小さくても、
確実に化物の戦意を削ぐ筈!!
みんなで力を合わせて、化物軍団を撃退するんだ!!

この鈴木とか言う野郎、ますます煽りをかましくさっとるがな!
ていうか、ニヤリングと笑っている。
さてはこいつ、新手の信奉者か!?
スチューデンツの敵意も加わって、
カズキはいつもの力が出せません!!
こいつぁ本格的にヤヴァイぜ!!


その頃、放送室の前には仲良しトリオが鈴木に詰問すべく、
中から鍵がかかっているドアにアタックをかけますが、
中々壊れねぇぜ!!
「余り自信ないけど……
どりゃああああ!!!!
おお、大浜の
蒙古覇極道(仮)が扉を吹っ飛ばしたぜ!!
全身を一弾と化し全てのパワーを
敵に叩きつける一撃必倒の闘技!!


「テメー、何ベラベラデタラメ喋ってんだ!!
そして、岡倉のリーゼントパンチ(仮)が
鈴木を殴り飛ばしたぜ!!
ていうか、この鈴木とか言う香具師は
遊戯王デュエルモンスターGXのアモン=ガラムに
クリソツだな。こっちの方がはるかに小物だが。


「デタラメとはナンジャラホイ!?根拠は?
 ぼくちんは化物軍団からこの学校を護る為に
 この放送をやっとんじゃい!!」
「テメー!!」
「鈴木さん。アンタは、校庭にいるのは全て化物で、
 敵かの様に話を進めているけど、
 後から現れた、化物と戦う二人は、
 俺達と同じ人間じゃないのか!?
あくまでシラを切ろうとする鈴木に対し、
仲良しトリオの知性派・六枡の鋭い推理&詰問が追い詰めます!!
「六桝……」
その言葉を受け、ささやかですが、
カズキの体に友情闘魂パワーが漲るぜ!!


「何をイワン。あんな化物と互角に闘える人間なぞ、
 有り得る筈が無い!!もっと常識的に考えて見るんだ。」
「この状況が既に常識的じゃないんだけど。
 鈴木さんにとっては常識的ですか?」
「何であれ、素性の擦れたい怪しさ大爆発連中には違いない。
 それをこちら側の者として認める訳にはいかない。」
オイ鈴木!オマイ、コナンや金田一に出てくる
犯人みたいなやり取りだぜぃ!!


「素性なら判っている!!」
「あの二人は!!」
「俺達の朋友{ポンヨウ}だ!!」
そうだ!!コンビニ前で友情を語り合い!!
斗貴子さんを海に誘うと盟約を交わした朋友{ポンヨウ}!!


「苦し紛れもいいところだ。友達?何を根拠に?
 この霧の中で顔も判別不可能。
 ましてや、一人は意図的に隠している節が有る。」
「判るさ!!」
「あのアホ面が見えなくたって!!」
「一発で判る!!」
「闘っているのは俺達の友達!!」
「俺達みんなの……」
「「「味方だ!!」」」
そうか!!コンビニ前のやりとりは
この複線だったのか!!やるぜ脚本!!
仲良しトリオの友情パワーを一身に浴び、
パワーアップしたカズキに、
最早調整体軍団は敵では名古屋!!


「そーだバッキャロー!!
 あのおバカはなー!!自分を殺そーとした
 敵の命を助ける程のおバカさんなんだぞー!!
 そんなおバカなんだ!!
 チョーチョーが4つ付く程のおバカさんなんだ!!
 そんなお人好しのおバカさんが、
 オメーらの敵な訳ねーぢゃんか!!」
ここで御前様登場だあ!!
涙腺を蝶解放し!おいおい涙を流しながら
仲良しトリオと生徒達に熱弁を振るいます!!
そうだ!!こんなお人好しのカズキが
敵のはずが無い!!


「エンゼル御前……なんでおどれが……!?」
キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!!!!
推理小説の王道!!犯人が自ら犯人で有る証拠を
ふと漏らした瞬間だぁ!!
それを見逃す六桝ではない!!
謎は全て解けた!!
犯人はお前だ!!


「聞こえたよ鈴木さん。
 アンタ、どうしてこの侵入者の名前が判るんだ?」
「いや……その……」


成程、この鈴木とかいう香具師は信奉者に違いない!!
人間型ホムンクルスならバレても
仲良しトリオを美味しく頂いて口封じをする事が出来ますし。
この一連のやり取りを聞いた生徒達の間に、
二人が味方ではないか、という情報の為に
動揺が走ります。


それはそうと、とうとう調整体の手が
校内にまで伸びて来ました!!
ちーちんは恐怖の為か腰砕け!!
こいつぁやばいよ!!
ちーちんは一緒に逃げようと促すさーちんに
自分を置いて早く逃げる様に言いますが、
その内に調整体野郎のホムの手が!!


その前に大の字になって立ち塞がるまひろ!!
しかし、まひろは錬金戦士でもない一般人!!
「「まひろ逃げてー!!凄くデンジャラス!!」」
「大丈夫だよ!!あたしね、思い出したんだ!
 話したよね、まだ入学した手の頃……。
 丁度こんな感じの怖い夢を見たって……。
 でもあれ、本当にあった事だった……。
 最後にお兄ちゃんが守ってくれた!!!!
 だから今度だって、きっと守ってくれる!!
 今度はお兄ちゃん!!

みんなの味方なんだから!!

トリコミチューノトコロモーシワケナインスケド、
 イマカラオマエラヲゴチソーニナリマース!!


「助けてお兄ちゃん!!」「妹になにするだァー!!」

そう!!愛する人の危機にギリギリで間に合うのが
正義のヒーローの条件!!
御都合主義上等!!さあ来いカズキ!!
「私達みんなを!!守ってくれる!!」
「呼ばれて飛び出てジャジャンジャーン!!」
と不届きな調整体野郎を蹴散らし、
陽光{ひかり}を背に、カズキ参上!!
続きはまた来週だぁ!!










次回予告

巨大化する調整体。

ドクトルバタフライの陰謀が学園を飲み込む。

そして、フラスコがアラームの音と共に、

ホムンクルスの王が目を覚ます。

次回『
死の胎動

臓物{ハラワタ}をブチ撒けろ!

キャスト(敬称略)

武藤カズキ 福山潤
津村斗貴子 柚木涼香
キャプテンブラボー 江原正史
武藤まひろ 平野綾
岡倉英之 風間勇刀
六舛孝二 近藤孝行
大浜真史 園部好コ
若宮千里 猪口有佳
河井沙織 下屋則子
パピヨン 真殿光昭
蝶野爆爵{ドクトルバタフライ} 長克己
ムーンフェイス 関智一
鈴木震洋 坪井智浩
エンゼル御前 水田わさび
生徒 河本邦弘
遠坂力
川上貴文
矢作紗友里

次は2回続けて放送されるそうですね。
ていうか、レビューするこっちの身にもなってちゃぶ台よ。
まあ、好きでやっているんですがね……。

次週は何か調整体が共喰いをして
合体!!蝶!成体になったり
鈴木が何か企んでそうな感じでした。
ていうかぁ、裏切りの戦士はホムンクルスの王だったのか!!

そういや、この騒ぎが収まったら、
表向きにはどういった対応がとられるのでしょうか?
後、生徒とバタフライ、両方から信用をなくした鈴木震洋の
運命や如何に!?


では、又来週!!


本陣へ撤退
本陣へ撤退
撤退
撤退