真・闇の会超破落戸的妄想第五作目 アニメ武装錬金レビュー
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平成19年 01月 24日
第 十七話  夜が明けたら
カズキが入院していた錬金戦団御用達の病院に
カズキシボンヌの訃報が届きました。
「は、はい。わかりました。すぐに用意を整えます。
 (電話を切る)みんな、以前検査したあの少年の事だが、
 まだ確認は取れていない様だが、やはり処分された様だ。」
「そうか、まだ若いみそらで可愛そうに。」
「核鉄を回収しなければならないそうだ。
 場所は千葉の海豚海岸、溺死体で発見される可能性大だ。」
『む、武藤君が……!!?』
しかし、障子に眼有り、壁に耳有り、で
桜花がそれを盗み聞きしていました。


カズキはドザイモーンってます。
剛太は必死に助けに行こうとする斗貴子さんを止めています。
ん?これはエナジードレイン!!まだカズキは生きているんか!!?
そんなバナナの涙!!
 意識も呼吸も無いのに、黒い核鉄が作動するなんて!!?
 アイツ、殺した位じゃあ死なないのか!!?」


「だったらカズキはまだ!!」
と、斗貴子さんは一縷の望みを託し、
カズキをサルベージに出ます。
「ちょ・・・センパイ!!」


カズキ!!カズキ!!目を覚ませカズキ!!
まあ、カズキは当然こん睡状態です。
「センパイ!!この963野郎は正真正銘のバケモンだ!!
 今鬼退治しないと取り返しの付かない事になる!!
 武装錬き……」
「止めろストップ!!カズキをこんな風にしたのは私だ。
 カズキを化物と呼ぶなら、私もそう呼べ。」
と言って、斗貴子さんは自分のエネルギーを
カズキにエナジードレインさせています。
「だー!!センパイからじゃなく、俺から吸いやがれ!!
 腐女子&腐兄諸君に言っていくけど、
 俺はやさいでも
ウホッでも無いからな!!」


ところはかなりボロボロになった
ガソリンスタンド跡に移ります。
素顔を見せているブラボーと
真赤なデザインのデンジャラスな男が話しています。
タバコの先が花火みたいにバチバチいっていまっせ。
そうか、こいつが火渡とかいう男か。


「シルバースキンに対して
 エネルギードレインは全く効果が無い。
 また、リバースでドレイン自体も無効化出来る。」
「そうか、そいつは残念。これでヴィクターとの
 決戦の切り札は、お前で決定りか。ちと妬けるぜ。」
「早計だな。飽くまで仮想相手での結果であって、
 ヴィクターにも同様に効果くとは限らない。」
「その仮想敵の武藤カズキの件についてなんだが、
 何で海に不法投棄した?
 まさか、本当は逃亡幇助かましたんじゃねえだろな?」
「見縊リングするなよ火渡。この拳に確かな手応えがあった。
 武藤カズキは確かに俺が再殺{コロ}した。」
「俺は部隊を率いて核鉄の回収に向かう。
 テメーは余計な手を出すんじゃねェぞ、防人。」
「その名前で俺を呼ぶな……!!」
「おいおい、あの蝶野郎の真似事か、防人?
 テメーは帰還命令が出てるんだろ。
 戦団本部で戻って報告待ってろ。」
という訳で、ブラボーはブラボーハットを被り直して
その場を立ち去ります。
火渡はその後姿を鋭く睨んでいます。
どうやら、この二人は余り中が宜しくない様で。
あれ、千歳姐は?


一方、旧バタフライハウス{仮}の研究室のパピヨンのところに
桜花が訪問しています。
「ここがよく判ったな。パピヨンマスク(レプリカ)でも
 プレゼントしたいくらいだよ。」
「ドクトルバタフライの研究拠点・LXEでは、
 私は電脳関係の任務を任せられていましたから。」
「フフーン、確か貴様は錬金戦団とやらの
 生活保護を受けていたんぢゃなかったっけ?
 点数稼ぎに俺をあぼーんしに来たのかい?」
ブッブー。ヒトツ君人形はボッシュートします。
 私の核鉄もボッシュート済みよ。
 私がここに来たのは、武藤君の為。
 武藤君の為、パピヨン、貴方を利用しに来たの。」
「あら残念。でもパピヨンマスクはボッシュートしないでね。
 じゃあ、話を聞こうじゃないか。」


ところは海岸に移ります。
斗貴子さんは疲労困憊の状態です。
「はっ……いけない!!
 疲労家達郎でついおネムしてしまった。
 どの位経った……ていうか、カズキがいない!!
 カズキ!!!!カズキーーーー!!!!」
まさか剛太が殺っちまった……!!?
もしくは剛太諸共戦団に殺られちまったんか!!?
しかし、カズキは海を見ながら仁王立ちでいた!!

復ッ活ッ
武藤カズキ、復ッ活ッ!!
武藤カズキ、復ッ活ッ!!
武藤カズキ、復ッ活ッ!!
武藤カズキ、復ッ活ッ!!
武藤カズキ、復ッ活ッ!!

「ゴメン、死んだり生き返ったり、生き返ったり死んだり、
 でも、次は無い。」


ところは再び旧バタフライハウスに戻ります。
桜花がコンピューターを前だけいじって
戦団のコンピューターにハッキングしています。
武藤カズキの状態
・現在第一段階
・後約6週間程で第二段階に移行
・その後、初代ヴィクターと
 同等の存在になるとの予測
・武藤カズキのカテゴリーをヴィクター3と認識
・迅速に処分して、黒い核鉄を回収する



「まあ、ヒーコラヒーコラ酷い状況だなあ。」
「余裕ブッコいてていいの?
 このままでしたら、確実に武藤君は殺されますわよ。
 貴方、自分の手で武藤君を殺したいんでしょ?
 武藤君に力を貸して。」


「ふぁああああ〜〜〜〜。」
「何欠伸しているの。これは真面目な話よ。
 ここのレビュー特有のアドリブじゃないわ。
 貴方、自分もヴィクターへの転職試験を受けようとしているでしょ?
 手直にサンプルが有った方が好都合じゃなくて?
 武藤君を戦団から救い出すと言うのは、
 貴方にとっても利益があって悪い話じゃない筈よ。」」

ダメダメボーイズ
「だがNo!!!ダメダメ〜。ぶっぶ〜〜〜〜〜
 生憎俺は他人を利用するのは好きだが、
 他人に利用されるのは大嫌いなんでね。
 それに俺ばかりワーキングして、
 お前が何も動かないというのがチョイムカ。」
「出来るならそうしているわ!!
 でも、今の私には核鉄が無いのよ!!
 そこら辺を歩いているヤマンバギャルと同じよ!!
 動きたくても力が無いんだからしょうがないじゃない!!」


と、自分の現状を説明する桜花に対し、
パピヨンは核鉄を投げつけます。
「インキン臭いわね……。股間に収納してあったのね。」
「放っておいてくれないか。
 シリアルナンバーZ]の核鉄だ。
 アホご先祖のバタフライが使用っていたものだ。
 力がナッシングだと!?
 戦団から情報をスッパぬいた手腕は何だ!!?
 俺を利用しようとした腹黒さは!!
 ヤマンバギャルにこれが出来るか!?
 戦団に取り入って利用汁!!
 俺の為にヒーコラヒーコラ働け!!
 働かざる者喰うべからず!!」
「あらあら、私、体よく利用されましたわ。
 武装錬金!!」


ここでエンゼル御前アナザータイプが出るぜ!!
微妙にデザインが違っているよん。
「エンゼル御前、アナザータイプで復活!!
 わ〜、何か
ビミョーなデザインになってる〜!!
「あらあら。」
「ん〜、お洒落でエレガントなデザインだ。
 場所は海豚海岸だったな。」


ところは再び海岸に戻ります。
斗貴子さんとカズキが体育座りしています。
「俺は、後六週間、その最後の瞬間まで、
 ヒトとして足掻くつもりだ。」
「そうか……。だか、それは
 姿勢であって、行動ではないぞ。」
「でも、行動と言っても、
 ナニをどうすればいいのやら……。」
「キミに埋め込んだ黒い核鉄、
 アレは以前の任務の時に回収したものなんだ。」
「総入れ歯、聞いた事が有る!
 斗貴子さん、一つ前の任務で
 学校に潜入した後こっちに来たって。」
「その学校に戻って調査すれば、
 黒い核鉄に対処する方法が見つかるかもしれない。」


「判った。すぐに行って名探偵してくる。
 武藤カズキの名にかけて。」
「いや、カズキ一人では行かせない。」
カズキは単独で探偵をしようとしますが、
斗貴子さんは助手を申し出ます。


「ダメだ!俺と一緒にいたら、
 斗貴子さんは裏切り女扱いだ!!」
「いーや!私はキミから離れない!!
 キミの事だ。6週間が終わって、
 もし全てが徒労に終わってしまった時は……
 キミは独りで自分に始末をつけるつもりだったのだろう…
 そんな事はさせない!!これから6週間、
 キミと私は何が有っても一心同体!!
 キミが死ぬ時は、私が死ぬ時だだ。」
と言って、斗貴子さんはカズキの胸に頭をうずめます。
それを聞いていた剛太の顔は、
ちょっとアレな顔です。啼くな漢{おとこ}よ!!


俺は死にましぇん!!俺は死にましぇん!!
 だから……斗貴子さんも死にましぇん!!」
「カズキ……101回目のプロポーズ
 少々ネタが古いと思うぞ。」
「そうだったね。」
「カズキ、その右手、怪我してるぞ。」
「あ、有り難う。」
と言って、斗貴子さんはカズキの右手の傷に
包帯を巻きます。
まあ、ヴィクター第一段階+核鉄の治癒力が有れば
コンマ1秒ですぐに治る傷ですが、
ここは愛の演出ですよ。
ここで斗貴子さんは剛太を呼びますが、
剛太はどこにもいません。一体何処に行ったんじゃい。


降りしきる雨の中、剛太は道路をとぼとぼ歩いています。
あ、妙な造詣のカタツムリに躓いて転んでやんの。
んでもって、自嘲気味の笑い。失恋したオトコは辛いよナァ……。
という訳で、回想シーンに入ります。


回想場所は富士の樹海{仮}で、
戦士になる為の特訓を斗貴子さんと受けています。
でも剛太はへばって地面に接吻状態です。
「何をへらへら笑っている。スタンダッ、剛太。
 このサバイバル訓練に合格出来ない様じゃあ、
 戦士への道は遥か遠いぞ。」
「もういいッスよセンパイ、俺疲れたッス。」


斗貴子さんの叱咤激励が下りますが、
剛太は体ではなく心が折れていました。
しかし、立たないと傷の手当が出来ない、という
斗貴子さんの言葉により、
折れた心にセメダインが注入されました。
ていうか、ポニーテール斗貴子さんキター!!


「キミは何故戦団に入ったんだ?」
「ホムンクルスに家族を殺されたと聞いています。
 その時、俺はまだ赤ん坊だったから
 何も覚えていないンスよ。
 ホムンクルスの事も、家族の事も……。」
そのうち剛太の家族を殺ったホムンクルスでも
出てくるんでしょうか?


「物心が付いた頃には、
 錬金戦団の養護施設の中にいて、
 戦士の素質が有ると判断されたからここにいるだけ。
 だから、もういいッス。」
「そうか。だが…だが、そんなキミにも
 いつか戦う目的が出来るかもしれない。
 どうしても倒さなければならない敵が現れた時……
 どうしても守らなければならないヒトが現れた時……
 その時に自分の非力さに涙しない様に……。
 キミは今、ここで強くなっておけ。
 さあ、立ち上がろう剛太。」


と、ここで回想場面が終了します。
ていうか、倒れた剛太の姿はフロッグゲームで
轢き殺されたカエルの様です。
そこに現れたのがデンジャラスマン火渡!!
剛太の首根っこを掴みます。
「何ぼさっとねとんじゃい。
 立てよコラァ。」
「火渡戦士長……。」
「テメーの役目は斗貴子とかいう
 防人の舎弟を引き止める役だったんぢゃねえのか?
 その傷ネーチャンはどこにいる?
 そいつは武藤カズキと一緒か?
 奴は生きているのか……よーし、案内汁!
 ヴィクター3を再殺ろしに行く!!」
と、火渡は剛太に指示を下します。


「それと斗貴子っつー裏切り女だがなぁ……」
「ちょ!!ちょっと待って下さい!!
 まだ反逆者と決まった訳じゃあ……」
「ヴィクター3のデンジャラスさは教えた筈だろ?
 それでも庇うってぇんなら反逆裏切りだ。」
そう反論しかける剛太に、
火渡はメンチと凄みの聞いた低い声で返します。
そして、後ろからジープが二台来ました。


「やっと到着か。トロいぞ、クソッタレ共!!」
「戦部、根来、集合しました。」
この二人は再殺部隊とかいう奴等か!!?
「任務はヴィクター3の再殺、
 及び態度によっては反逆者の始末。」
「双方共まだジャリじゃろうに……。」
「不条理だろうがしゃーねえよ。
 なりかけとは言え、相手はあのヴィクターだ。」


「とっとと案内しねぇか新米{ルーキー}!!」
『どうしても守らなければならないヒトが現れた時……
 その時に自分の非力さに涙しない様に……。』
斗貴子さんのこの言葉を思い出した剛太は、
ある決意を固めます。
「いやだ……斗貴子センパイを殺っていい状況なんて……
 俺には絶対に有り得ない……!!
 絶対に無ぇんだああああああああ!!!!!」
「気でも触れたかトチ狂ったか?
 まあいい。続きはCM明けだ。」




アホかお前は、3対1だぞ。
 しかも戦士長を加えた歴戦の猛者だ。
 実戦知らずにも程が有るぜ新米{ルーキー}。」
そーだ!!無謀にも程が有る!!
賞賛は有るのか!!
なければそれは戦士じゃなくて特攻隊だぁ!!


「構えている相手に、わざわざ戦意を問うのが
 アンタの実戦か!!?武装錬金」
と、両手の平を車に向けると、車が爆発炎上した!!
これは一体何の武装錬金だ!!?
戦部と根来は高いところに難を逃れました。
「遠隔爆破……瞬間移動……どれも違うな……
 おそらくは、小型の何かを撃ち出し、
 両脇の外からの迂回させてブツケる……。」
「チャクラムの武装錬金、モーターギア!!」


撃ち出したその何かとは、
インドの投擲武器、チャクラムの様です。
「俺達の台詞を取るんじゃねーよアホ管理人!
 しかし考えたな。我々の足を潰すと共に、
 爆炎で煙幕を作る。」
「その上、この騒ぎで時期に人が駆けつける。
 餓狼伝BOYで丹波文七が
 相撲教師・切雨{きりゅう}静とやった手だ。」
「奇襲から一転、今度は正面からのガチンコか?
 上等だぁ!!」


いきなり手から炎を出しています。
一体何の武装錬金なんだ!!?
とりあえず、戦部と根来はギャラリーに回ります。
「チャクラムを囮に使用い、トンコを図るって感じか。」
「戦士長!!5`先に消防車が!!
 おそらく、十分程度で到着!!」


おるァ!!!!
火渡ファイヤーパンチ{仮}が剛太に襲い掛かる!!
剛太はチャクラム手裏剣{仮}で迎え撃つ!!
と思ったら敵前大逆走だ!!
しかし、あれでは逃げ切れねえよ!!


「モーターギア!!スカイウォ−カーモード!!」
と、足にモーターギアを付けて空中から
火渡に切り掛かるつもりです。
頭上からの攻撃は拳法家にとっては
致命的な攻撃と野猿牙殺拳のハブさんも言っています。
野猿牙殺拳

モーターキック{仮}が火渡の首に命中……
したと思ったら、やっぱり命中していたが、
首の頚動脈の間からブレストファイヤー{仮}が!!


「やりやがったな……!!」
吹っ飛ばされた剛太はそのまま海に転落しました。
このままキャラ的に転落人生を歩むのでしょうか?
「下は海か……あの新米{ルーキー}、
 とっくにトンコこきくさったな。
 戦部!!根来!!とりあえずは痕跡を残すな!!
 一般ピーポーに知られるとメンドイ!!」


『致命傷が致命傷にならない……
 一体どんな武装錬金で、一体どんな特性なんだ!!?』
モーターギア・サブマリンモード{仮}で
剛太はトンコしながら考え中です。
のびーる、ちぢーむ、のびーる、ちぢーむ……
ねじーる、ひねーる、ねじーる、ひねーる
くぁwせdrftgyふじこlp;@:「」


一夜明けて、宿の岡倉はカズキと六舛の
催眠誘導攻撃にふじこ(略)しています。
それで、岡倉は自慢のリーゼントが
伸びたり縮んだり捩れたりする夢を見ています。
「何を隠そう、この俺は催眠誘導の達人!!」
qあwせdrftgyふじこlp
あ、起きた。
これが理由で男子サイドは
ドタバタな修羅場と化します。


斗貴子さんは女子サイドでみんなが寝ている隙に
気付かれない様に荷物を持って去ろうとしますが……
荷物ぢゃ無くてまひろの顔だったりして。
ふじこ(略)
「へっへっへー、残念ハズレー。
「寝ていると」「見せかけて」
「夜中にどこに」「行ってストロベリーってたの〜。」
と、枕ぱぷぱぷ攻撃を受けています。
「あ〜!!静かに汁!!他のお客に迷惑だ!!」


で、まひろ達とはここでしばしのお別れです。
「ひょっとして、任務って奴ですか?」
「まあ、そんなところだ。」
「それじゃあ詳しく聞く訳にもいかないから。」
「そうしてくれると、助かる。
 今回は、最長で6週間くらい掛かるかもしれないから、
 夏休み返上って事になるな。」
「正義の味方も大変だな。」
「とにかく、斗貴子さんに迷惑はかけるなよ。」
「「二人とも頑張ってください。」」
「はい、霧雨じゃないけど傘。
 一本しかないけど、行ってらっしゃい。」
じゃあ、新学期にまた!!」×6


「二人とも、怪我してたね。」
「気が付かない振りして見送ったけど、いいのかな?」
これが今生の別れになるかもしれません。
「行こうカズキ……。」
「ああ。行って……必ず帰って来る……!!」
あ、原作と違ってブラボーがいねぇや。
何かの伏線か?


一方、火渡は愉快な舎弟二人と
ビルの屋上にいました。
首の傷からは炎が上がっています。
「車二台と廃屋一軒延焼、死亡者はいません。」 
「一般人を死なす訳にはいかねぇからな。」
「これから、それをどこまで守れるのか……。」
「あの新米{ルーキー}を追え。
 あのジャリはきっと反逆者共と合流する。」
「育てればいい戦士になりそうだが……。」
「育てねーよ。不条理を不条理でブッ潰す。
 これが俺の流儀りかただ。戦団に伝えとけ!!
 防人は仕損じた!!俺が再殺を続行する、と!!」


場所は海豚海岸に戻ります。
「まさかこんな事になるなんて夢にも思わなかった。
 俺にとっての共に戦う仲間は、斗貴子さんとブラボーだから、
 次の任務も、またレッツゴー三匹でやりたいな。」
「一人欠いてしまった……。」
「うん。多分これから先、三人で戦う事は……。」
「ぶはぁ〜!!」
「剛太!!?」


何という偶然か!!
火渡からエスケープしてきた剛太が海から出てきたぜ!!
「火渡戦士長に……再殺指令が……。」
「剛太、キミはこのまま直接戦団に帰還しろ。
 査問とお仕置きは免れないだろうが、
 真体の安全は確保出来る筈だ。」
「いえ……俺も付き合いますよ、逃避行。
 斗貴子センパイも、既に再殺部隊の
 明確な標的{ターゲット}になっている。
 一緒に新・レッツゴー三匹を結成します。」
「斗貴子さんから話は聞いた。
 夕べは助けてくれて39な。」


と握手を求めますが、恋敵にホイホイ握手する剛太ではなく、
その手をパシッと払います……が、
qあwせdrftgyふじこlp」×2
と、互いに負傷した手だった為、
痛覚神経をもろに刺激してしまい、
いてぇよ〜!!
「何アホしとんじゃい!!ホレ、見せてみろ。
 手当てをするから。」
「あ、いいッスよ。一応自分で手当てしたから。」
「いいから、見せてみろ。
 夕べはやり過ぎた。すまない。」
と剛太の付け焼刃な包帯巻きを直します。
斗貴子さんって結構世話好きなんスね。


「右手同士、おそろいだな。じゃあ、改めて……」
と、握手を求めますが、またパシッ……
またまた出血しちまったぜぃ!!
蝶いてぇよ〜!!
コラー!!何やっとんジャイ鶏脳コンビ!!
 全く、今からこれじゃあ先が思いやられる。
 封鎖される前に、むじんくんのATMで
 銭を下ろしてくるから待ってろ。」
と、斗貴子さんは一時離れます。


「言っておくが、これはお前の為じゃないぞ。
 この逃避行の果てに、お前がどうなろうと構わない。
 俺自身がどうなろうと構わない。
 ただ、斗貴子センパイだけは全力で護る!!」
「なんだかね、お前と上手くやっていけそうな気がした。」
「ナンジャラホイ?」
「じゃあ、握手……」
「ゼッテェヤラネー。」
「よし、まだ銭は下ろせた。
 これで暫くは資金面での心配は無い。
 あまり濡れると傷に響くぞ。」
「シツレーシマーシュ。」
カズキと斗貴子さんの相合傘に嫉妬してか、
剛太も斗貴子さんの隣に入っています。
普通の傘でもきついのに、
折り畳み傘だと尚きついッス。


ところは、一夜明けて晴れた海豚海岸です。
「秘密工作員{シークレットサービス}・桜花からデムパ受信!!
 ナヌナヌ……パッピーカズキンの生存確認
 
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
 ……
ちんぴょろすぽーん!!

カズキの生存をパッピーに伝えようとした御前ですが、
パピヨンのセクシャルバイオレットな変体仮面水着に
思わずコケて島根県。
変態仮面見参!
ていうか、浮き輪持っているけど、泳げないんスか?
ま、病弱の頃と違ってホム男になったんだから
泳げるとは思うんですがね。


ひぃぃぃぃっぃぃぃぃぃっっっ!!!!!!!!
御前たんとリンクしている桜花も
恐ろしいまでの怖気に襲われている様です。
「何?如何したの?」
「何か今、物凄い怖気が……
 御前様!!何があったの!!?」
その御前たんはパピーの手でキューピー人形みたいに
ブラブラしとりまっせ。んでもって……
「到着が遅くなったから、と焦る事はナッシング。
 折角海へ来たんだ。蝶ゴージャスセクシャルバイオレットな
 水着で一泳ぎして行こうじゃないかい。
 黒い核鉄の事なら戦団の方がよく知っていようが、
 武藤の事となると、俺の方が一日の蝶が有る。
 ……こりゃ、腐女子にカンチガイされそうな台詞だな。
 あの男がそう容易くくたばる筈が無い。
 推定41日、武藤カズキが人間に復職出来るまでの
 タイムリミット……視聴者諸君は来週まで待ってい給え。」











次回予告

あの核鉄を手に入れた場所……。

そこにいけば何か判る筈。

必ずカズキを元に戻す。

その為なら、阻む者は誰であろうと斃す!!

次回『
逃避行

臓物{ハラワタ}をブチ撒けろ!

キャスト(敬称略)

武藤カズキ 福山潤
津村斗貴子 柚木涼香
キャプテンブラボー 江原正史
中村剛太 川田紳司
早坂桜花 生天目仁美
エンゼル御前 水田わさび
パピヨン 真殿光昭
武藤まひろ 平野綾
岡倉英之 風間勇刀
六舛孝二 近藤孝行
大浜真史 園部好コ
若宮千里 猪口有佳
河井沙織 下屋則子
火渡赤馬 関智一
戦部厳至 小山剛志
根来忍 浜田賢二

とりあえずは、
・カズキ生存
・カズキ&斗貴子さん&剛太の新・三匹が行く結成
・火渡と二人の愉快な舎弟が現在判明している再殺部隊メンバー
・パピヨン参戦

来週はパピヨン、戦部らが本格バトルを開始し、
斗貴子さんはその前の学校にレッツラゴーの予定です。



では、また来週!


本陣へ撤退
本陣へ撤退
撤退
撤退