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| 平成１８年 １０月 １8日 第三話 キミは少し強くなった |
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| 錬金術の粋を集めて精製された、 超常の合金『核鉄』。 人の闘争本能によって作動するそれは、 持つ者が秘めたる力を形に変え、 唯一無二の武器を創造する。 それが、武装錬金である。 おお！何か北斗の拳の様なナレーションから始まりました。 キャプテンブラボーの声でしょうか。 「おーい、まひろー。」 「あ、お兄ちゃん。」 お兄ちゃんがまひろトリオを呼び止めるところから始まります。 「お前の制服を貸してくれ！」 といきなり実の妹に頼みｃｏｍ兄貴と、 『？』の漫画文字を頭に浮かべてしばし考え込んだ末、 「おっけー。」 という妹に、さーちーコンビも 「えーーーーー!!!!?」 と叫ぶより他にありません。 当然コンビはまひろを連れて逃げていきました。 「当たり前だ！別に制服でなくてもいいんだ。」 斗貴子さんが着る服なのですが、 カズキンに女装癖がある、と勘違いされて島根県。 怪しまれずに構内を行動するだけなので、 カズキンのジャージで十分事足ります。 華奢な美少女が男物のジャージ……萌ゑる！ 斗貴子さんは明日までに捜索の段取りをとる為に 一旦外出します。 一瞬「外出しします」に見えた自分は 目がジャコウ総督(CV千葉繁)並に横島な目に満ちています。 タイムリミットまであと一週間の斗貴子さんを、 オカッパ頭で裸にオーバーオールの謎のキショイ男が 舌なめずりをして狙っています。 貴様、新手のホムンクルスかッッ！ ていうか、美少女ならともかく、 男の裸オーバーオールなんぞ見たくないぞ！ 一日目 登校してきたカズキの前に、 ジャージ姿の斗貴子さんがメモを持って立っています。 ジャージ斗貴子さん、萌ゑる！ パピヨンマスクの創造主 ・腕章のラインから３年(三年は６クラス) １日２クラスチェックすれば３日で終わるので、 時間の問題 ・素顔は分からないが、 目付きはドブ川が腐った様な目付きなので一目で分かる ところは変わって、数人の人影が存在する、 陽光だけが頼りの謎の病院の様な建物の中です。 「主！大丈夫ですか 「自分の体調も考えずに お前の背中に乗ったのが拙かったかな？」 話から察するに、鷲型ホムンクルスに 創造主のパピヨンマスクです。 どうやら、蝶野郎は病を患っている様です。 錬金の戦士に用心したほうがいい、 と進言するホムンクルスらしき女に対し、 蝶々男は目立った行動は控える様に促します。 女の方は一週間でホム女化し、 男の方は放置プレイで問題ない、と判断します。 しかし、テメーの思惑通りにはイカの塩辛！ オカッパ蛙野郎は目が悪いので、 カズキの詳細を掴む事は出来ませんでしたとさ。 こちらはカズキサイド。 捜索を始めて半日立ちますが、 手掛かりすらつかめていません。 どうやら、カズキは寝不足の様で、 斗貴子さんは不埒な本体の重みのせいで 腹を押さえていなければならない様です。 どうやら、午後の授業は体育の様です。 ジャージは斗貴子さんにかしたから、どうするんだ…… 「まひろー、体操着貸してクレー。」 「おっけー。」 まひろ は ぶるまー を だ し た ぅわぉ!!!!! 「ジャージじゃないのぉ……。」 そうだよ！この兄にしてこの妹か！ パピヨンにも劣らぬ変態兄妹かっ!!!!？ 「どこにいる……創造主……」 屋上から三年の授業を監視している斗貴子さんですが…… ああっ！スパイガエルが斗貴子さんを見ている!! 「武装錬金ッッ!!!!」 どうやら、カズキは深夜の神社の境内で 夜練の最中です。 「斗貴子さんはしっかり寝てろって言ったけど、 後一週間しかないんだ。 それまでにランスを使いこなせる様になって、 パピヨンマスクの創造主を。 まずは素振り千回!!!!一、二……」 二日目 「どこだ、創造主……。」 「どこにいる……くっ！」 カズキと斗貴子さんは寸時を惜しんで 創造主探索に没頭しています。 三日目 早っ!!!早いよ！もう三日かよ！ まさに光陰矢の如し。少年老い易く、学成り難し。 「いない……。」 「いない！いない！」 探偵の最中にもカズキは夜練を欠かしません。 四日目 場所はまたパピヨンハウス(仮)に移ります。 斗貴子さんが自分を探している事に 既に感づいている様です。 カズキの詳細は掴めていませんが、 さして気にしていない様です。 そんな事言っていると足元すくわれっぞ！ 蝶々野郎の体調が回復次第、 これまでの実験の集大成、 最後の実験なるものが実行される様です。 最後の実験とは一体!!? 川原の底にカエル野郎蛙井がいます。 足元には人骨が散乱しており、 蛙井に美味しく頂かれてしまった事を暗示しています。 ていうか、こんな蛙野郎に喰われる最期なんていやだー!! 夜練はさっぱり効果無し、 むしろ筋肉痛と寝不足でマイナス効果になっています。 フランケンシュタイン博士の怪物製造を 志願しているジョン博士はこういいます。 『弱い部分を徹底的に鍛える…… 珍しい事ではない。 それ自体は珍しい事ではない！ 明らかに間違ったトレーニング法！ 適切な回数を越えても決して止めようとしない。 筋肉はとうに悲鳴を上げ、 激痛のシグナルを出し続けているのに、 決して止めようとしない。 オーバーワーク…… こうしたトレーニングは 運動生理学の常識から見て 明らかにマイナスである。 筋肉が縮小んでしまうのだ。』 「はぁ～～～あ。」 「情けない声出すな！ 学校での捜索は、今日で終わりにしよう。 何かが間違っている。 探す時、探す場所、一度リセットしてやり直す。」 探す時、探す場所はリセットできても、 人生はリセット出来ません。 人生の電源を落とす事は出来ますが。 今までの努力が骨折り損と分かって、 流石のカズキもショボーン(´・ω・｀) です。 しかし、時間はまだ有ります。 諦めるな、カズキ！ それに、これまでの時間が無駄に終わった訳ではないんだぞ！ 「私達を警戒して、四日前を境に連中が動いた気配は全く無い。 つまりこの四日間、犠牲者は一人も出ていない。 これはれっきとした私達の行動の結果だ。」 斗貴子さんは今後の予定を思案し、 カズキに十分な睡眠をとる様に促します。 二人は今日のところは分かれますが、 カズキに自分が来るしんているところを見せたくないのか、 一人になった途端、斗貴子さんは苦しみます。 「やっぱり斗貴子さんはすごいよな。 戦士って名乗っているだけの事は有る。」 武装錬金を使いこなすコツを教わりにユーターンする カズキですが、そこで斗貴子さんが実はやせ我慢を している事実を知ります。 やはり、斗貴子さんは戦士である前に 年頃の女の子なんだよカズキン!! 斗貴子さんの騎士{ﾅｲﾄ}になる為に 強くなる事を誓うカズキですが…… 核金が反応した！ 新手のホムンクルスかっ！ かわずい が あ ら わ れ た コマンド？ 「美味しそうだなぁ、あの娘{こ}。 ぼく、あの娘{こ}喰べたくて 我慢出来ないんだよ。」 斗貴子さんを胃の中に収めようなんて 何て不貞なホムンクルス野郎なんだ！ 主のパピヨン野郎は錬金戦士を ホム化する事に興味が有るみたいですが、 主の命令より食欲が先行している様です。 ホム化したら食べられなくなるので、 賞味期限は後三日だそうです。 ……こいつはＤ～Ｃ級ホムンクルスだな。 食欲が先立って、品性が感じられない。 メインディッシュの前に、蛙井は カズキを前菜に選びます。 子分の蛙軍団を殺した落とし前をつけるついでに。 それに対する答えはこれです。 「斗貴子さんには指一本触れさせないぜ、 このホム野郎！ お前をブッ殺して斗貴子さんを守り抜く!!」 「生意気なんだＹＯ、この人間野郎!!」 『人間野郎・武藤カズキVS蛙ホム野郎・蛙井』の 異種ガチバトルは避けられそうにありません。 この続きはＣＭの後で。 ＣＭ明けです。 斗貴子さんがカズキに ジャージを変換しに来ました。 ジャージ斗貴子さんはここで見納めかぁ……。 斗貴子さんがふと壁を見ると、 カズキ流武装錬金の特訓がかかれてあります。 ・ランニング５ｋｍ ・素振り千回 ・イメトレ(ハァト) ・丸秘 しかしこれでは武装錬金の特訓にはならないと 辛口評定を下されてしまいました。 その時、時が動いた。 「かーずきー、いいものゲットだぜ!!」 と、岡倉がお姉さん系のエロ本を持参してきました。 しかし、いたのはカズキンじゃなく斗貴子さんでした!! 『Ｈでキレイなお姉さん』 「そうか、カズキはこういうのが好きなのか。 というか…何だキミ、エロスは程程にしときなさい。」 斗貴子さんのまな板…もといスレンダーな肢体では こういう系統の色気は百万年かけても ホム女化しても出せません。 おかくら は エッチ か ら エロス に てんしょく した 大浜からカズキの不在を聞くと、 斗貴子さんは突然２階から発進します。 仲良しトリオは驚き桃の木山椒の木です。 当然です。ここは２階、華奢な女の子が いきなり飛び降りたら誰だって驚きます。 まあ、斗貴子さんは普通の女の子とは違いますので、 下にはもういません。 カズキがホム野郎とタイマンを張っているのを 予感し、斗貴子さんは走れメロスです。 「武装錬金!!」 おお!!カズキンの武装錬金です。 かっくいいぜぇ!!!! 「掛け声かぁ～いいね。 じゃあ、ぼくも…… ほむんくるす・ちぇーんじ!!」 鷲尾ならいざしらず、お前ぢゃあ 見苦しいんだよ、井の中のホムンクルス野郎!! ていうか、愚息のところに顔を出してんじゃねえよ！ 放禁になったらどうすんだよ!! 足が震えている事をカズキに警告し、 からかう蛙井に対し、 「言っただろう!! 未熟なのは百も承知!! でも、今この町でお前と戦えるのは俺だけ!!」 だから戦う!! その決意に対し、蛙井は 「人間野郎がホムンクルスに勝てるかー!!!」 とばかりに、カエルボンバー{仮}をかまし、 追加入力のカエルボンバー・リバース{仮}で、 カズキンの心臓をドキュンと貫きます!! あっさりやられ過ぎだよ!! どんなに体を鍛えようが、 武装錬金を使いこなす事とは別次元の話で、 戦えば王大人の「死亡確認！」だぞ!! 「お宝ゲットー!!」 んでもって斗貴子さんの核鉄をゲットして パピ男に勝手な行動を許してもらおう、という算段です。 「でも、これってどうやって 核金って奴に戻すんだろう？」 知らんのかい!! 「あれ？俺生きてる。 ああ、そうか……心臓は空っぽだっけ。」 確かに心臓は空っぽですが、 背中から貫かれたら心臓が無事でも死ぬよ！ 「だから、孔が相手も全然平気……じゃない!! やっぱり死ぬんだ。目茶目茶痛い こんなに痛いのでも斗貴子さんは 我慢して隠すんだ……。」 やっぱ痛いのね……。 「こんな痛い事、誰にも味あわせたくない!!」 まひろや仲良しトリオを泣かせまいと、 カズキは不屈不倒の精神で立ち上がります!! やはり少年漫画は精神力こそが全てだぁ!! 「勝手に持ってくなよ、それ!!」 と、ランスを占有物横領しようとする蛙井に対し、 飾り物を握って対抗します。 「成るほど、キミはもっと怖くて もっと痛い思いをしたいんだねぇ～～。」 いや、それはマゾの範馬刃牙の専門です。 「怖いのも痛いのも我慢する。 これは、斗貴子さんがくれた新しい命!! この新しい命に宿るのは、自分を守る為の力じゃない!! お前達から、みんなを守る為に戦う力だ!!」 漢{おとこ}は、護るものがあれば強くなる!! 戦え、カズキ!!!! 「ハイハイ分かった。いいからお前も氏ね!!!!」 カエルサンダー軍団のネオカエルボンバー{仮}が ニュー・カズキに襲い掛かります。 しかし、一度見せた技は錬金の戦士には通用しない!!!! カズキファイヤーブラスト{仮}で、 カエルサンダー軍団は蛙の蒲焼に変身だぁ!!!! 「これは……!?」 「武装錬金は己の闘争本能を形になしたもの。 命懸けの実戦の中で、その特性を感じ取り、 理解する。 それから……カズキ、キミは解っていない。」 ビルをこ～え～、いえをこえ～、 ぼくらのまちへ～、やってきた～ と～きこさんが～、やってきた～ な訳では有りませんが、ビルや家の上をを ピョンピョン飛び乗ってカズキの救出に向かいます。 『解ったぞ！斗貴子さんのバルキリー・スカートは、 俊敏正確に動く、四本のロボットアーム…… 俺のランスは、戦う意思に呼応してエネルギー化する、 この飾り布、これが俺の武装錬金の特性!!!!』 「創造主の事、教えて貰うぞ!」 「やなこった!!!!」 カズキvs蛙井のＲＯＵＮＤ２が始まるぜ!!!! カエルボディプレス{仮}で応戦する蛙井ですが、 対空技のカズキ流ランス昇竜拳{仮}で落とされてしまいます。 井の中の蛙が人間に勝てるかー!! 貴様はニュー・カズキにとっての井の中の蛙なんだよ、蛙井!! 巨体が崩れ去り、闘争に敗れて二頭身になった蛙井が 逃走を図りますが、志村、前！前～～～!!!! 前には怒り心頭のカズキが!!!! 「解った、あの娘{こ}は食べない。 人間はもう食べない!! だからタスケテー!!!!!!」 おお!!小悪党の黄金律{ｺﾞｰﾙﾃﾞﾝ･ﾙｰﾙ}、 追い詰められてからの命乞いだ!! だが、小悪党の命乞いは何か裏が有る!! カズキはお人よしだから気をつけろ!! 「ホントだな、約束するな!!」 「ホントホント！約束ホント～!!」 パピヨンマスクの居場所を問うカズキですが、 生徒が使う施設は、何も校舎だけじゃあ……と ゲロ吐かせている途中でバッタンキュー。 ああ！蛙マンはその隙にカズキに対して 増長している!! やはり小悪党の金剛石律{ﾀﾞｲﾔﾓﾝﾄﾞ･ﾙｰﾙ}だ!! 更にボディコンホム女も援軍にやってきて、 カズキ大ピンチ!! と思ったら…… 「うわらば!!」 「お前の勝手な振る舞い等、 主はとうにお見通し。」 と、勝手な行動をした蛙井に お仕置きをかましにきたのでした。 「主に逆らうモノは皆醜い!!」 とバラ女はカズキに止めを刺しに来ますが…… 「それ以上動くな!!動けば即殺す!!」 と我等がブチマケマイスター、斗貴子さんの登場だぁ!!!! ここで二択です １・動けば即殺される ２・動かなければ楽に殺される 現実は非情である 出でよ、バルキリースカート!!!! と思ったら不埒な本体が邪魔している!!!! 三日後にはこいつらのフレンドになっちまうよ!! だが、根性でバルキリースカートを発動するぜ!!!! 「仮にホム女になるとしても、 その前に一匹でも多く始末してやる!! あのパピヨンマスクを真っ先に始末してやる!!!! バケモノ風情が！錬金の戦士を嘗めるな!!」 「主の邪魔をするモノは許さない!!」 「黙れ人喰い!!」 ああ！イバラに捕獲されたよ斗貴子さん!! エロゲならここで触手プレイという忌々しいシーンに なるところですが、我等が ブチマケマイスター・ 斗貴子さんの前では糸くず同然!!!! 「忠告はしておいたぞ！ 動かなければ楽に殺してやる、と!!」 虫一匹通さない(自称)茨の鞭をかい潜り、 斗貴子サミング{仮}がバラ女の眼を抉り出す!! 流石に深夜放送でも直接的な描写はＮＧです。 そして…… フィニッシュホールドだぁ!!! 「臓物{ﾊﾗﾜﾀ}をブチ撒けろ!」 「あぎゃああああああああああ!!!!!!」 しかし、このバラ女、あっけなさ過ぎるよ。 いや、斗貴子さんが強過ぎるだけか……。 ていうか、漫画版では 「脳漿をブチ撒けろ!」 だった様な気がするんですが……。 気がつけば、カズキが大の字になっています。 核金の特性として、は生存本能に働きかけ、 治癒力を高める力でカズキの傷は無くなっています。 私の指示に従え、と言ったのに 何故単独で戦ったのかを諮問する斗貴子さんに対して、 「ゴメン、自惚れてた」と答えるカズキンです。 今回は不問に付す、という事で 斗貴子さんの傷の手当を受けるカズキンですが、 『戦う意思に呼応してエネルギー化する飾り布』 という特性を理解できた事でホムンクルスを倒せた事、 この経験と、「生徒が使う施設は、何も校舎だけじゃない」 という情報が今回の収穫物でした。 「そうだ、まだまだキミはまだ未熟だ。」 「ウン、解っている。もっともっと、頑張らなきゃ。」 「そうだ……。 でもキミは今日少し強くなった。 明日からまた頑張るために、今はゆっくりお休み……。」 次回予告 今までのは全て試作品だった。 本命は精製中の最後の一体…… 創造主の真の目的、それは……!! 次回『もう一つの新しい命』 臓物{ﾊﾗﾜﾀ}をブチ撒けろ! キャスト(敬称略)
蛙井役の結城さんが中々の小悪党振りをしめしていましたね。 今回からはＯＰ前にナレーションも入る様で。 花房役の加藤さんは、ホムンクルス訛りになると、 何故かオカマみたいな喋り方になってます。 では、又来週!! |
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