真・闇の会夢幻格闘化計画{Dream Duel Project}大番長After.Age表紙
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第一章その二  「会合は会議室で起きてるんじゃない!! 体育館で起きているんだ!!」

第一章その二・新規登場人物
七荻鏡花
夜が来る!に出場。
相手の心をある程度読むことが出来る「サトリ」の能力者。
使用武器は蛇蛟「チロ」。

羽村亮
夜が来る!に出場。
物体の動きを読み動きを合わせる「重ね」の能力者。
使用武器は常に変化する剣「無形の剣」。

三条火呵留
ぷろすちゅーでんとGに出場。
暗黒鳳凰団幹部の美形のロリコン男。

みーちゃん
ぷろすちゅーでんとGに出場。
暗黒鳳凰団総帥の頭の悪いロリ女王様。
詳細は下の本編に書いてある。
5秒CM
七荻鏡花
「大番長AAの始まりよ。行くわよチロ!!」
(08 Make me funky)
 時はままにょにょ号にて
 狼牙とエクレールの会談が行われた
 翌々日の事である。

 その日は全学連に加盟している
 主要な特体生組織の総長が一同に会し、
 これからの全学連及び全組織の
 運営方針を話し合っていこうと言う、
 一種の特体生組織の会合が行われる日である。

 火者からは羽村亮、
 アリスミステリーリサーチからはみーちゃん、
 諜報組織・暁からは総長である
 暁の代理人としてbQの矢矧大和、
 法皇省からは臨時法皇・コーヴェンの代理人として
 司祭のドストンド、
 姫夜木研究所からは姫夜木大吾、
 スカルサーペントからは蛇王院空也、
 旧ホーリーフレイムからは臨時総長のバイラル、
 五十嵐組からは五十嵐紅美、
 三国からは項明みちる、
 そしてオルレアンからは
 エクレール (表向きの名義はジャンヌ)が
 出席する事になっている。

<9州同盟本部>
「ちゅー訳でや。
 うちら九州同盟は全学連や鳳凰学園と
 同時多発的に魔族に制圧されとる
 熊元や死魔根を奪回しようっちゅう作戦に
 参加する事になってん。
 ま、その前に明日は全学連の会議に
 うちらの中でも主要な特体生組織の
 総長が集まらなあかん日や。」

 場所は○月○日の
 九州同盟の本部である。
 今日ここには九州同盟の
 主たる面々が集まっていた。
 目的は全学連と鳳凰学園との
 同時多発的侵攻作戦の打ち合わせの為、
 そして明日開かれる
 全学連の定時会合の為にである。

「まずは定時会合について話しておこうか。
 定時会合はそれぞれの組織から
 総長と付添い人二人の
 計三人で出席する会合や。
 詳しくはうちらも知らんけど、
 九州同盟はうちに空の字に
 エク坊にみちるに
 カクガリの五人っちゅー訳や。
 くれぐれも粗相のあれへん様にな。
 そしてや、
 死魔根・熊元同時多発的急襲作戦の詳細は
 全学連の会合で狼牙が説明するっちゅー事やから。」

 そう言うと紅美は同盟の面々に
 定時会合の開催場所や日時及び、
 会合のスケジュール等の詳しい内容が
 事細やかに書き記された冊子を配布する。

 その冊子の内容は簡潔な説明文ながらも
 要所要所に実用不可欠な内容の
 文と挿絵を詰め込んでおり、
 そして何より内容と説明が正鵠を得ており、
 読み手全員が理解出来る内容に仕上がっている。

<ままにょにょ号>
(27 All the time)
 場所はままにょにょ号の中になる。
 前回と違い、今回は人数が人数なので、
 一般車両を一台分丸ごと
 貸し切るという形になっている。

 五十嵐組からは紅美と
 柴崎小五郎と幹部@名無しさん、
 旧ホーリーフレイムからは
 バイラルにアイレーンにジョドー、
 三国からはみちるに毛利兄弟、
 スカルサーペントからは空也と美潮とシャイラ、
 そしてオルレアンからは
 エクレールにまりもに美亜子が
 定時会合に出席する事になる。

「あんだよ、今日は個室じゃ名古屋のきし麺?」

「当たり前田のクラッカーや。
 この人数で個室なんて借りられるかいな。
 それに前回の個室は特別に取れただけで
 そう何回も取れへんっちゅーに。」

 まりものボヤキに対し、
 紅美はこう切り返す。
 確かに前回の個室はオーナーである
 スパパーンの尽力によって
 たまたま取れたに過ぎず、
 個室自体もせいぜい五〜六名の
 収容が限界なのも事実だ。

「ハルカたんハァハァ……」

「ナリカたん萌え萌え……」

 毛利兄弟は相も変わらず
 携帯ゲームのNBSでの
 ギャルゲーに夢中である。

「なぁ、そこのスチュワーデスの姉ちゃん、
 明日暇だったら俺と……」

「俺と……?何する積もりですか?」

「まさかデート……
 何て言うんじゃないわよね、空也?」

「い、いや……何でもナッサブルITEッ!」

 空也は空也で
 客室乗務員のおねいさんを
 口説こうとして、
 嫉妬マシーンと化した
 美潮とシャイラに尻を抓{つね}られており、
 エクレールと美亜子は
 ままにょにょ号の中でも
 組織内の業務を持ち込んでおり、
 各々車内での時間を
 マイペースで過ごしている様だ。
 そうこうしているうちにままにょにょ号は
 全学連の本部に到着する。

<全学連本部ホール>
(27 All the time)
 場所は変わって
 全学連本部のホールに移る。
 このホールは普段は
 全学連所属の特体生達の
 心身の練磨の為に使用される施設、
 ぶっちゃけ体育館として
 使用されているが、
 一度催し物があった場合、
 数刻を経髄して催し物の為の
 ホールに早変わりする仕組みになっている。

 今回の催される定時会合は、
 戦時中の為に供される夕食は
 非常に簡素であるものの、
 低予算なりにまとまっており、
 内装も実用を意識した作りの中に
 凝ったデザインが施されている。

 そして定時会合が開催される
 時間も刻々と迫っており、
 全学連直属の特体生である
 崎村竜二と桐原武士と
 AMR所属の三条火呵留が
 会場の設定の
 最終チェックを行っていた。

「全く……この美しい特体家の私が
 何故にこの様な雑役を……。」

「愚痴ってねぇでとっとと手ぇ動かせよ、
 特体家のイルカ野郎。」

「わ、私はイルカではない!!
 三条ヒ・カ・ル・だ!!
 後、私を呼ぶ時には特体家の前に、
 《美しい》と入れるのを忘れるな!!」

(18 comical)
 三条は自分のキャラクターに
 この様な雑役は似合わないとぼやいて
 竜二に突っ込みを入れられており、
 桐原は生真面目な桐原らしく、
 黙々と仕事をこなしている。

「しかし…腹が減ったな。
 あ、あんなところに!
 アンパァンハケーン!!」

「崎竜!!それは来賓の夕食の時のデザートだろう!!
 何抓み食いをしようとしてるんだ!!?」
 竜二は来賓用に供された
 アンパァンをハケーンするが、
 桐原に抓み食いを注意される。

「かてぇ事言うなよ桐の字。
 一つくらい喰っても判りゃしねぇって。」

「ダメだ!!一つならと言う心から全ての邪心は生まれるんだ!!
 一つだけと言うが、一つ食べたらもう一つという按配に、
 際限なく悪循環に陥って結局全部食べる事になるからな。」

「わーーーったよ。
 我慢すりゃあいいんだろ、我慢すりゃあ!」

 空腹による不満を少し態度に含ませながら、
 竜二は桐原の注意に同意するが……

「で、その懐のものは何なんだ?」

「……見てたのかよ。」

 桐原の目を誤魔化して1つだけ
 くすねておいたアンパァンを指摘され、
 竜二はそのアンパァンを
 返さざるを得ないのであった。

 そうこうしているうちに
 ホールだけで無くほぼ全ての部署で
 定時会合の為の準備が整い、
 会合が予定通り執り行われる事となった。

(ORISINAL SONG03.Zengakuren)
主催:全学連
主催者:同総長・斬真狼牙
司会兼進行役:同副総長・斬真豪
          同地の{ター}ノモス・
          最高幹部・姫乃宮華苑

 で進行される事となる。

 とりあえず会合の開始までは
 少々の時間が有る為、
 それぞれの出席者は
 他の組織の出席者と会談しあい、
 少しでも人網{ネットワーク}の構築と
 情報の交換に勤しむ事となる。

 しかしこれだけ我もアクも
 強い連中が一同に集まれば、
 単なる友好的な会合で終わる訳が無く、
 水面下の会話では色々複雑怪奇で
 政治的な駆け引きが行われている。

 その中にエクレールやまりもや美亜子もいた。

ウヒョー!!結構な御馳走がワンサカ並んでるぢゃねぇか。」

「ちょっちょっとまりもちゃん、
 今日ここに来たのは今後の事を話し合う為で……」

 既に当初の目的である定時会合の事を
 まったり忘れているまりもに対し、
 美亜子はその事を指摘するが……

「まぁそう固ぇ事言うなってばよ。
 おれぁこの時の為に
 朝飯を抜いてきたんだからよ。」

 目の前の御馳走の事で
 まりものオツムはいっぱいだ。

(ORISINAL SONG42.Tonorist Pope Ministry)
 そこにとある組織の連中がやって来た。
 それは何とトノリスト法皇省の所属である
 司祭のドストンにキシラル、
 そして事もあろうにままにょにょ号で
 エクレール達の命を狙ったグレッドである。

「ほほう……きでんが新ホーリーフレイム・オルレアンの
 総長のジャンヌ卿ですかな?」

「ええ、貴方は?」

「ワシはトノリスト法皇省の司祭ドストンと申す。
 貴殿の事はキシラル司祭から
 よーく伺っておりますでな。」

「そうでしたか。
 見た通りの若輩者ですが、
 これからもよろしくお願い致しますわ。」

 ドストンの挨拶に対し、
 エクレールは自分の
 主張したい事を極力抑えて
 冷静に友好的な態度で応対する。

「初めてお目にかかる。
 拙僧は司祭グレッドと申す。
 無骨者だが、良しなに願いたい。」

 ここでグレッドが自己紹介に入る。

 い・う・ま・で・も・無いが、
 グレッドはままにょにょ号で
 エクレール達を襲撃している事から
 敵対者として面識が有るが、
 場が場であり、
 エクレールがその事を指摘しようにも、
 定時会合に波風が立つのを恐れて
 指摘出来ないのをいい事に
 敢えてわざと初対面の振りをしているのである。

「ええ、こちらこそよろしくお願いいたしますわ。」

 エクレールも色々言いたい事は山程有るが、
 敢えてそれらを主張せず、
 表向きはにこやかに応対する。
 大人の事情なのである。

「……一体何をしておるのだ……!!」

「あん?あんだよバーロー?何を怒ってるんだ?」

 その光景を見て旧ホーリーフレイムからの
 暫定代表者であるバイラルが
 あからさまに不満を含めた表情を示している。
 それは一目見ただけでも明らかであり、
 そしてその原因が法皇省の連中に
  る事は明らかである。

「誰がバーローだ。一文字しか合ってないではないか!
 まあいい。それよりも何打あの態度は!!
 エクレールをジャンヌ様と認識した上で、
 お前達を暗殺しようとしておきながら……
 たとえ司祭と言えども許せぬ!!」

 煮えたぎる怒りを
 抑えきれなくなったバイラルは、
 怒りの矛先である
 法皇省一味に対して詰問……いや、
 場合によっては流血沙汰も
 辞さないものと近寄ろうとするが……

「角刈り自重。」

 とまりもに制止される。

「エクレールもエクレールだ!!
 ジャンヌ様に害意を持ち、
 しかも自分を殺害せんとした相手に対し、
 よくもあんなにこやかな態度が取れるもんだ!!」

「だから自重しろっつーの。
 おれだってあいつらに対して
 むかっ腹が立ってるし、
 いますぐにあいつらを凹ましてえ
 オメーの気持ちも非常に理解る。
 だが、時と場所と立場ってものを考えろ。
 いまここであのクソヤロー共を
 凹ます事は出来たにしてもだ、
 その後の事を考えてみろ。
 会合どころか周りの連中を
 全て敵に回しかねねぇぞ。」

 飽くまで憤りを隠せない
 バイラルに対し、
 まりもは冷静に自重して
 対処する様に促す。
 それもその筈、
 この会場には主要な組織の特体生が
 ダース単位で集まっており、
 下手に騒ぎを起こせば
 どういう結果になるか
 想像に難くないからだ。
 そして其処へまだ二十前半と思わしき
 若い青年が一人やって来た。

(ORISINAL SONG08.Akatsuki)
 目的はエクレールとの接触と折衝であり、
 早速エクレールに向かって

「始めてお目にかかる。
 諜報組織・暁の総長・暁の
 代理人の矢矧大和だ。」

 と自己紹介をする。

「こちらこそ初めまして。
 新ホーリーフレイム・オルレアンの総長、
 エc…ゴホン、ジャンヌです。
 よろしくお願い致しますわ。」

「我が暁と旧ホーリーフレイムは
 故有って少なからぬ怨恨があったが、
 これからは……」

「確かに今は目前に
 未曾有の危機が迫っている時、
 過去のいざこざや怨恨を
 持ち出している場合では有りませんわね。」

 軽く挨拶と用件を述べ、
 会合が始まる迄の数分間を
 交渉と情報交換に勤しんでいった。

 とまあ、色々な思惑を持ちながらも、
 会合が始まる迄の短い時間を
 有効に活用せんと各組織の代表達は
 他の組織の代表と積極的に
 アプローチを交わしていき、
 そして定時会合が始まる事となった。



アイキャッチ
三条火呵留
 「火呵留だ…二度と間違えるな!
 私の名は三条火呵留というんだ!
 イルカでもヒルカでもない!」


アイキャッチ
桐原武士
 「ここだけの話だが、実は前から智香さんの事が以下略……」
(ORISINAL SONG02.make me funkyA)
「あ〜、マイクテスト、マイクテスト。
 ようこそ、特体生の皆さん。
 私が全学連副総長・斬真豪だ。
 これより全学連定時会合の
 開催を宣言したい。
 まずは会合の成功を神明に祈願しよう。
 では、狼牙。」

「かてぇ挨拶は嫌われるから抜きにしてだ。
 とっとと本題に入ろうぜ。
 取り敢えずは自己紹介だけはしとくわ。
 ワシがおとK……じゃなくて、
 俺が全学連総長の斬真狼牙である!!
 そこんとこ、よろしく。」

 スーパーザンマブラザーズの
 開催の宣言が終わり、
 定時会合が開催される事となる。

「まずは、こちらの勢力図と地域毎のデータをごらん遊ばせ。」

(35 Kamui @)
  ここで全学連の
 地の{ター}ノモス最高責任者であり、
  定時会合の進行役兼説明役である
  姫乃宮華苑がホログラフ映像を起動させると、
  そこには現在の世界の勢力図と
  地域毎の詳細なデータが
 克明に記されていた。
  一ヶ月前と比べてやや
 人類の勢力が増してはいるものの、
  未だに魔族の領域を示す
  白色の部分は世界の大多数を占めている。

「そこで私達は、
 新宿のオリジナル魔界孔を取り囲む様に
 螺旋状に領土を奪回していき、
 最終的には螺旋の中心のオリジナル魔界孔を
 そこで皆さんの知恵をお貸ししたいのですが、
 何か妙案がお有りの方は遠慮なくどうぞ。」

(27 All the time)
「とりあえず……熊元等はどうかね?
 現在的の戦力は手薄な上、
 戦略的にも九州での要地であり、
 攻略するに値するとは思わんかね?」

「いや、それよりも、
 旧学連本部を奪回する方が先だろう。」

「みーちゃんは〜、あばしりがいいとおもうなぁ〜。」

 華苑の問いかけに対し、
 姫夜木研究所代表の姫夜木大吾、
 火者の者の羽村亮や
 AMRのみーちゃんの意見が次々出される。

「いや、もれは○○○が

「それがしは○○○の方が……」

「母ちゃん全然わかんないわよ!!」

 と他にも色々と名無しさん@特体生から
 次々案が出されるが、
 放送時間という大人の都合で
 割愛させていただく。

「本当は何も考えてねえんだろ?」

 その通りだよ狼牙君。
 私を誰だと思っているのかね?
 私は日本でも稀に見るグータラ人間だぞ。

「はいはい、
 楽屋落ちネタはそこまでですわよ、
 狼牙に作者。
 只今九州同盟の皆さんの話と、
 現在の情勢とを照らし合わせるに、
 死魔根熊元の同時多発的奪回及び、
 死魔根を奪回した余勢で
 かっての旧学連本部奪回するという
 作戦に決まりましたわ。
 作戦名は『光を求めて』。
 どなたかこの作戦に
 参加したいという方はおられますか?」

「私達も地元に近い事ですし、
 参加させて頂きますわ。」

「我々が参加しよう。」

「ねぇ亮、あたし達も参加してみない。」

「我々兄弟も参加せざるを得まい。」×2

「姫夜木君、ここは我々の出番の様だ。」

 華苑の呼びかけに対し、
 エクレールの他、
 鳳凰学園の魔神勇二、
 火者の一族の七荻鏡花、
 三国の毛利兄弟、
 姫夜木研究所の魔窟堂野武彦と、
 次々と名乗りが挙がっていく。

「そうですわね……。
 では、熊元の奪回は姫夜木研究所と
 火者の一族と三国の方々に、
 死魔根と全学連本部の奪回は
 オルレアンと鳳凰学園の方々に
 お任せ致しますわ。」

「ちょっと松の湯。」

 作戦のメンバーが
 決まりかけていたところに、
 何者かの待ったが入った。
 皆が声のした方向を見ると、
 諜報組織・暁の藤原雲水であた。

「確か貴方は暁の幹部の……何か異な点でも?」

「死魔根奪回の件、
 我々暁も加わらせていただきたい。
 死魔根奪回だけならばともかく、
 旧学連本部を奪回するとあれば、
 オルレアンと鳳凰学園だけでは
 荷が重すぎるというもの。
 それに……」

「それに?」

「ここで目立っておかなければ
 我々の世代はどんどん
 影が薄くなってしまうからな。」

「よろしいですわよ。
 では、死魔根の奪回には、
 暁の方々も加わって頂く事に
 なりますわね。」

 かくして
 熊元・死魔根・旧学連本部
 同時多発的奪回作戦
 「光を求めて」
 の任務に就く者は以下の者と決定した。

熊元奪回作戦
 
姫夜木研究所
 魔窟堂野武彦・四条沙羅沙・四万十沙織・八神ちょこ

 
火者の者
 三輪坂真言美・火倉いずみ・七荻鏡花・祁答院マコト・羽村亮

 
三国
 毛利尊賢・毛利尊拳

 
全学連
 成瀬ユキ

死魔根・旧学連本部奪回作戦
 
新ホーリーフレイム・オルレアン
 エクレール・阿寒湖まりも・嶌美亜子・京堂扇奈・なにわ大二郎

 
鳳凰学園
 魔神勇二・鈴麗蘭・仁藤美咲

 
諜報組織・暁
 藤原雲水、中善寺睦月・中善寺弥生

 という訳で、
 目出度く参戦と作戦に
 従事する組織と従事者が決まり、
 そして最後に諸勢力かららの
 現時点での詳細な状況の報告を聞き、
 一先ず会合は一応の締めくくりを迎える事となる。

(08 Make me funky)
「(中略)で、本日の提示会合の終了を宣言する。」

 狼牙の終了宣言も滞りなく終わり、
 何の問題も無く定時会合が終了した途端、
 まりもの目が爛々と輝き始める。

(18 comical)

 その眼差しの先に存在るのは、
 定時会合で出された会食の為に
 出された会食の為の食事である。
 出席者達は皆一様に食事よりも
 会合の内容に気が行っており、
 食事には殆ど手をつけられてない状態なのである。
 何故かアンパァンが乗っけてあるはずの
 籠に何もないのは、
 誰が犯人であるかは言う迄も無い。

おっしゃー!!
 今回のメインイベントだ!!
 思いっきり吐くまで喰うぜぃ!!」

「あのなぁ……やっぱそう来たか。
 おまけにタッパまで持ってきて
 用意のいいこった。」

 懐からタッパを取り出すまりもに
 狼牙も少しばかり呆れ返っている。

 そこに一人の少女がやって来た。
 恐らくはまりもと目的を
 同一にするであろう少女である、

「あんだオメ?
 まさかこのおれと張り合う積りじゃああるめぇな?」

「だったらどうだってんだよ?」

「いい度胸じゃナッサブル。
 オメー名前なんて……
 おっと…人に名前を尋ねる時は
 先ず自分から名乗るのが礼儀だったな。
 おれの名は新ホーリーフレイム・オルレアンの
 副総長阿寒湖まりもだ。
 オメーの名はふーあーゆー?」

「へっ、聞いて驚くなよ。
 おれの名は湯奈沢慶、護国院の番長だ。」

「ちょっくらびっくらこきまろ。
 じゃあオメー、湯奈沢慶と言ったら、
 全学連の12神じゃねえか。」

 まりもは慶が名乗りを上げると、
 体に多少緊張を走らせる。
 何故なら目の前にいる
 相手の湯奈沢慶は、
 全学連の中でも屈指の能力を持った
  12人で構成された
 十二神のうちの一人だからだ。
 そしてまりもの眼力は
 慶の小柄な体に秘められた
 馬鹿げた食欲を
 一目で見抜いていたからである。

「へっ、面白ぇ!
 ちったぁやるようだが、
 この阿寒湖まりも相手に
 早喰いで挑もうと言う事が
 どんなにオマヌーな事かを
 じっくりねっとりまったり教えたろーか?」

「いい度胸じゃねぃか!
 ちっちゃいからってナメるなよー!!」

 という訳で、売り言葉に買い言葉、
 格闘ディナー一本勝負、
 
レディイイイイイイ…ゴオオオ!!!!!!!!!
  (イメージCV ベルナール・アッカ)

 おおっと、阿寒湖選手、
 最初から蝶飛ばしています!!
 それに対して湯奈沢選手も負けてねぇ!!
 しかも両者共に何も考えずに
 目の前のものをがっつくのではなく、
 まずは空腹に優しい
 あっさり系のメニューからこなしている!!
 こいつぁ中々好勝負になりそうだ!!!

 
おっとぉ!!!
 そうこうしているうちに
 阿寒湖選手も湯奈沢選手も
 メインである子豚の丸焼きに移ったぁ!!
 こいつぁドえらいデッドヒートになりそうだぁ!!!

「いただきマンモス!!」

 おおっと、阿寒湖選手の先制攻げ……

「させるかぁ!!」

 負けじと湯奈沢選手も応戦だぁ!!!
 一欠けらの肉片すら奪い合う
 食欲の女王同士の
 超絶バトルが展開されてるぜぃ!!!

「あちゃ!
おちゃ!!玄米茶!!!

「あちゃ!
おちゃ!!てっかんの茶!!!

「あちゃ!
おちゃ!!烏龍茶!!!

「あちゃ!
おちゃ!!梅昆布茶!!!

「や、やるぢゃねえか…!」

「そっちこそ中々やるじゃあんか!」

 ハイハイ、脱線はそこまでよ。
 放送時間というものもある事だし、
 ちゃっちゃっとすすもうぜい。

「あ、いたいた。まりも〜、もう帰りますわよ。」

 そこにエクレールが帰途につくべく
 まりもを呼びに来た。

「おお、誰かと思えば、
 そこにいるのはエクレール!
 おひさ〜♪」

 そのエクレールを見て、
 慶は親しげに手を振る。

「あ、こちらこそお久し振りですわ、慶。」

 慶の挨拶に対し、
 エクレールも親しげに応ずる。

 何故二人が結構親しいのかというと、
 慶が真宿の来来・ゾンビーズの討伐から
 帰還して極端に空腹であった時、
 エクレールの作ったエクレア
 (一流パティシエ並の腕)を食した事から
 親しくなったのであるという。

「あんだよ、もう帰んのかよ。」

 どうやらまりもは
 まだ食べ足りなかったらしく、
 帰りの時間の到来に少々
 落胆の色を隠せない様だ。

 という訳でオルレアン一行は
帰りの途に付く事になった訳であるが、
そこに来たのは受付嬢の成瀬有紀改め、
成瀬ユキだったわば。

「あ、エクレールさんお久し振り。」

「おひさし……ゆ、有紀クン!?
 有紀…クン…ですわよね?」

 1話での事情をよく知らないエクレールは、
 驚き桃の木山椒の木な目でユキの姿を見る。

「ていうか、おれ、どうゆう事か事情を知らねぇし。」

 ユキの事を知らないまりもは
 エクレールに事情の説明を求め、
 そしてエクレールはまりもに
 事の事情の詳細を説明する。

「じゃああんだ、
 つまりいわゆる一つのTSってやつか?」

「いや、その…そうじゃなくて…」

 まりものTSではないか、
 という疑念の反応に対し、
 ユキは自分はTSの類で
 この様な姿になったのではなく、
 れっきとした女性であるが、
 家の迷信により
 男性として育てられた事により、
 今まで性別を偽ってきた事を告白する。

「へぇ。男装にボクッ娘にロリかよ。
 何気に作者の願望を抽出して
 一塊に詰め合わせた様な
 萌え要素満載じゃねえか。」

 まぁ、概ねそうだわいな。

 他にも眼鏡属性やらツンデレぞ…

「おおっと、長話になりそうな話はそこまでだ。
 今週は放送時間も残り少ねぇんだし、
 ていうか、え〜と、有紀…じゃなかった、ユキだっけ?
 何かおれ達に用が有るんじゃナッサブル?」

「あ、そうだ。
 え〜と、死魔根奪還作戦に
 狼牙君も参戦するから、
 その事を伝える様にって。」

「ねぇ、そりゃまたどういう風の吹き回しだい?」

「狼牙君の事だから、
 後ろでどんと構えているよりは
 自分で動き回った方がいいんじゃないの?」

 あ、美亜子いたのね。
 こってり忘れてたよ。

「あ、ひどーい。」

「まあ、狼牙も一応主役なんだからいんでねの?
 なぁエクレール?」

「え、ええ、そうですわね。
 全学連による提示会合も既に終わり、
 九州ににわかに戦雲が渦巻く。
 果たして人類は未来への一歩を
 踏み出す事が出来るのだろうか?
 来週に続く。」

「ト書きまで読んでどうするんジャラホイ?」
予告
七荻鏡花「熊元に俄かに吹き立つ戦雲。
       そこで待ち受けるは神威軍団の兵。
       そして堅城熊元城。
       狼牙軍団はどう立ち向かうのか?」
羽村亮「次回大番長AA『第一章その三  「Battle From MOCCOS」』」
狼牙軍団全員「立てよ人類!!

今週の特体生
三条火呵留(ぷろすちゅーでんとG)
体力 経験 信頼 距離 気力 攻撃 命中 回避 治安 収益 給料
57 66 普通 67 144 32 70 75 70
スキル 属性 対属性
ロリコン 白魔 魔族
ロリコン〜ロリキャラと一緒の地域にいると給料が10になり
        治安と収益が100になる

後書き
今回は定期会合の様子を
描いてみました。
次からはバンバンバトルっていきますえ。

夜が来るの!とかも
鏡花とかも出す予定です。
新開さんは次回では出ませんが、
一応深い理由があります。

ネットサーフィンをしていると
ふとこんなサイトを発見しました。
黒い羽募金
イメージキャラとしてはマリーシアや八神はやてや
フィアッセがいいと思いました。




苦情などの感想はここへどうぞ。
また私の妄想に満ちたサイトは
http://shin-yaminokai.jp/
となっております。
よろしかったら是非遊びに来て下さいませ。


本陣へ撤退
本陣へ撤退
撤退
撤退