真・闇の会夢幻格闘化計画{Dream Duel Project}聖夜の天使達

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聖夜の天使達〜後編

エクレール☆4条件 
  エクレール☆3が起きた後、エクレールとマリーシアを闘京に置く。

エクレール☆4「恋人達の輪舞曲{ロンド}」
<−聖城学園−深夜のマリーシアの寝室>
(08 Make me funky)
SEコン、コン)

「入ってます。」

SEコン、コン)

「誰ですか?」

「あの……マ……マリー……シア……」

「エクレール……です。」

「エクレール?」

 エクレールの名を聞くや否や、部屋の戸に向かい、扉を開く。

「エクレール……。」

「お、お邪魔します……。」

「こんな夜更けに何か……?」

 エクレールは何も言わず、ベッドの側に静かに座り込む。

「エクレール……」

「あの…私…」

「私、マリーシアに出会わなかったら…ずっとイヤな女のままでした……。」

「でも…マリーシアのおかげで……私……変われました。」

「いいえ。私は……特別な事は何もしていませんよ。」

「いいえ……違いますわ。」

「マリーシアが身を呈してまで……色々教えて下さったから……
 私は変われたんです……。」

「何より……マリーシア{あなた}に出会えた事が……。」

「私もです……。」

「私も……狼牙軍団に入るまでは……
 気弱で……引っ込み思案でした。」

「でも……狼牙さん達に出会ってから、
 私は変われたんです。」

「……マリーシア……」

(32 terrible beat A)
「う……ぅあ……っ!?」

 突然苦しみだすエクレール。

「エクレール!?」

「どうしたんですか、エクレール!?」

「あの……犯されか……けた……とき…に…媚薬…を…
 飲まされて……」

「今ご…ろ効果が……。」

「そんな……。

 媚薬の効果で苦しむエクレール。
 その目尻には、涙が浮かんでいる。

 マリーシアは意を決し、全裸になってエクレールを
 ベッドに横たえる。

「来て……」

「来て、エクレール……。」

「マリーシア……。」

『CG・Hマリーシア×エクレール』
(18 the instance)
 自慰経験すら無いエクレールを、
 同じく自慰経験すら無いマリーシアが、
 天性の指導力でリードする。

 マリーシアは、慣れない手付きで
 舌・唇・双丘・桃源郷・太腿と、
 全身をくまなく駆使して愛撫する。

「はぁふぅっ、ふぅあぁん……!」

「んぅ……ふぁ……。」

 互いに初めての口付け………。

 身を捩{よじ}って喘ぐエクレールから一旦唇を離したマリーシアは、
 自分と大して違わないささやかな双丘に顔を埋め、
 二つの小さな突起を口語に舌先で転がす。

あんっ!あぁあんっ!」

「マ…マリーシ……ァ…もっと、
 もっと私を……エクレールを…感じて下さい……!」

 マリーシアは希望通り、両手でエクレールを愛撫し、
 生え揃わぬ叢から桃源郷にかけて舌を這わす。

ぁひぃっ…!」

 奇声を発した瞬間、
 エクレールの亀裂の先から少量の小水が零れ出た。

あぁっ!駄目、いやぁっ!

 マリーシアは桃源郷が漏らした金色の水を舐め取る。

「くぅっ…!そっ、そんなぁ…、
 駄目、マリーシアぁ…汚いですわ……。」

「そんな事ありません。
 エクレールのなら…平気です。」

「エクレール……本当のあなたと……
 他人がそうあって欲しいと願うエクレールは……」

「まるで違う……。」

「私は……本当のエクレールが見たいんです…。」

 マリーシアは、更に亀裂の中へと舌先を差し入れた。

「はい……はうっ、はっ…ゃぁあっ!

 顔を跨ぐ様に晒したマリーシアの泉からのそれが、
 喘ぐエクレールの顔に垂れた。

 エクレールは、止め処も無く滴る愛蜜を、自分の体に擦り付ける。

「エクレールも……私を……感じているんですね……。」

 マリーシアが体位を入れ替えると、無意識の内に
 エクレールは目の前の亀裂に吸い付いた。

「ああ……エクレール……んっ……
 んんっ!んああん……!!

「マリーシアぁ…んっ…んぁ……」

「ううぅんんっっっ……!!」

「あぁぁ……はぁぁ……んゃぁ……」

「んんっ……ん…はぁん…」

「あはぁぁぁぁ…ん……」

 下腹部に茂る若草に顔を埋め、
 エクレールは潤った亀裂に舌を這わす。

 自分のしている事を意識する余裕も無く、
 激情が命ずるまま、夢中で亀裂を舐め、染み出す蜜を吸う。

「ああ…マリーシアぁ……はぁんっ、ううぅんんん…。」

 無我夢中でエクレールは体位を変え、
 マリーシアと正面から向き合う恰好になる。

「マ…マリーシア……。」

 戸惑っているうちに、マリーシアがエクレールに抱き付いて来た。

「ああぁ…はぁああん…。」

「マ…マリーシア…?」

 引く事は出来ない。

 引こうともしない。

 エクレールは激情の命ずるまま、マリーシアの肢体を受け止める。

「マリーシアぁ…んっ…んぁ……。」

 舌を絡め合い、互いの唇を貪る濃厚な接吻。

ああ、エクレール…んっ…、んんっ!んああんん…!!

ああぁん…まっ、マリーシアぁ!
 あん…あぁああんん…!!

 自然に互いの亀裂を擦り合わせる状態となる。

 その状態に、時をおかずして二人は今までに無い昂揚状態となる。

あっ、あぁぁんん!はぁぁん……
 んんっ…、あぁぁぁん!!

 マリーシアの若草がエクレールの秘芯を擦り上げた時、
 たまらず奇声を上げる。

きゃぅっ!!

くぅんん…!ん…あんっ!
 あはぁぁぁんん……!!

 もうとっくに媚薬の効果は切れている筈なのに、
 二人の若い情熱は凋落の兆しを見せない。

 互いの亀裂を猛く擦り合わせ、
 互いに捻り込む様に、腰を小刻みに回転させる。

 そうする事で、亀裂の口が大きく開き、
 互いの襞{ヒダ}がぶつかり合った。

「マ…マリーシアぁ……!わ、わたし……
 わ、わたしぃっ!も、もぉ……!」

「わ……私も…です……エクレール!」

 どうやら、絶頂の時が近い様だ。

「ん……んぁ…な、何か……何かくるぅ……!」

 すると、エクレールもマリーシアの太腿に取り縋りながら叫ぶ。

んゃぁっっ!私も……私も……何かきますわ……っっ!

 刹那、エクレールの肢体が固く反り返った。

あんぅ……んぁ…ぁ!

 反り返った事で生まれた衝撃は、マリーシアの肢体をも貫く。

だ、駄目ぇ…何かが……何かがくるぅぅっっ!

わ……私……も……!!

「「あああああぁぁぁぁぁぁああああ………!!!!」」

 昂ぶる快感の嵐の中、二人は、初めての絶頂を知った……。



<−聖城学園−深夜のマリーシアの寝室>
(08 Make me funky)
 ……一つの布団の中、
 マリーシアとエクレールは互いに寄り添っている。

 無論、二人共全裸である。

「エクレール…あの……気持ちよかったです。」

「私も……ですわ……。」

「あの……マリーシア……。」

「何ですか?」

「マリーシアは……
 マリーシアは…何の為に戦っているんですか?」

「え?何ですか……いきなり?」

「……私は……狼牙さんも同じで、
 大切なものを守る為に……。」

「大切なものを…守る為に……ですか?」

「戦いは……嫌いです。けど……。」

「狼牙さんは、この日本の秩序を取り戻し、弱い人々が
 踏み躙られない世の中を作る為に戦っている……。」

「狼牙さん本人は決して口にしませんけど……。」

「私も、守りたいものの為に……
 愛する者の為に戦うんです。」

「何が有っても…守ってみせる。」

「だから、奪う為に戦う者に…
 負ける訳にはいないんです。」

「ところで……
 私も一つ聞きたいんですけど、いいでしょうか?」

「何ですの?」

「あなたは、いつも背を正して、きちんとしよう
 努力家でいようとしていらっしゃる。
 それはそれでとっても偉いと思います……」

「けれど、一体あなた自身はあなた自身の為に
 何に向かって努力してるんですか?」

「……あなたの夢を聞かせてくれますか?」

「未来の……エクレールの姿を。」

「どんな夢でも、絶対に笑いませんから……。」

「わ…私…何も無いんです。」

「夢なんて……有りません。」

「夢が無い?」

「ただ、みんなから、ホーリーフレイムの誇りと思われる様な……
 そんな立派な騎士になりたいんです。」

「エクレール自身のやりたい事は……そうじゃないんですね。
 エクレールのやりたい事は他に……。」

「そうだ……。体を動かす事は好きですか?
 運動選手に憧れたりとかは?」

「恰好いいとは思いますけど……
 自分でなりたいのとは違いますわ。」

「自分に何が出来るのか、判らないで迷っているんですね。」

「でも、何をしていいか判らない……
 そんな自分が不甲斐無い、とも思っている。」

「私のまわりの人達は……立派な人達ですわ。」

「尊敬しています。」

「私は……みんなの期待に応えたいんです!」

「だから、もっとしっかりしなくちゃ……」

「でも、そこにはエクレール自身がいないじゃないですか!?
 どうしてそんなに焦らなきゃいけないんです?」

「はっきりした目標も無く、
 どうしてそんなに頑張れるんですか!?」

「私は……そこが如何しても……。」

「ごめんなさい……あなたを責めたりするなんて……辛いです。」

「だけど……あなたが何か見えないものの為に、
 自分を苦しめている様を見るのは、もっと辛いんです……。」

「私こそ……ごめんなさい。」

「いいえ…そんなエクレールもいいと思います。」

「だから、自分を偽らないで。」

「さっきも言いましたけど、私は……
 本当のエクレールを見たい……。」

 マリーシアの胸元に抱き付くエクレール。

「マリーシア……私……」

「私、マリーシアが……大好きですわ。」

「私もです……エクレール。」

 そのまま、深い眠りに落ちて行く二人……。

−−−−特別イベントチェック−−−−
エクレール
★ ★ ★ ★ ☆
4番の特別イベント達成

−−−−特別ボーナス−−−−
エクレール
経験値200
体力20

エクレール☆5条件 
  エクレール☆4が起きた後、エクレールとマリーシアを死魔根に置いて
  「Bストーン採取」を選択する。

エクレール☆5「永遠の愛{エテルネル・アムール}」
<−死魔根−>
(21 dash to trush 〜unpluged〜)
 某月某日、エクレールはマリーシアと一緒にBストーンの採取に
 従事していた。

「え〜と、こことこことここですわね。」

 いつも通りの、どこでもある光景。

 だが、事件は盗人の如くやってきた。

「う……ぅあぅ……。」

「マリーシア!」

 突然力無く倒れるマリーシア。
 発熱、嘔吐感、寒気……ありとあらゆる体調不良が
 彼女を強襲する。

「あぅ……っっ!!」

 異変に気付いたエクレールはマリーシアに近付き、
 彼女を抱き起こす。

「マリーシア!!しっかりして下さい!マリーシア!!」


<−真宿−病院内ロビー>
(23 silence..)
 静寂とした県立真田総合病院のロビー。
 狼牙達を前に、医師・伊集院玉利は沈痛な面持ちで
 非情なる現実を話し始めた。

「今の彼女の状態は……非常に危機的状況にある。」

「彼女の漆黒の翼の力は、魔界孔が広がるにつれて
 徐々に強くなり、遂には彼女自身をも
 蝕んでいる。」

「丁度、普通車にF1エンジンを搭載する様なものだ。
 だが……。」

「我々では……最早手の施しようが無いんだ……。」

「今は……祈るしかない……。」

「エクレール君……」

「はい……。」

「ちょっと…いいかな。」

「伊集院先生……。」


<−真宿−病院外>
「言いたくは無いが……言いたくは無いが、
 君にだけは言っておかなければいけない事がある……。」

 哀しみを内包した沈痛な表情で、
 静かにマリーシアの容態を話す。

「…助からない…んですか…?」


<{回想}−真宿−病院>
(21 dash to trush 〜unpluged〜)
病院の中、伊集院とマリーシアがいる。

「君の黒い翼はいわば諸刃の刃なんだ。
 一刻も早く治療して無くさなければ君の命に関る。」

「副作用として声帯に大きなダメージを追ってしまう事になるが…
 命に関る問題だ……仕方が無い。」

「イヤ……!」

「え!?」

想定外の返答に、一瞬戸惑う伊集院。

「私……イヤです。」

「だって……治療して黒い翼を取ったら…
 殆ど声を出せなくなるんでしょ?」

「何を言っているんだ、マリーシア君!!」

「君の黒い翼は確実に君の命を蝕むんだ!!
 もう歌がどうのと言っている場合じゃあない!!」

「早急に治療を施さなければ、君は確実に死ぬんだぞ!!」

「例え……例え死んじゃっても……いいんです。」

「どうしてなんだ!!」

「大勢のファンの人達の為に……です。」

「ファン?」

「あの人たちはみんな、私の唄を必死で応援してくれるんです。」

「私の歌っているとこで応援してくれている人たちだって……。」

「この前、手紙がきたんです。」

「人生に疲れ果てて自殺しようとした事もあったけど、
 私の歌を聞いて思い留まったって……。」

「私の思いを歌い伝えた歌が……大勢の人達に
 勇気と希望を与える事が出来る……」

「凄く嬉しかったんです!!」

「小さい頃から歌うのが好きで、聖歌隊になるのが夢で……
 大勢の人達に勇気を与える様な……
 そんな歌を歌えたらいいなって……。」

「マリーシア君……。」

「だから……私は歌い続けるんです。」

「例え死んじゃってもいいんです。
 私はそれでも幸せなんですから。」


<−真宿−病院外>
(23 silence..)
「はっきり言うと……彼女の身体はもう死んでいる、と言っていい。」

「それ程までに彼女の身体はボロボロの状態にある。」

「と言うより、今生きている事が
 奇跡以外の何物でもないんだ……。」

「……!!」

「医者というのはこういう時には……無力なんだ。」

「ファンの為なら死んでもいい……
 そこまで言われたら医者はどうすればいいというんだ……。」


<−真宿−マリーシアの病室>
(21 dash to trush 〜unpluged〜)
 某月某日の夜、静かに寝息を立てているマリーシアの横で、
 まともな睡眠も取らず、エクレールは看病していた。

「マリーシア……。」

 そこに一人の少女……シオンが入ってきた。

「シオン……」

「エクレール……あの……。」

「元気を出して下さい……。」

「あなたの願いは……」

「あなたの願いは……きっと神様に届きます。」

「だから……一緒に…祈りましょう。」

「はい…。」

「ありがとう……ございます……。」


<−真宿−マリーシアの病室>
 某月某日、遂にマリーシアに死神が微笑む時がやって来た。

 そのマリーシアの手を握るエクレールの眼には、
 涙が浮かんでいた。

「マリーシア……。」

 だが、その眼は気丈にもマリーシアの生還を強く信じていた。
 一片の澱みも……一点の疑念も無く!!

 雨の様な……雨の様な涙がぱたぱたとマリーシアの頬に零れ落ちる。

 そして……その何物にも代え難い珠玉の愛の雫が……
 マリーシアに奇跡をもたらした!

(30 Big Bang Age)
 生気も無く、瞳孔が開き、死人同然だったマリーシアが、顔に流れる
 エクレールの涙を舌で舐め取り…そして……飲んだ。

 起き上がるマリーシア。さっきまでの生気が無かった身体には命の鼓動が、
 開きっぱなしだった瞳孔には命の煌めきが宿っていた。

「し、信じられん……!!」

 伊集院は、その奇跡を次の様に説明する。

「マリーシア君のエクレール君への思いと……
 エクレール君が流した涙……愛の聖水によって
 もたらされた……」

「まさに愛の……愛{アムール}の奇跡{ミラークル}だ……!」

「あ……愛の聖水……ッッ!!?」

 狼牙が問い返す。

「科学的には到底説明がつかない出来事だ……。」

「涙が……涙が死に逝くマリーシアを復活させるのか?」

「いや……。原因は他にも有る……」

「エクレール君は、マリーシア君の漆黒の翼の力の一部を……
 自らに取り込んだんだ……。」

「そうか……。」

「でもよ……でもよ、いいのか、エクレール?」

「何がですか?」

「お前は…マリーシアの力を、黒い翼を『汚れた力』と
 忌み嫌ってたんじゃねぇのか?」

「狼牙さん……。」

「マリーシアは……彼女は、私が絶望して
 自ら死のうとした時に、私の全てを……
 いい部分も、嫌な部分も含めて
 全部受け入れると……きつく、
 そして優しく諌めてくれました。」

「だから…だから私も……マリーシアの全てを……
 彼女の全てを受け入れますわ!」

 黒い翼を背中に宿し、毅然と答えるエクレール。

「この力は…大切なマリーシアの一部ですもの……。」
 
「エクレール……。」

「マリーシア……。」

 すっかり元気になった身体で、エクレールを優しく抱擁する

「うふ……」

「死にません……。」

「私は死にません。あなたが好きだから……私は死にません!」

「生きているんですね!」

「生きているんですね、マリーシア!!」

「大丈夫です。私はここにいる。いつだって……
 どこにいたって、エクレールを抱きしめます。」

「……私……!」

 嬉しさの余り、目尻に嬉し涙が込み上げている。

「私……。」

「好きです……。」

「マリーシアが……」

「マリーシアが大好きですわ!!!!」


<−真宿−病院内ロビー>
 静寂とした病院のロビー。奇跡を目の当たりにした狼牙達に
 粛々と礼を述べるマリーシア。

「私が…今こうして……元気に…生きていられるのは……
 みんなのおかげです。」

「そして……新たな私に……生まれ変われたのは……
 エクレールのおかげです。」

「エクレール……ありがとう……。」

−−−−特別イベントチェック−−−−
エクレール
★ ★ ★ ★ ★
5番の特別イベント達成

−−−−特別ボーナス−−−−
エクレール

スキルが『ノワールエール』になった

属性に黒魔がついた

ノワールエール(気力2)〜攻撃力は通常と同じ。相手に与えたダメージ分味方の
                  味方の体力を回復する。
                  「マリーシア……力を貸して下さい……!」
ノワールエールとは、仏語で黒い翼の意。

エピローグ『マリーシア&エクレール』
MY設定2〜エピローグ時点では、エクレールはマリーシアにのみ
     一人称が『ボク』で少年みたいな口調で喋る

<−NAGASAKI−ジャンヌの墓前>
(25 Warm glow)
某月某日、エクレールはマリーシアと一緒に
ジャンヌの墓前に献花をしていた。

 その後ろには、バイラルとアイレーンがいた。

「お二人も……こられていたんですか……。」

 アイレーンを見ると、その腹部は明らかに膨らんでいた。

「あの……そのお腹は?」

「これかい?アタシと……隊長の子供さ。」

「お目出度ですか!?おめでとうございます。」

「フランシーヌ先生の見立てでは、女の子らしいよ。」

「名前も…既に決めてある。」

「そう、名前は……ジャンヌだ。」

「え!?」

「この子には……ジャンヌ様の真の願いを込めてある。」

「そうですか……。」

「もう二度と……死なせはしない……
 アイレーンも……この子も……。」

「隊長……アンタ……。」



<−NAGASAKI−孤児院>
「ねぇ、マリーシア……。」

「何ですか?」

「前の時にマリーシア……言ってくれたよね。」

「自分自身でやりたい事は何かって……。」

「ボク、あの時からずっと考えたンだ。」

「考えて、考えて、ボク……
 聖歌隊に入る事に決めたンだ!」

「エクレール……。」

「そろそろ……時間だよ。良い子のみンなに
 プレゼントを配らなきゃ。」

「ええ。そうですね。」


<−NAGASAKI−孤児院>
 深夜の孤児院。
 ……全てのプレゼントを配り終えた三人。

「ふぅ、やっと配り終えましたね。」

「うン。」

「マリーシア……。」

「何ですか?」

「ありがとう……。」

「キミやみンながいたから……
 ボクは…ボクは変われたンだ……。」

「ううん。私達は切っ掛けを与えただけ……。
 変われたのは……あなた自身の力です。」

「有り難う……マリーシア……。」

 今は……優しい月の下でお休みなさい……。
 聖なる夜の……天使達。


後書き
何か私の妄想を書き連ねただけの駄作に終わってしまいましたが、
妄想は妄想なりに熱い愛{アムール}だけはこもっております。

マリーシアやエクレールが変わりすぎ、と言われるかもしれませんが、
彼女達も年頃の女の子、ちょびっとくらい変わっても私的には
無問題だと思っております。
光栄風パワーアップキット・コンシューマー・ダウンロード、
どれでもいいから発売されて仲間になって欲しいものです。

苦情などの感想はここへどうぞ。
また私の妄想に満ちたサイトは
http://homepage3.nifty.com/shin-yaminokai/
となっております。
よろしかったら是非遊びに来て下さいませ。


本陣へ撤退
本陣へ撤退
撤退
撤退