今週は、神聖なる学び舎を急襲し、
そして危機一髪、あわやまひろを食そうとした
不届きな調整体野郎をあぼーんした
カズキのところから始まります。
「大丈夫かいまひろ、ちーちん、さーちん?」
「うん!ダイジョーブイ!!」
「「はい……」」
「斗貴子さんが一人でバトっている。戻らなきゃ。」
というと、顔半分を布で隠し、
再び戦場(校庭)へと舞い戻ります。
「逃げ遅れた娘{こ}がいるって本当か!?」
「武器は持ったか!?」
「おう!ばっちし!」
「女の子を見殺しにしたとあっちゃあ、
仲良し2−Bの名折れ!!
カモン、バケモノー!!……
ってあれ?バケモンは?」
どうやら、クラス2−Bは生徒間での
相互扶助が行き届いている様です。
そして、女の子達は全員無事でした。
「「槍の人が助けてくれました。」」
ヒーローは正体を明かしちゃいけないので、
ちーちん、さーちんはあくまで槍の人、で通します。
場面は変わって信奉者野郎の鈴木が
仲良し三人組に正体を突き止められて
悪党大ピーンチ!!な状態です。
特にリーゼント岡倉は拳をならして怒っているぜ!!
「説明……出来ませんか鈴木さん?
ひょっとして、外の二人ではなく、
貴方自身が、こちらではなく
あちら側の存在なんじゃないですか?」
震洋大ピーンチ!!
とそこに蝶野爆爵ドクトルバタフライの声が!!
「ハロー、震洋。」
「バタ爺様!!」
「どうやらここまでの様だな。
核鉄を持たない単なる人間の身で
よくぞそこまでやった。誉めて進ぜよう
「でわ……!?」
「お前はもう用済みだから、褒美として
生徒と一緒にランチッチにして遣わそう。」
「ありがたきしあわ……え?」
「心配するな、明日の排便の時には
多分思い出してやるから。」
出たー!!悪の組織の必殺技、部下を切り捨て!!
これぞ悪の組織クオリティ!!
しかし、その様なやり方は少年アニメでは
破滅フラグが立ったのと同義!!
バタフライよ、お前はもう死んでいる!!
「ひどいわ!!私との関係は遊びだったのね!!!!
キー!!!!クヤシイ!!!!!!!
……もうおしまいどああああああ!!!!!!
みんな死んぢまう!!喰われちまう!!!!!!!!
排便の時に流されちまうううううううう!!!!」
散々信奉者として弄ばれた挙句、
用済みとなると切り捨てられた鈴木……
まあ、半ば自業自得なんですがね。
錯乱坊しています。
「シャラップ黙れ!!」
「愛人に捨てられた女みたいな事言ってんじゃない!!」
「まだおしまいぢゃねー!!」
「そうだよ!!化物と闘っている二人がいる!!」
「さっきから何回も言っている!!
あの二人は俺達二人の力強い味方だって!!
今からでも遅くない!!銀成学園名物、
大鐘音を送るんだ!!」
しかし、錯乱坊鈴木に対し、
仲良しトリオと御前はまだ諦めません!!
カズキ&斗貴子さんならなんとかしてくれる!!
「臓物{ハラワタ}をブチ撒けろ!!」
「エネルギー!!全開!!」
後の憂いが無くなった二人は
ハッスルハッスル大調子だぁ!!
「おのれあのジャリキッズ!!!!
大人しく調整体戦闘員の歯グソに
なれっつーの!!」
段々悪化していく状況に、
バタ爺も段々イライラして来ています。
ホムンクルスでもカルシウムは必要な様で。
「大丈夫かカズキ!!」
「ダイジョーブイ!!
さっきより力がモリモリ湧き出してきている!」
「確か、パピヨンの時もそんな事を言っていたな。
『彼は、本当に人から友情パワーを
分けてもらっているのか……』」
古来より、元気玉を初めとして
友情パワーを力の源とするのは
『努力・友情・勝利』という
少年アニメの基本的な要素!!
地上戦ではダメと悟ったか、
調整体の一人は飛翔して斗貴子さんを奇襲!!
……が!突如飛来飛来した机がぶつかり、
調整体はバランスを崩して戦闘体勢が整わず、
斗貴子さんのバルキリー・スカートに
ブチ撒けられたぜぇ!!
「斗貴子さん、この机……?」
「ああ、私達を狙ったものじゃない……。」
「オラオラ、油断してんぢゃねえよ。
ていうか、ストロベリーいちゃついてんぢゃねえよ!!
お二人さん!!」
「みんながしっかり見てるんだぜ!!」
その声は!!!岡倉達仲良し三人組!!
二人が振り返ると……
校内には沢山のクラスメートの大音鐘が!!
「さっきはありがとー!!ちょっとかっこよかったよー!!」
「ごめんなさい…私、誤解してた……
本当に……ごめんなさい……!!」
「ガンバレー!!お兄……じゃなくて知らない人ー!!」
「もう誰も間違えねえ!!お前達が、俺達の心強い味方なら
俺達全員がお前達の味方だぜぃ!!」
これぞ銀成学園名物・大鐘音!!
FC版男塾においてははまさに命綱!!
カズキのサンライトハートが山吹色に燃える!!
バタ爺を倒せと轟き叫ぶ!!
大鐘音(だいしょうおん)
その由来は戦国時代、武田信玄が上杉謙信との合戦に於いて
どうしても援軍に行けず、苦戦におちいっている遠方の味方の兵を
励ますために自陣の上に一千騎の兵を並べ、
一斉に大声を出させ、檄を送ったという故事に由来する。
その距離はおよそ二五里、キロになおすとと100キロ
離れていたというから驚嘆のほかはない。
余談ではあるが、昭和一五年の全日本大学野球選手権
に於いて
W大応援団エールは神宮球場から池袋まで
聞こえたという記録がある。
民明書房刊『戦国武将考察』より
「男塾名物の大鐘音をやりくさるとは……
小癪で小憎たらしいジャリキッズめ〜〜〜〜〜!!!!!!!!
お前達!!共喰いして合体キング・蝶!!成体になって
小癪なジャリキッズをやぁ〜〜っておしまい!!!!!!!!」
ドロンジョ風に命令を下すと、共喰いを始めました。
<丶`Д´> ちょうせいたいAはなかまをよんだ!
<丶`Д´> ちょうせいたいBがあらわれた!
<丶`Д´> ちょうせいたいCがあらわれた!
<丶`Д´> <丶`Д´><丶`Д´>
<丶`Д´> ちょうせいたいたちが・・・?
..
.. <丶`Д´>
彡
<丶`Д´>ミ
<丶`Д´>
.
. <丶`Д´>
<丶`Д´> <丶`Д´>
<丶`Д´> <丶`Д´>
ともぐいしてキング・ちょう!!せいたい×2になった!
.,Å、
.r-‐i'''''''''''i''''‐-、
o| o! .o i o !o
.|\__|`‐´`‐/|__/|
|_, ─''''''''''''─ ,、 / _
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/ ` ´ i
| ∀ | ×2
! ノ
丶_ ノ
「共喰い!!?」
「いや、共喰いぢゃない!!」
合体の果てに、ガリガリ蝶!!成体と
デブデブ蝶!!成体が現れました!!
これは太{タイ}と細{シー}をイメージしているのか!?
「大丈夫斗貴子さん!!
何だか、今までに一番力が沸いて来ている!!」
「こぉぉぉぉしゃぁぁぁくなぁぁぁぁ!!!!
糞ジャリボーイが!!!!お前のものは私のもの!!!!
私のものも私のもの!!!!!
大人しくコンビニ弁当になっちまえぃぃぃぃ!!!!
お前達、やーーーーーーっておしまい!!!!」
「エネルギィィィィィ!!!!!
限ッッッッ界!!!!!!!!!!!」
しかし、所詮は雑魚の寄せ集め!!!!!!!!
テンション最高潮のカズキの敵ではなく、
一瞬で貫かれ、地獄に召されたぜ!!!!
「アホな……あの餓鬼……強い!!」
「強過ぎる!!本当に人から力を
分けて貰っている……!!」
当然ッス!少年アニメの正統派ッスから!!
「あと一体……!!?」
あれは何だ!?鳥か!?飛行機か!!?
いや、パピヨンこと蝶野攻爵!!!
何の前触れも無く唐突に現れたぜ!!!!
やばいよ!!バタフライ側の新戦力か!!
「強ーなったな武藤カズキ。
でも俺もほら、蝶カッコブーな
武装錬金で強くなった!!」
「ちょーの!!」
という事で、ひとまず舞台は
バタフライハウス{仮}に移ります。
「ムーンフェイスがプリキュア……
分身か?それとも双子か?
影武者徳川家康か?」
「ブッブー。全部外れ。
スペシャルヒトツ君人形は
ボッシュート。」
「やだな、よく見ておくれよ。
私達二人は同じじゃないよ。」
「私はムーンフェイス二十六夜。」
「私はムーンフェイス繊月(せんげつ)。」
「私はムーンフェイス朏魄(ひはく)。」
「観月。」
「二十三夜待。」
「玉鈎(ぎょっこう)。」
「下弦。」
「満月。」
「新月。」
「おー、満月ビューチホー!!」
「新月……こわっ!!!!」
「月齢は0〜29、その数に合わせて
30の形態に増殖する。
これがマイ武装錬金、
サテライト・サーティーの特性!!
30vs1、マラソンマッチになるけど
勝てるかな?」
……おまいらいい加減に汁!!
「月顔、いい加減に汁!!
ほら見ろ!!月齢を調べる為に
管理人が辞典と格闘してヒーコラヒーコラ
バヒンバヒンと必死じゃないか!!」
「おやおや、これは失礼。」
「一体ずつ潰して行けば済む事。
一門の大砲は三十の拳銃に勝る!
さあ、かかって来い!!」
「ムーン(×30)!!!!」
「十三のブラボー技{アーツ}の一つ!!
ブラボラッシュ!!!!
ブラブラブラブラブラブラブラァ!!!!」
ムーンが30人一気に掛かってきましたが、
ブラボーはブラボラッシュで
次々とムーンズを片付けていきます。
「効かん効かんん!!
このシルバースキンの防御力は無敵だ!!」
そして、ムーンアタック{仮}は
シルバースキンの防御力には歯が立ちません!!
「両断!!ブラボーチョップ!!!アッポォー!!!!
掛かって……こぉい!!!!!」
ムーンズの総攻撃!!
バタフライハウスに次々と爆炎が吹き荒れる!!
最後のムーン本体が地面のブラボーハットを
踏みつけて勝利宣言……かと思いきや……。
「何を勝利宣言している。残るは貴様一人!!」
「いんや、このサテライト30で増殖した私は
全て本物。一人でも残ればそこから再び……
ご覧の通り。君の攻撃がいくら強くとも、
流石にこの三十人を一瞬で全滅させる術は無い。
無敵防禦と無限増殖じゃあ、
ゴールの無い千年戦争に思えるけどぉ、
そこは人間対ホムンクルス、
どちらの生命力が長く持つかは言うに及ばず。
例えるならアルカリ電池とオキシライド電池。
技術の進歩っていいよね。文明開化ってやつ?
ゴールは君の死。君達はドクトルバタフライの
トラップ策にまんまと嵌った。
そうなればあのジャリボーイズ等
一溜まりも無くあぼーんだよん。
諦めが悪いねぇ。総入れ歯、ほら……
最初に始末した君の舎弟も
諦めが悪くて難儀してねぇ。
息の根を止めるのに丸々二日もかかっちゃった。
お陰でTVの録画をしそこなったよ。
今度レンタルビデオ屋に借りに行こっと。」
今度は「残るは貴様一人」が
「残る破棄様一人」になって島根県。
「そうか……アイツは諦めが悪かったか……
最後まできちんと強き意志で戦い抜いたか……!!!!
ブラボーだ!!この核鉄が目に入らぬか!!」
「52番目の核鉄!!
キンジョーから奪い返した武装錬金!!」
「シルバー・スキン!!!!!!アナザータイプ!!!!
錬金の戦士をただの戦士と思うな!!
戦士斗貴子も!戦士カズキも!
いかなる状況でも強き意志で戦い抜く!!
俺は!二度と部下を死なせはせん!!!!」
これがシルスキアナザータイプ!!
これで戦況は一変する!!その能力は一体!?
ところは再び学園に戻ります。
「あれは何だ!?」
「鳥か!?飛行機か!?」
「いや、巷で噂の宙に浮かぶ変質者ね
パピヨンマスクの怪人!!」
いや〜、もうすっかり有名人ですねぇ。
「何しに来たんじゃいバカ子孫。
呼んだ覚えはナッシング。」
「そうだな……強いて言えば……
一人でも高く遠く飛べる様になった
この姿をアホ御先祖とムトカズに
お披露目にってところかな。」
「その羽根……武装錬金だな?」
「ピンポーン、正解。
でもヒトツ君人形は上げないよん。
名づけて……臨死の恍惚{ニアデス・ハピネス}!!」
と言うや否や、もう一体の蝶!!成体に
黒色火薬を巻きつけて爆殺拳してしまいました。
やはり噛ませ犬か。
【ニアデスハピネス】
背中から蝶の羽根状に発動する。
意のままに形を変え、意のままに動かせ、
意のままに着火出来る
黒色火薬{ブラックパウダー}の武装錬金である。
小規模の爆発を利用して、飛行も可能である。
「我ながら強い……惚れ惚れしちゃうよ。
もう保護して貰う必要はナッシング。
今まで有り難う、アホご先祖様。
まずはアンタからお礼参りをしよう。
次のお礼参りの相手は何一ついい思い出の無い
小憎たらしいこの学び舎を
ゴージャスなバーベキュー会場にしちゃおう。
そして最後の本命のお礼参りの相手は
……武藤カズキ!!」
「判った蝶野!!但し今、お前の言った順序は変える!!
まずはLXEと決着を着ける!!」
「オッケー。じゃあ、そう予定を変えよう。」
「……揃いも揃ってこの私、
ドクトルバタフライを前座扱いか……
ケツの青いジャリ共が嘗めくさりおって!!!!!
三人まとめて相手をしてやるもんねー!!
LXE創始者!ホムンクルス・蝶野爆爵の
百年かけて培った力を、見せてやろう!!」
というやいなや、バタ爺はシルエットのまま
ケンシロウみたいに筋肉で服をびりっと破りました。
シルエットでよく判りませんが、マントをしているみたいです。
そして!フラスコの中の裏切りの戦士が胎動を始め、
アラームが鳴っている!!こいつぁピンチだぜィ!!!!
という訳でCMに移ります。
どうやら、フラスコアラームはとんでもない近所迷惑で、
生徒達からも耳が痛いと苦情が苦情が出ています。
二二二二二二l | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| 引っ越し!引っ越し!!さっさと
| | ♪ _________ ♪ | ∧_∧ 引っ越〜し!!しばくぞッッ!!!!
| | |◎□◎|. | <`Д´ >つ─◎
| | /´ ̄ ̄ ̄ ̄/⌒ヽ.| /´ ̄し' ̄し' \ ///.
 ̄ ̄| | | ̄ ̄ ̄| 、_人_ / 彡 ◎ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | | _) ◎彡.| | バン
| | | | ´`Y´ .| | バン
t______t,,ノ t_______t,ノ
「アラーム……彼が……私の朋友が目を覚ました……。」
何か、フラスコから触手みたいな管がぎょーさん出て、
校舎に規制する形となっています。
そして、それに呼応する様に校舎の生徒達から
次々とデュエルエナジーが吸い取られていきます。
遊戯王デュエルモンスターズGXとのシンクロニティか!?
どうやら、これが裏切りの戦士の食事であり、
「能力」ではなく「生態」として自分以外の生物の生命力を
ダイレクトに奪う、「エネルギー吸収(ドレイン)」らしいです。
「させるかー!!」
「ほざけ糞ジャリー!!」
「チョイマチ!!俺の決めた順番に従ってくれ給え。
ムトカズにアホご先祖様。」
「カズキ、骨肉の内ゲバなら好きにやらせておけ。
それよりあのガラクタフラスコだ!!」
「そうだ!!あのフラスコをブチ壊さない事には
生徒全員がミイラになってしまう!!
というという訳で、パピ男VSバタ爺の対戦カードが決定し、
斗貴子さんとカズキはフラスコ破壊プロジェクトに
参加する事になりました。
「出来損ないの未熟者が……
命を助けたった恩を忘れてこの有様か、バカ子孫。」
「実験台にしただけだろ。
貸し借り無しのお互い様だ、アホご先祖様。」
どうやら、バタ爺のマントの中にはパピヨンスーツを
白にした様なイカシたスーツの様です。
蝶!イカすぜ!!
バタ爺は核鉄の入手経路を問いますが、
パピ男は自分の力でゲットしたと言い張ります。
「アホご先祖様、アンタには一応感謝している。
切っ掛けはアンタの残した研究の一部だしー。
何よりこのスーツが蝶!!サイコー!!
アンタみたいに小林幸子のそれの出来損ないの
マントみたいなものを付けないで、
堂々と人前に晒せるくらいにね。
バットだが、保護してやっている、と
言われてまで大人しくしている俺じゃないのは
アホご先祖様でも理解るだろう?
俺に保護が必要かどうかは……
そのそっ首で試してみろりん!!」
「同伴決定!!即ち死亡決定だ!!」
バカ子孫とアホご先祖の対決だぁ!!
パピヨンの攻撃!
だがバタ爺は軽やかに交わすぜぁ!!
「おっと、その武装錬金の特性は既に割れているよん。
神経系統に作用して方向感覚を狂わせる。
俺のニアデス・ハピネスの敵じゃない。
そこの管理人!!そしてレビューを見ている諸君!!
校舎のギャラリー諸君!!
『ハピネス』だよ!!『パピネス』じゃないからね!!
ちゃーんと覚えておきたまえ!!」
「アンポンタンの虚け者が!!
それは拡散状態の作用に過ぎん!!
密集状態での作用はその程度では済まんぞ!!!
バタフラーイ・フラッシュ{仮}!!」
バタフライ・フラッシュ{仮}を浴びて、
パピヨンは幻覚の世界に閉じ込められてしまいました。
あ、マスクがなくなってるよ。
「マスクが!!マスクが無い!!天帝様はマスクを欲しがっているぞ……
じゃなくて、あれが無いと俺わ!!俺わああああああああ!!!!!」
「あったー、あんなところにまいますくがー。
あーん、まって〜ん。」
余りにも怪しげな空飛ぶ蝶々マスクに釣られ、
パピヨンは明後日の方向に行っちまった!!
「何じゃいお前、まだ学校を辞めとらんかったのか
面倒いからさっさと学校辞めろ。」
「巳田……!?」
何で巳田が!?しかも蛇状態で!!
「あいて!!」
「ゴルァ!!何処見て歩いてんだこのモヤシ!!」
「猿渡!?」
どうやら、パピヨンは蝶野攻爵時代の
トラウマを見せ付けられている様です。
「ウヒヒヒヒ!!お前の事だよ!!
『ヒキコモリ\(≧∇≦)/』」
「蛙井!!」
「アンタ病気で死ぬんだって?
ナーんだ、それならもう用は無いわ!!」
「花房!!」
「こんなところで油を売っていましたか。
さあ、トレーニングを始めましょう。
このままでは、ただの役立たずですよ。」
「鷲尾!!」
「もういい鷲尾。こいつは既に見限っている。」
蝶野オヤジも登場だ!!
しかし、何故アニマルホム軍団の中で、
猿渡だけホム化していない姿で現れたんだ?
「そう!蝶野の家は俺が頂く。
だからついでにこのマスクも俺にちゃぶ台。
どう、お似合い?」
そして、マスクは次郎の手に渡っていました。
ていうか、おまい一人称は『ぼく』じゃなかったか!?
いー加減なやっちゃなー!!
「qあwせdrftgyふじこlp〜〜〜〜」
「これが真の特性。密集させて濃度を上げれば、
神経系の中枢たる脳味噌まで作用し、
厳格をもたらす我がチャフの武装錬金……
アリス・イン・ワンダーランド!!
精神の内側から、じわじわと削り殺したるわ!!」
どうやら、その特性とは、
メダパニと同じらしいです。
「させるかアホご先祖ー!!!
その前に貴様をバーベキュー!!」
「無理無理無駄無駄ぁ!!」
パピ夫は反撃とばかりにパピヨンビーム{仮}を放ちますが、
バタフライマントにはじかれて島根県。
「お前は既に、現実と厳格の区別も付かない
ワンダーランドに招待されている。
入場料は特別にロハにしてやろう。
最早、この声も届いているかどうかさえも怪しいもんだ。
同じ蝶野でも器が違うんだよ。」
『テレビ東京 ニュース速報
行政改革担当大臣に渡辺喜美氏が』
「……ええい!!うっとおしい!!
後一時間ずらさんか!!ニュー速!!
視聴者諸君もそう思うよな!?
私は究極の生命と出会い、
進化の手段として錬金術を使用った。
だが、お前は死の恐怖からの
逃避の手段として錬金術を使用っただけ。
お前は心身共に脆弱いんだよ。
もう終焉りだな、バカ子孫の攻爵。」
「その名で俺を呼ぶな……
それはお互いに人間だった時の話だ。
だが今は違う!!全く違う!!
俺の名は!!!!!!
パピ!!!!ヨンンンン!!!!!!!!!!」
「攻爵!!!!!!」
「その名前で俺を呼ぶんじゃないアホご先祖!!」
どうやら、カズキ以外に蝶野攻爵の名前を
呼ばれるのは酷く嫌らしく、
それで目を覚ましました。迂闊ですね。
「その名で俺を呼んでもイイのは只ひとーり!!
貴様の言う心身共に弱かった男の最期を
看取った只一人の漢{おとこ}!!
その名はむとぉおぉぉぉ!!カズキ!!!!
カモンカモン!!!!、アホご先祖様!
次は現実も幻覚も纏めてあぼーんしたるもんね!!」
「ならば、別の幻覚で攻めればいいだけの事。
何事も切り替えの早さが肝心なんだよ。
レビューを見ている君達もよく覚えておきたまえ。」
再びバタフライ・フラッシュ{仮}でパピヨンに
メダパニをかけようとしますが……
たった1匹の蝶型爆薬で防がれて島根県。
「ワンダーランドは強烈な発光ダイオードによって
相手の脳を侵食する。つまりだ……
発行の瞬間を爆炎で遮れば、
何の問題もナッシング、ノープロブレムだ。
手の内はバレバレなんだよ。
俺は病に伏せる前は天才の名前を欲しい侭にしていた。
どこぞの自称天才の偽野郎・Aとは全く違う。
その上、天才だから抜かりは無い。
次の手は既に打っている。逝け!!黒死の蝶!!」
パピヨン は メラゾーマ を と な え た
だ が は ず れ た
「なにをぱら!!?」
「如何した自称天才?何を驚いている?
貴様如きが天才なら、私は蝶蝶天才!!
拡散したアリス・イン・ワンダーランドは
貴様の方向感覚を狂わせる。
この霧の中では、例え1メートルの距離から
狙ったとしても私には当たらんよ。
それともう一つ!!距離感も狂わせる!!」
マヌーサとメダパニの複合呪文、マヌパニかよ!!
という訳で、パピーは自分の蝶で
大ダメージを受けてしまいました。
「貴様と、あの槍のジャリボーイに場を乱され、
火の病を起こしたのがまずかったな。
落ち着いて冷静に対処すれば、この通り。
貴様は、多角へも遠くへも飛べなかった。
出来損ないのスクラップ級に相応しい姿だな。
余計なプライドなどを持たずに、
大人しく保護されていれば良かったものを。
結局彼の復活の礎の一助となれたことが、
貴様が唯一なしえた事。もう貴様は洋梨。
消滅汁。」
パピヨンのどてっ腹に真ん円の穴が開いているぜ!!
こいつぁ大ピンチだパピヨン!!
オマケに吐血も再発だぁ!!
「一つ教えろ。フラスコの男……正体は何だ?
本当にホムンクルスなのか……?」
「ホムンクルスの王たる男が、
ホムンクルスと同じ訳が無かろう。
人間でもホムンクルスでも無い、第三の存在。
彼は、ホムンクルスすら喰らう事が出来る。
まさに生物界の頂点に立つ男。
彼を始めてみた時、私は学者として、
錬金術師として、そして人間として、
心の中で自然と膝間付いていた。
どんなに時が掛かろうと、必ず彼を復活させる。
それが私の天命!!
その為に私は人間型ホムンクスルとなった!!
その気持ち、身の程知らずの貴様でも、
彼の姿と力を見れば嫌でも理解かろう。
今となってはそれも叶わんだろうが……!!?」
「そうでもないさ……。
黒死の蝶……遠近無視の360℃方位……。」
「一体なんじゃこりゃー!?」
いつの間に周りに黒死の蝶がわんさかと!!
やるなパピヨン!!そしてドクトルバタフライは
『相手を追い詰めた際「冥土の土産に教えてやろう」と
おしゃべりをかますキャラは、ほぼ確実に形勢逆転され、
自分が冥土行きになる』
この黄金律{ゴールデンルール}を地で行きくさったか!!!!
「これなら貴様の武装錬金も只の霧だ。」
「キサマ正気かぁー!!?
これでは貴様も一緒に吹き飛ぶぞぉ!!!!」
「一回死んでいるんだよぉ。
一休さんも言ってるだろ。
気にしない、気にしない♪」
「一休さんって……
ややややめろおおおおおお!!!!」
「貴様も一辺死に臨んで見ろぉぉぉ!!!!
意外と恍惚で病み付きになるぞ!!!!」
と、全黒死の蝶の特攻爆発をかましました。
どうなるこの決着!!!!
「しかし……人間もホムンクルスも超越える存在……
人間型ホムンクルスが最上級……
究極とばかり思っていたが……
まさかその上に更なる高みが存在るとはな……。」
「疑うなら、その眼{まなこ}で確かめてみろ……!!
そして己の身の程を知るがいい……!!」
「そうやって貴様は身の程を知ったという訳か?
そして人間型ホムンクルスで満足した、と。
更なる高みを知りながら、羽撃たこうとはしなかった!!」
どうやら、バタ爺はパピ手刀に
章印と臓物{はらわた}を貫かれ、虫の息の様です。
「決めたぞ!!俺はこの未完成の体を脱ぎ捨てて!!
更なる高みを目指して飛翔ぶ!!
アホご先祖様、貴様と俺は似ているが違う!!
貴様は眩い閃光{ひかり}に惹かれてうろつくだけ。
一人では高くも遠くも飛べない……蛾だ!!
蛾が蝶に追いつけるか!!
貴様は俺にとっての蛾なんだよアホご先祖様!!」
場所は校舎に移ります。
一分一秒でも早く屋上に上らなければ、
校舎は生徒達と教諭達の巨大な棺桶になってしまう!!
ハリアッ!!斗貴子さん!!カズキ!!
しかし、カズキは2−Bで足が止まってしまいます。
どうなっているかを確かめたいのでしょう。
「開けるなカズキ!!気持ちはわかるが、
今は先に進むのが先決だ!!
『開ければ足だけでなく、心も止まる!!』」
今度は「開けるなカズキ」が「開ける中好き」に……
もうエロスは止まらない!!
「黙れエロス管理人!!」
「ゴメン斗貴子さん!!開けーゴマ!!」
開けちまった!!どうなる次週、
じゃなくて……10分位後!!!!
次回予告
銅褐色の肌……
人間でもホムンクルスでも無い第三の存在……
私はカズキに、何をしてしまった!?
次回『キミは誰だ?』
臓物{ハラワタ}をブチ撒けろ!
キャスト(敬称略)
武藤カズキ |
福山潤 |
津村斗貴子 |
柚木涼香 |
キャプテンブラボー |
江原正史 |
武藤まひろ |
平野綾 |
岡倉英之 |
風間勇刀 |
六舛孝二 |
近藤孝行 |
大浜真史 |
園部好コ |
若宮千里 |
猪口有佳 |
河井沙織 |
下屋則子 |
パピヨン |
真殿光昭 |
蝶野爆爵{ドクトルバタフライ} |
長克己 |
ムーンフェイス |
関智一 |
鈴木震洋 |
坪井智浩 |
エンゼル御前 |
水田わさび |
鷲尾 |
伊藤健太郎 |
巳田 |
置鮎竜太郎 |
猿渡 |
稲田徹 |
蛙井 |
結城比呂 |
花房 |
加藤優子 |
蝶野刺爵 |
関部啓一 |
生徒 |
柿原徹也 |
|
谷口祐貴 |
|
川野剛捻 |
どうやらバタ爺は来週……もとい約10分後で退場する様ですね。
そして、とうとう裏切りの戦士が!!
まあ、二週続けてレビューするので、続きは 約10分後で。
第六話では、オヤジは蝶野子爵になっていまして、
何か訳でも有るのかな、と思いましたが、
結局只の誤植でしたか。
では、又来週……もとい約10分後!!
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