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深層意識の中は、
幾科学的な文字とセフィロトと曼荼羅を足して二で割った様な
地面でびっしりと詰まった空間であり、
その中央の座にアッシュの父親の姿をしたテトカトリポカがいる。
テトカトリポカは「歓迎しよう」と言い、
更に
「この下らない世界を破滅に追いやる事こそ私の存在理由」
と言う。
「そんな事は許さない!」
と言う一行に
「許さないだと?何を許さないというのだ?
考えても見ろよ、
この世界の破滅を渇望んだのはお前達ヒトに他ならないのだぞ。
あのバルドールがそうだった様にお前たちの思念は
いつも破壊のみをもたらす。何故か理解るか?
お前達は心の奥底で現実世界を理不尽で
存在するに値しないものとして
現実世界の崩壊を渇望んでいるのだからな。
私はお前達の渇望いを叶えてやったまでだ。
今までの破壊の全てはお前達の願望が思念体という形で
具現化したものに他ならないのだからな。
神々の審判?永久{とこしえ}の楽園だと?下らん妄想だ。
全くお前達は実に滑稽だよ。」
と嘲笑い、
「まあすぐに私と戦うのではあまりにもつまらなかろう。
楽しめる趣向を用意した。少し楽しんでいくがいい。」
と全員を別々の空間にバラバラにする。 |
A |
「虚偽の言葉」の空間。
テトカトリポカは母の姿で
「マークが出世して名を上げて帰ってくると
家族に約束して故郷を旅立った」
事を語り、
更にその約束や自分を倒す目的も疎ましく思っているだろうと語る。
そしていつまで経っても約束を果たせない事と
そんな疎ましい約束や仲間など捨ててしまえ、
とささやく。
しかしマークは
「自分を信頼してくれている人達を裏切る訳には行かない。」
と言う。 |
B |
「甘美なる誘惑」の空間。
テトカトリポカはバハマに妻のソーニャの姿で
「この世の辛さとあの世の素晴らしさ」
なるものを説き、一緒にあの世に来る様に誘う。
しかしあの世の扉に手を触れようとした時、
脳裏に娘のオリエの姿が浮かび上がり、思いとどまる。 |
C |
「欺瞞の優しさ」の空間の空間。
テトカトリポカはセルフィの姿で
何かとセルフィの世話を焼くイリアの事を
「セルフィの天成の指導者としての資質を嫉妬んでいたイリアは
自分の優越的な部分を見せる事で
セルフィに対する劣等感を誤魔化しており、
更にその事から眼を逸らし続けている」
と嘲笑う。
しかしイリアは
「自分はもう自分を嫌いにはなりたくない」
と自分のどんなイヤな部分も受け入れると言う。 |
D |
「孤独なる時」の空間。
テトカトリポカは同級生の姿でかつてセルフィが
士官学校に入学したての時に同級生達に
出し抜かれた事を思い出させ、
「あいつらはあの時みたいにお前を出し抜いて私を倒すつもりだ。
どうだ?また出し抜かれる前にお前が私を倒してみないか?」
と挑発する。
しかしセルフィは自分は仲間たちを信用したいと反論される。 |
E |
「父殺し」の空間。
テトカトリポカはフレイの母親の姿で愛するアルマシーが
娘に殺された事を嘆き、
こんな事になるならフレイなんて生むべきじゃなかったと嘆く。
しかし父母の霊が「お前は偽者だ」と看破し、フレイを励ます。 |
F |
「理想砕きの現実」の空間。
テトカトリポカははソフィーの前に父親の姿で
「お前は四人の兄に囲まれ、男として育てられてきた。
だが自分は女らしく生きたい。」
と理想と現実の狭間で悶え苦しむソフィーの心を
さいなむ言葉を投げかける。
しかしソフィーは
「己の弱さも、迷いも、情けない部分も、
全て受け入れた上で道を切り開いていく。」
と言う。 |
G |
「安らぎ」の空間。
テトカトリポカはは幼い頃から使えてきた婆やの姿でクリスに
「貴女はもう十分過ぎる程戦って傷ついてきた。
だからもう戦う事も傷つく事も無い。」
と囁く。
しかしクリスは
「自分にはやらなければならない事がある」
と拒絶する。 |
H |
「挫折のヒビキ」の空間。
テトカトリポカはDrカロンの姿でシンクレアに
「お前が愛し、育ててきた科学の為に、
多くの死者が出て多くの者が悲哀しんでいる。」
と皮肉る。
シンクレアの脳裏に科学がいかに人を傷つけてきたのかを
物語る映像が流れる。
しかし
「カ学は人を幸せにする為に存在り、
結果を恐れていては何もする事が出来ない」
と反論する。 |
I |
「無力の刃」の空間。
テトカトリポカは兄の姿で未熟ゆえにカムイによって
兄と父が殺された時に何も出来なかったムサシを
「剣士失格」
等等と罵る。
しかし父母と兄の霊が現われて
「これ以上自分を責める事は無い」
と諭す。 |
J |
「憤怒の海」の空間。
テトカトリポカは過去の世界の幻影で、
アッシュの姿でアスカ族の村人への殺戮を繰り返し、
それを見ているセドナを嘲笑する。
そして憎悪の焔を燃やし、怒りに身を焦がしてしまえと挑発する。
しかしセドナはそれを拒否する。 |
K |
「無限の後悔」の空間。
テトカトリポカは父親の姿でアッシュの人生は
父や親友のセベクを初めとする数々の屍の上に成り立っている事、
そして自分を見失ってセトに協力した事を感謝する、
と痛烈に皮肉る。
そして「また仲間を巻き込むつもりか?」
と皮肉る。 |
L |
アッシュは一人でテトカトリポカと戦う事を決意。
強制戦闘
「ヤヤウキ(炎の獣)」、
「トラトラウキ(雷鳥)」、
「アハルプー(血の人型)」、
「アハルガナー(黄疸を司る悪鬼)」、
「チャミアバック(杖を持つ骸骨の死神)」、
「チャミアホロム(槍を持つ邪龍竜」、
「アハルメス(釜を持つ巨大ながしゃ髑髏の集合体)」、
「アハルトコブ(半分剣の邪竜)」、
「シキリパット(第六天魔王)」、
「クチュマキック(南米風の邪神)」
ヤヤウキが倒された時点でマークが復帰、
「アッシュは孤独じゃない」と励まし、
以後敵を倒す毎にバハマ、イリア、セルフィ、フレイ、
ソフィー、クリス、シンクレア、ムサシ、セドナ
の順番に復帰する。
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M |
「原初りと終焉り」の座。
テトカトリポカはは一行に歓迎すると言い、
「叶いもしない希望みを抱いて死への階段を上ってきたお前達に
せめて『さようなら』とい言おう。」
と言う。短いやり取りの後
「私が憎いか?だが私を責める事は出来んぞ。
なぜならば全ては私が
『お前達自身が内包する自己否定的な破滅的願望』
を叶えてやった結果なのだからな。」
と嘲笑い、そして
「そもそもお前達は何を見つけたのだ?
この限りなく下らない世界の中で?」
と言う。
しかしアッシュたちはそれぞれ自分達の守るべきものを述べ、
その大切なものの為に負けられないと言う。
「ならば守ってみせよ!その大切なものとやらを!」
の言葉と共に……
1ターン毎にラムダムに一行の憎む者の姿になり、
それに伴って戦闘方法も変化する。
『時を駆ける彷徨人 ボロン・ザカブ』
『闇に吠える者 モヨコヤニ』
『忍び寄る混沌 ティトラカワン』
『形状かなわぬモノ イパルネモアニ』
『零貌神 ネコク・ヤオトル』
『闇に跳梁する者 トロケ・ナワケ』
『千面者 ヨワリ・エヘカトル』
『千の仔を孕みし森の黒山羊 オメ・アカトル』
『盲目なる混沌 イルウィカワ・トラルティクパケ』
『漆黒王 ナワルピリ』
『煙れる鏡 ヨナルデパズトーリ』
ちなみにこちらが一人行動する毎にテトカトリポカは1回行動出来る。 |
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