真・闇の会夢幻格闘化計画{Dream Duel Project}続・聖夜の天使達

真・闇の会サイトマップ

第 七話「失いたくないもの」

<−中西家−居間>
(23 silence..)
 中西家の居間で、TVを見ている剣道とマリーシア。
 だが、TVのお笑い番組の内容とは裏腹に、
 部屋の空気は重苦しい。

「剣道……。」

「エクレール……何か無理していませんか?」

 剣の稽古に没頭するエクレールに一抹の不安を覚える。

「うん……そうだね。」

「大分無理しているみたいで、美緒先生がいくら注意しても、
 無理を止めないんだって……。」

「そうなのか……。」

 剣道も、その事に関しては心当たりが有るらしく、
 深刻な顔持ちでその話を聞いている。



<−中西剣道道場−稽古場>
 その日もエクレールは稽古を続けていた。

「エクレール……」

 呟く様にエクレールに話し掛ける剣道。
 だが、稽古に没頭しているエクレールの耳には入らない。

「三万二千……三万二千一…」

「エクレールッッッ!!!!」

 業を煮やした剣道が、怒鳴る様な声でエクレールを呼ぶ。

「え!?け、剣道……」

「最近ムチャしてばかりじゃないか。先生にも見てもらってないし……。」

「う、ううん……調子は悪くありませんわよ……。」

 もっともな剣道の忠告。
 だが、ぎこちない返事でその忠告を受け入れないエクレール。

 ただし、その主張には一片の説得力も無い事は
 エクレールの体が雄弁に証明していた。

「エクレール……」

 マリーシアが泣きそうな顔でエクレールを呼ぶ。

「大丈夫……ボク、大丈夫だから!」

「エクレール……病院に行こう……!」

 剣道は、そう言うとエクレールの手を取って
 無理矢理にでも病院に連れて行こうとする。

 だが、その時、エクレールの手の感触に滑った感じがした。

(21 dash to trush 〜unpluged〜)
「エクレール……血じゃないか!!」

 その手は、稽古に次ぐ稽古の連続で、
 血豆が潰れて、更に新しい血豆が出来ていた。

 その他、大小合わせて無数の傷がついており、
 とても年頃の女の子の手とは思えない程に傷付いていた。

「エクレール……病院だよぅッッ!!!!

 マリーシアが涙をボロボロ流して叫ぶ。

「今は……今はダメだ……。」

「お願い……今はやらせて……。」



<−中西家−居間>
 剣道は、とりあえずエクレールの治療をして、胴着を着替えさせる。

「お姉ちゃん……大丈夫?」

 時々中西家に来ては、エクレールと遊んでいるゆうなが
 エクレールを心配する。

「ゆうな……ごめんなさい……最近…一緒に遊んで上げられなくて…。」

 申し訳なさそうに、ゆうなに事情を説明する。

 翌日、二人は嫌がるエクレールを
 半ば無理矢理に病院に連れて行く。



<−県立真田付属総合病院−診察室>
(21 dash to trush 〜unpluged〜)
「……あなたは何を考えているんですか!!」

 普段温和な美緒が声を荒げて涙目で怒鳴った。

「体中がもう……ボロボロじゃないですか……!」

 そう言うと、エクレールの傷付いた手を取り、
 痛切な声で忠告する。

「あの……。」

「絶対安静です!」

 有無を言わせない声で、エクレールの反論を封じる。

「で、でも……。」

「安静です!!!!」

 尚も反論しようとするエクレールを、
 有無を言わさず安静にする様に言う。

「……。」

 そして、外傷の治療と整体治療を受けて、
 絶対安静に、との診断と共に、一応応急治療は終わった。



<−中西家−居間>
(27 All The Time)
 その日の夜。
 マリーシアが慌{あわただ}しく剣道に話し掛けてくる。

「剣道、エクレールは?」

え!?

 豆が鳩鉄砲を喰らった様な顔の剣道。
 どうやら、剣道には心当たりがあるらしい。

「見舞いに行ったら部屋にいなくて……。」

「アイツ……。」



<−真夜中の中西剣道道場−稽古場>
(21 dash to trush 〜unpluged〜)
「もっと速く……もっと強く……!」

 エクレールは、夜の道場で一人黙々と稽古をしていた。
 その姿を見て、涙をこぼしながら諌めるマリーシア。

「エクレール……。」

「何で……何で剣道や美緒先生の言う事を……無視するんですか?」

「これ以上やったらあなたが壊れるって……判っているのに……。」

「ボクは平気だよ!!」

 極めて明るく振舞おうとするエクレール。
 だが、その体の疲労は隠せない。

「自分の体の事だからちゃンと判る…壊れたりなンかしない!」

「イデア……の事ですか……?」

「うン……。」

「ボクはもう……何も失いたくないから……。」

「だから……」

違う!!

「人は一人じゃあ生きていけない……けどさ、
 だから人は誰かを支える事が出来るんだ!」

 剣道が厳しく、そして優しくエクレールを諭す。

「だから、アンタの悩みも一緒になって
 悩む事が出来るんだ。」

「だからさ、一人で傷付くのは……やめてくれないか……。」

「剣道……マリーシア……有り難う……。」

 エクレールの目から一筋の涙が零れ落ち、
 剣道とマリーシアに抱き付く。



<−県立真田付属総合病院−診察室>
(27 All The Time)
 数日後、絶対安静にしていたエクレールは、
 再び病院の美緒の元に診察に訪れる。

「大体、回復しましたね。」

 的確な診察の後、美緒の太鼓判が出される。

「大した怪我じゃなかったのもあるけど、
 回復力が凄いってのもありますね。」

「はい。」

「良かったですね……エクレール。」

「てへっ。」

 舌を少し出して照れ笑いをするエクレール。

「ご迷惑を……お掛けしました。」

 軽く頭を下げるエクレール。

「丁度いい機会だから、紹介しておくわ。
 マリーシアとエクレールに紹介しておきたい人がいるの。」

「麻紀さん。」

「は〜い。」

 その軽快な返事と共に、動きやすそうな服装の、
 探偵と思わしき女性が一人入ってくる。
 そして、マリーシアに親しげに挨拶する。

「やあ、マリーシア。元気?」

「はい。麻紀さんもお元気そうで……何よりです。」

「ん?……ああ、初めまして。院長の娘で、
 羽田麻紀と言います。」

 暫らくしてエクレール達に気付いた麻紀は
 一礼して軽く自己紹介をする。

「私、今私立探偵をやってるんだけど、今年のNAGASAKIの
 クリスマスパーティーの警備を任されちゃってさ。」

「そうですか……頼もしいです……。」

 一通り話がすんだ後、美緒がまたムチャしそうな
 エクレールに釘を差す。

「まだ練習はしちゃダメですよ!」



<−県立真田付属総合病院−病院の外>
「ふぅ……」

「やっぱり、美緒先生に診てもらうと、随分楽になるよね。」

 体の調子を確かめるかの様に、
 肩をグルグル回しながらマリーシアに語りかけるエクレール。

「ええ。」

「麻紀さん……綺麗な人だったなぁ……。」

 青空を見上げながら、麻紀の事を思い出すエクレール。

「ふぅ……。」

「今日はこれからまた歌の練習なんです。」

「でも、今日は聖歌隊のみんなが勢ぞろいなんですよ。」

 今日は、今年初めて聖歌隊が勢ぞろいする日であり、
 その事を楽しみにしているかの様な口調で話すマリーシア。

「クス……大変そうだけど……楽しそうだね。」

「ええ。練習も、復習も……凄く楽しいです。」

「担当のカレーウルフの仕事が滞りがちなのが…
 難点なんですけど……。」

「大丈夫だよ。竜二クンや光弘クンが
 助っ人に入ってくれているンだし。」

「じゃあ、行って来ます。」



<−聖城学園−エクレールの部屋>
(08 Make me funky)
 翌日、エクレールは自分の部屋で布団に入り、養生に専念していた。
 時々、暇を持て余しているかの様に万歳の格好で欠伸をする。

「エクレール……」

 マリーシアがお粥を持って現れる。

「傷……大丈夫ですか?」

 エクレールの包帯を巻いた手を手に取り、
 優しく心配する。

「ううン、別にそれ程でも無いから……。」

「何か……ちょっと思い出しますね。」

「あの時、黒い翼の力で死に掛けた時……
 エクレール……一晩中看病してくれた……。」

「苦しかったけど……とっても嬉しかったです……。」

「エクレール、お粥とか作ってくれて…
 時々おでこに手をペタって……熱を測ってくれて……。」

「私……あの頃から……エクレールの事が……。」

 マリーシアは、そっと優しく、そしてさり気無く微笑む。

「エクレール……ありがとう……大好きです。」

 傷だらけのエクレールの手に、
 いつの間にかマリーシアのもう一方の手が重なる。
 エクレールは、そっともう一方の手をマリーシアの手に重ねる。

「ボクも……マリーシアの事が……大好きだよ。」

「こンな事を言うのはちょっと気恥ずかしいけど……」

「マリーシアの事を護りたい……いつでも側にいたい
 この気持ちだけは決して変わらない……。」

「ええ……。」

「これまでも……そして……これからもずっと……。」

 マリーシアが、エクレールの手を強く握り、
 エクレールに紅潮した頬を寄せて……

「いるか?」

「「わぁっ!!」」

 突然の久那岐の訪問。
 不意の訪問に慌てふためくしかない二人。

「く……久那岐さん……。」

「エクレール、体調はどうだ?」

「ええ……悪くは……ありませんわ……。」

「ちょっと傷に熱があるだけですし……。」

「そうか。」

 そして、頬を紅潮させたマリーシアを見て、一言付け加える。

「取り込み中のところを……邪魔してすまなかったな。」

「じゃあ、体を大切にな。」

「あ、ありがとう……ございます……。」



<−中西剣道道場−稽古場>
(27 All The Time)
 稽古も終わり、スポーツ飲料を摂取して
 体の渇きを癒す剣道とエクレールの二人。

「完全復活って感じだね。むしろ、前より元気になってるよ。」

「そうですか?」



<−パーティー会場−宿舎>
 クリスマスパーティーのパーティー会場。

 狼牙と懇意のスパパーンが用意した宿舎で、
 狼牙、スパパーン、エクレール、マリーシア、エミリーがいる。

「すまねぇな、スパパーン。
 何から何まで用意してくれてよ。」

「なぁに、私はマリーシアさんの大ファンでしてね。
 こんな機会を用意して頂いて、
 私の方こそ礼を申し上げたいくらいですよ、狼牙君。」

「ではお嬢さん方、パーティー当日まで
 存分にお寛{くつろ}ぎ下さい。」

 そう言って慇懃に一礼すると、その場を立ち去るスパパーン。

「はぁ……すごい建物……。」

 エミリーがベッドの上で溜息を吐{つ}く。

「クリスマスパーティーの時のマリーシアのコンサートも……
 ここでやるんだよね。」

「ええ。」

「コンサートなんて、エミリー初めて……
 何かワクワクしてくるなぁ……。」

「ねぇマリーシア、一度唄ってみない?
 誰もいないんだし。」

「え、ええ……。」

 エクレール達は、ずっと静かにマリーシアの歌を聞いていた。


【アカペラでマリーシアの歌が流れる】


「もう、帰りましょうか?」

「うン。」 



<−聖城学園−エクレールの部屋>
(19 Lovers time @)

 マリーシア特性のお粥を
 心底美味しそうに食するエクレール。

「はい、あ〜ん。」

「あ……あ〜ン……。」

「もぐもぐ……。」

「ど……どうですか、エクレール?」

「うン、マリーシアが作ってくれたからとっても美味しいよ。」

 お粥を頬張るエクレールは
 心の底から嬉しそうな顔をしていた。

「クス……嬉しい……じゃあ、もう一度……はい、あ〜ん。」

「う、うン……あ〜ン……。」

 そうこうしているうちに、エクレールは
 マリーシアの作ったお粥を全部平らげてしまった。

「やっぱり、マリーシアの歌って……凄いなぁ……。」

「マリーシアの歌を聞くと……何だか…
 今でも心に歌が残っていて……それが、何よりも暖かいンだ。」

「マリーシア……。」

「何ですか?」

「神父の受け売りなンだけど、歌を歌うって事は、
 『歌詞に自分の魂{こここ}を込める』事だって……。」

「ゴスペル歌手だった時からの口癖だって……。」

「マリーシアは……どうなの?」

「私?私は……判らないです……」

「でも……きっといつか……。」

「この前は……ちゃんと伝えられなかったけど……。」

「好きです……エクレール。」

「ずっと……誰よりも……貴女を愛しています……。」

 はにかみの微笑で、マリーシアは優しく呟{つぶや}く。

 エクレールはマリーシアを優しく抱擁する。
 豊潤な甘い香りと柔らかな感触を確かめながら。

「エ……エクレール……。」

 マリーシアが無意識の内にエクレールの背中に手を回して
 そっと抱きしめる。

 暖かな体温と、柔らかで優しい香りに、
 エクレールは少しうっとりとしていた。

「エクレール…。」

「好きです……この世で一番貴女の事が……大好き……。」

(CG・マリーシア×エクレール・2)
(20 Lovers time A)
 下着だけの姿で暫しの抱擁した後、浅く、甘い口付け。
 マリーシアは舌先をエクレールの中に差し入れる。
 
「ンぁ……マ…マリーシ…ァ……。」

 更に舌先で真雪の如き白い歯を擽{くすぐ}ると、
 堪らずエクレールが声を漏らす。

 それに答えるかの様に、エクレールも舌を差し入れる。
 二人の舌の絡まり合いが、幻想的な水音を立てる。

 そして、二人は生まれたままの姿になり、
 ベッドの上で抱擁し合う。

 エクレールが太腿をぎゅっと擦り合わせながら呟く。

「マリーシア……ボク……恥ずかしいよ……。」

 エクレールの太腿の付け根から、密かに透き通った
 秘蜜が顔を見せて光っていた。

「エクレール……足を開いてくれませんか?」

「え?」

「私……エクレールを……見たい……。」

 エクレールは頬を紅潮させ、小さな声で呟く。

「う……ン……いいよ……。」

 目を瞑ったまま慣れない動きで足を開いていく。
 エクレールの亀裂は、既に透き通った秘蜜でしっとりと濡れている。

 そのぴっちりと閉じた処女の象徴を、
 気休め程度の薄い若草が飾っている。

 マリーシアは亀裂に手を伸ばすと、
 そっと指先で開いてみる。

 その瞬間、エクレールの亀裂に溜まった秘蜜が音を立てた。

あぁン!そ、そこぉ……いいよぉ……。」

「エクレール……凄く綺麗……。」

 エクレールの亀裂にウットリしながらマリーシアはそっと囁く。

 マリーシアは指先でエクレールの秘蜜を掬{すく}うと、
 それをふっくらとした愛らしい恥丘にゆっくりと塗りつける。

 官能的な音を立てながら、恥丘の上の若草が秘蜜で濡れていく。
 それが官能的な音を奏でる度にエクレールは体を捩{よじ}らす。

「ひゃぅう……は、恥ずかしい……。」

 そして、エクレールの秘蜜を亀裂の上の秘芯に塗りつける。

「ンぁぁ……マリーシア……そ、そこふぁ……」

 マリーシアが秘芯にそっと触れると、エクレールの興奮を
 象徴するかの如く、固く……固く勃起していた。

「エクレール……ここ……固いです……。」

「あぁン……マリーシアぁ……。」

 エクレールは体を振るわせ、
 ささやかな乳房を両腕でぎゅっと抑えた。

 マリーシアは、秘蜜で滑{ぬめ}るエクレールの秘芯を指先で挟み、
 そっと静かに振るわせる。

「マ…マリーシア……ぁ…ン…ボ、ボクゥ……ぁっ!」

 エクレールが身もだえをした瞬間、
 部屋中に官能的な水音が響き渡る。

 そして、直立している小さな乳首を優しく噛む。

「ンぁっ…ぃぅ……そ、そンなぁ……ダメッ!!」

 自分の体で一番感じる部分を同時に攻められ、
 堪えきれずにエクレールが甘い悲鳴をあげる。

「イヤなんですか?イヤなら……やめましょうか?」

 少しイジワルな質問をする一方で、
 秘芯を攻める指先の動きを止めようとはしない。

 次々と溢れ出す秘蜜を指先で掬い取り、更に秘芯に塗りたくり、
 今度はその頂点に指を添え、小刻みに振るわす。

「あぁっ……ンぁっ……や、やめないで……っ!」

 エクレールの亀裂より溢れる秘蜜は、
 太腿を伝ってシーツまで濡らしていた。

 そして、エクレールの秘蜜を指先で掬い取ると、
 自分自身の秘芯に塗り、同じ様に指先で振るわせる。

「「あぁっ……ああっ……あん…あんんっ!!」」

 期せずして二人の喘ぎ声がシンクロする。
 互いの亀裂から漏れ出した秘蜜による官能的な水音が、
 部屋中に重なって響いていた。

「ンぁっ…ボ……ボクにも……させて……っ!!」

「は、はい……私を……愛して下さい……!」

 そう言って起き上がると、互いの位置を入れ替える。
 マリーシアは、ベッドの上で肘をつき、エクレールの眼前に
 処女の象徴を突き出した。

「マリーシアのも……綺麗だよ……。」

 そう言いながら、指先を伸ばしてマリーシアの亀裂に触れる。
 それに呼応するかの如く、音を立てながら亀裂が開いていく。

「濡れてる……キミも……興奮しているンだね……。」

 その言葉を聞いて、マリーシアは今までに無い激しい興奮を覚える。

「舐めるよ……いいね?」

 マリーシアは、言葉ではなく、首を縦に振る事でそれに答える。

 エクレールがそっと優しく下を伸ばす。

「あぁっ!!気……気持ちいいいです……!!」

 エクレールの柔軟な舌が、マリーシアの亀裂に分け入り、
 入り口の周りを舐め回し始めた時、マリーシアの全身に
 激しい雷撃の様な衝撃が通り抜ける。

 そして、官能的な音を立てながら、
 エクレールの柔軟で温暖な舌先がマリーシアの亀裂を弄{まさぐ}る。

「ふぁ……んゃ…あんっ!……あ……あん!!」

 初めは舌先を長く伸ばし、亀裂の中を上下左右に小刻みに動かし……
 今度は舌先を硬く窄{すぼ}め、挿入するかの如く亀裂の入り口で
 激しく出し入れを繰り返す。

「ふゃぁ!……あぅっ…ふぅっ……ん…」

 マリーシアの亀裂からは途切れる事無く新しい秘蜜が溢れ出し、
 エクレールの鼻先を濡らしていく。

「……とても美味しいよ……マリーシア。」

 そして、マリーシアの桃源郷をぱくっと口で含むと、
 勢い良く音を立てて吸い始める。

ひゃぅぅ……!んんっ……あっあっあぁぁぁぁっ……!!

 その瞬間、マリーシアは軽く頂きに達した。

「エクレール……私…エクレールと一緒に……。」

「キミが望むなら……ボクは何でもして上げる……。」

 エクレールはウットリした目で小さく頷いて受け入れた。

 二人は抱きしめ合い、再びベッドの上に倒れ込む。

 マリーシアはエクレールの秘蜜を掬うと、自分の桃源郷に塗り、
 そして、エクレールの桃源郷には自分の秘蜜を塗る。

 そして、松葉を組み合わせるが如く、互いの太腿を絡め合った。

 互いの桃源郷が出会った瞬間、
 一際大きい水音が部屋中に響き渡った。

「マリーシア……いくよ。」

「大丈夫です。エクレールの思いのままに……。」

 エクレールはマリーシアの桃源郷と自分の桃源郷を隙間無く
 くっつけると、強く擦りつける。

「んんぁ……エクエールぅ……!」

 エクレールの若草が、マリーシアの秘芯を激しく擦り上げ、
 それにより、マリーシアはたまらず声を上げる。

 二人の若い情熱に、ベッドが悲鳴を上げ始める。

 互いの恥丘を押し付け合い、擦りつけ、その結果
 溢れ出した秘蜜が悩ましげな音を奏でる。

「んぁん!エ…エクレールっっ!!」

「ぁぁあっ!!いいよ!……いいよぉ……!マ、マリーシアッッ!!」

 互いに桃源郷を擦り寄せ合う、いわゆる『貝合わせ』の体位に、
 二人は時を置かずして体を昂ぶらせる。

「ンぁあっ!!マリーシア……!ボク……ボクぅ…!!」

 マリーシアの若草がエクレールの秘芯を強く擦り上げた時、
 エクレールが思わず叫ぶ。

 貝合わせの体位のまま、ゆっくりと互いに捻り込む形で
 腰を小刻みに回転させると、亀裂がぱくりと開き、
 互いの襞{ヒダ}がぶつかり合った。

「「あん……ああ……あっ……あんっ!!」」

「「あん……んぁ…あああっ…!!」」

 再び喘ぎ声がシンクロする。

 やがて、体の中からじわりじわりとした痺れる様な快感が
 こみ上げくるのを感じ、二人は頂きに達する時間が
 間もなく来るのを感じ取る。

「エ、エクレール……わ、私……も、もう……!!」

「マ……マリーシア……ボ…ボクもっ!!」

「い、一緒に……イこう……!!」

「は、はい……!!一緒に……」

 エクレールは体を揺さぶりながら、マリーシアに語りかける。
 マリーシアもエクレールの太腿に縋りながら叫ぶ。

 その瞬間、二人のの全身が硬く反り返った。

「あふぅ……んぁん……あっっ!!

「ああっ…ンくぅ……あああっ!!

「ふゃぁぁぁっ…!!!!ああっ!!」

 そして、頂きは唐突に訪れた。

「「ふゃぁぁぁぁああああああああああああッッッッ!!!!!!」」

(19 Lovers time @)
 エクレールは、マリーシアに肩を寄せる様にして、
 優しく微笑んだ。

「ボク……ずっと……願っていたンだ……。」

「媚薬の効果じゃなく……体だけで無く……
 心もキミと一緒になりたかったンだ……。」

「私もですよ……」

「エクレール……大好き……。」

 軽い口付けの後、二人はベッドの中で
 夢の世界へと誘われてゆく……。


本陣へ撤退
本陣へ撤退
撤退
撤退