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よっ、おれが遊城十代だ。ま、よろしくな。 |
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俺が一・十・百・千・
万丈目サンダーこと
万丈目準だ。 |
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なあ、十代。 |
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何だよ万丈目? |
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万丈目『さん』だ!まあいい。
ところで、大番長のエクレール君の属性を知っているか? |
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う〜ん、何だろうな?わかんねぇよ。 |
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では教えてやろう。
最初にエクレールという名前の意味を知っているか? |
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いや、全然。おれ、英語はさっぱりなんだ。 |
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バカ者。英語ではなく仏語だ。
エクレールとは仏語で『稲妻』という意味だ。 |
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洋菓子のエクレア、でもあるがね。 |
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さすがは吹雪さん。 |
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成程、じゃあ、エクレールの属性は光か? |
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そういう意味意味じゃない。 |
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じゃあ、雷族か? |
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アホか!!大番長はデュエルじゃない!! |
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じゃあ、何なんだよ万丈目? |
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万丈目『さん』だ!
稲妻が英語でどう言われているか知っているか? |
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「ライトニング」だな。 |
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そうだ、だが、もう一つの単語がある。それがサンダーだ!! |
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成程。そういう事か。 |
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何だよ三沢?どういう意味なんだ? |
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サンダーのスペルは
T・H・U・N・D・E・Rだ。 |
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そう、サンダーをローマ字読みすると…ツンデレになる。 |
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成程、ツンデレッスか〜。萌えるな〜。ツンデレ。 |
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流石は万丈目サンダー。 |
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ツンデレって何なんだよ?シンデレラの親戚か? |
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十代、ツンデレというのはな、ギャルゲー用語の一つだ。
普段はツンツン、二人っきりの時は急にしおらしくなって
デレデレといちゃつく様なタイプのキャラクターの事を
指してそう称するんだ。 |
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流石だな、三沢。 |
そう…ツンデレとは正に萌えだ!!萌えだ!!萌えだ!!萌え〜 |
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成程。だから万丈目は明日香の事が好きなのか。 |
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そうなんだ。だから
俺は天上院君の事を… |
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って何を言わせるんだ!!
全く、相変わらずデリカシーの無い野郎だ。
後、万丈目『さん』だ! |
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まあそんなにカリカリすんなって、万丈目。 |
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万丈目『さん』だ!
という訳でだ、大番長のSS、大番長After.Ageから
デレの要素が加わったエクレール君と
彼女の友人達を招く事にした。 |
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へえ〜それは楽しみだな。 |
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萌え萌えッスね。 |
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手薬煉{てぐすね}引いて待ってるドン。 |
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楽しみだなぁ〜、なあ、明日香。 |
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え、ええ、そうね。 |
数日後 |
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まだかなまだかな。 |
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もう少しザウルス、アニキ。 |
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十代、少しは落ち着いたら? |
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そう言われてもさ〜、今からワクワクしてくんだよ〜。 |
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アニキらしいッスね。 |
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全く、子供みたいな野郎だ。 |
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どうやら、おいでなすった様だな。 |
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ふぅ〜、やっとついたぜ。 |
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ハイハ〜イ。おれ、遊城十代、よろしくな。 |
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そして、ぼくが十代アニキの一番の弟分、丸藤翔ッス。 |
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ちょっと待つドン! |
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何だよ剣山君? |
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十代アニキの一番の弟分はこのオレ、ティラノ剣山ザウルス!! |
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何だってー!! |
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二人とも止めなさい!! |
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モテモテだな……男に。 |
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私は天上院明日香よ。よろしくね。 |
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おう、こちらこそよろしくな。 |
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ぼくはDAのブリザードプリンス、恋の魔術師こと
10JOIN吹雪さ。センキュー!! |
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俺が一・十・百・千・
万丈目サンダーこと
万丈目準だ。 |
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さて、こちらの自己紹介が終わっ…… |
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てない!! |
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お。いたのか三沢。 |
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いたのか、じゃない!!
俺は前からここにいた!
最後になるが、俺は三沢大地だ。よろしくな。 |
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じゃあ、オレたちも自己紹介を始めるか。
オレが狼牙軍団と全国学聖連合・通称全学連の
総長を勤める斬真狼牙だ。 |
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そうか。で、その髪型……。 |
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髪型が如何したって、あん? |
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もしかして、俺の髪型をパクったんじゃないのか? |
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んな訳ねぇって。 |
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そうか。それはそれでおいといて、
そのヘアースタイルのセンスは中々のもんだな。 |
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お、おう…そうか。中々見る目があるじゃねえか。 |
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え〜と、私は新ホーリーフレイム・オルレアンの総長、
エクレールと申します。よろしくお願いいたしますわ。 |
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萌え〜 |
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明日香より1〜2歳年上と聞いたが、
年齢に比べると若いな。
年齢を取替えっこしても違和感は……。 |
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(バチコーン)
ちょばむっ!! |
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今のは先輩が悪いドン……。 |
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同意。 |
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始めまして。オルレアンの大隊長、京堂扇奈です。
よろしくね。 |
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おおお〜、俺の好みのタイプザウルス。 |
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あの…私、マリーシアといいます……。 |
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黒魔導師クランたんみたいで萌え萌えだ……。 |
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三沢君って、やっぱりそういうシュミが……。 |
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へぇ〜、マリーシアっていうんだ。名前といい、黒い翼といい、
堕天使マリーみたいで格好いいじゃん。 |
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そ…そうでしょうか。 |
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全く、お前本当にデュエルの事しか頭に無いんだな。 |
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おう、そのとおりよ!! |
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おれがオルレアンの副総長、阿寒湖まりもだ。
ちなみに、エクレールの朋友{ ポンヨウ}だ。 |
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ぽんよう? |
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一言で言えば、無二の親友、というところだな。 |
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後、マリーシアはエクレールの恋人だ。 |
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万「こい…」三「びと…?」 |
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ま…まりもったら…… |
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女性同士の恋愛、大いに結構じゃあないか。
タブーを越えた恋愛はスリリングかつドラマチックなものさ。 |
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兄さんってば…ちっとも変わってないわね…。 |
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流石吹雪さん!俺達の言えない事を
平然と言ってのける!そこに痺れる!
憧れるゥ!! |
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万丈目君まで……。 |
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あ…あの、ボク、成瀬ユキ。よろしくね。 |
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おう、こっちこそよろしく。 |
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何か、男の子みたいッスね、アニキ。
自分の事をボクって言ってるし。 |
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自分の事をボクっていう女の子ならレイがいるじゃない。 |
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レイ?誰だそりゃ? |
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レイってのは、オシリスレッドに入ってきた男の子の
事だけどな、それが実は女の子だったんだ。 |
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エクレールだって、マリーシアや自分のお袋さんと話す時は
自分の事をボクって言うぜ。(大番長AA参照) |
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まあいいや。で、これから何をしようか、万丈目? |
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万丈目『さん』だ!
これから、一ヶ月間体験入学と云う形で
DAと交流を持つ事になった。 |
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そういう事ナノーネ。 |
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おお、クロノス臨時校長。 |
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リンジーは余計ナノーネ。
私がこのDAの臨時校長、クロノス=デ・メディチデスーノ。 |
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何か、イヤミみたいな先生だな。 |
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ノンノンノンノ〜ン。イヤミーはフレンチカブーレナノーネ。
私はイタリアーノデスーノ。 |
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フランスといえば、我輩、ナポレオン教頭の
故郷なのでアール。 |
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(ヒュ〜……) |
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わぁっ!!? |
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だ、大徳寺先生……の幽霊!!? |
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お久しぶりニャ、十代君。 |
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流石DA、幽霊教師まで出るのかよ。 |
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元オシリスレッド寮長、大徳寺ですニャ。
よろしくなのニャ。 |
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さて、自己紹介はこれで終わりか。
ところで…みんなどこで寝泊りするんだ。 |
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女性陣は…取り敢えずブルー女子寮かしら。 |
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オシリスレッドなら空いているのニャ。
狼牙君はそこで寝泊りしてもらいますのニャ。 |
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十代様〜 |
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レ…レイじゃねえか!? |
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どなたですの? |
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ああ…さっき話したレイさ。 |
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始めまして。ボク、早乙女レイです。よろしく! |
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こ、こちらこそよろしく……。 |
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十代様……会いたかった……。 |
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ところで、レイって何歳なんだ? |
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小五らしいぞ。取り敢えず、十代の野郎は恋愛沙汰には
疎いくせに、何でこんなにもてやがるんだ?
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それでは、明日から授業を開始するノーネ。
今日はここで解散しますーノ。 |
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さて、と…おれ達もレッド寮に帰ろうぜ。 |
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ああ、そうだな。 |
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ところで、レッド寮どんなところなんだ? |
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はっきり言って……ボロい!! |
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酷いよ万丈目君。 |
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本当の事だろうが。 |
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本当に……ボロいところだな。 |
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おう。だけどよ、おれはここが気に入ってんだよ。 |
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俺はアニキと一緒ならどこでもいいドン。 |
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剣山君!!それ、ぼくが言おうとしてたのに!! |
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アニキは俺のアニキだドン!!
丸藤先輩は引っ込んでるザウルス!! |
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アニキの舎弟はぼく一人で十分ッス!! |
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まあまあ、二人とも落ち着けよ。 |
(C)高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・NAS |